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Baleen Morning

孤独と自由は決して対極にあるのではなくて、お互いがお互いを内包する関係性にあることで、それぞれが同じ目線に立っているのかもしれない。

太平洋を大航海するヒゲ鯨を想像すると、僕はいつも孤独とともに大きな自由を感じることができる。そこには果てしない海原があり、美しい太陽を浴びる朝が来る。遠い遠いヒゲ鯨の朝を思うイマジネーションは、僕にどこか切ない、でもどこかとても優しい気持ちを届けてくれる。そうだ、孤独も自由も決して悪い状態ではない。もしかしたら、人間として目指すところは大海原のヒゲ鯨にあり、ひとりの男として見習わなければならないのはその逞しさにあるのかもしれない。

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