思い出話をひとつ。

わが家の庭は南向きだけど半日陰。住宅街あるあるな立地条件で、どうしてもそうなってしまう。いかんともしがたく不可抗力。
詳しいことはこちらからどうぞ。　→　「半日陰の庭の植栽です♪」
庭の【F】エリアのユキワリソウは、今は亡き父が生前送ってきてくれたもの。

わが家を購入したとき、「庭があるなら植えるといいよ」と父が平鉢に小さな2株ほどを送ってくれた。多分、自分が育てていた盆栽用の鉢に植えこんでくれたのだと思う。

父は山育ちの人だったので、植物は樹でも花でも苔でもなんでも好きだった。前庭には花木、松など、裏庭にはユキワリソウ、ミニ菜園を作っていた。その中からユキワリソウを送ってくれたのだろう。
実家は季節を問わず、いつもたくさんの植物があふれていた。そんな環境で育った私は、当然のように植物が好きになった。

こちらは関東で夏はとても蒸し暑い。それでも、ユキワリソウは半日陰のせいか元気に育ち、大株になりすぎて何度も株分けしている。いつの間にか7株くらいになり、花色も紫色、白、淡いピンク色とバリエーションが増えていた。自然に交雑したんだと思う。

毎年春がきてユキワリソウが咲くと、父のことを思い出す。

「お父さんありがとうね」