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あるをみる 〜2024年のわたし〜

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変化を追い求める心を一旦休めて、「無」を整える。その中にある、「あるをみる」。そんな2024年の記録。
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勉強し続ける大人で在る。

勉強し続ける大人で在る。

最近の我が家は何だか学習モードである。

「人生楽しい!日々に感謝!」とちゃかちゃか動き回っている夫は、少し車への熱が落ち着いたのか、電気工事士の資格の勉強をしている。その傍ら、「いつか海外移住するし!」と英語とフランス語も勉強しているようだ。少し英語で話しかけてみると、そのレベルには驚きだが、娘たちに鼻で笑われてもめげない彼のメンタルは尊敬に値するので、わたしはやさしく見守ることにしている。

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普遍性と不変性

普遍性と不変性

果たして、一体全体、「変わらないもの」ってあるのでしょうか。

よく、変わることと変わらないことについて考えているけれど、
大きな変わらないもの(一日は24時間である、とか、一年は12ヶ月である、とか)の中に変わるものが散りばめられている、というのがおおよその答えなのかな、と思う。

同じ、単調な毎日の繰り返し、と思っても、すべて違う。
同じものを食べ続けたとしても、食べているものそのものは違うし

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幸福に降伏せよ

幸福に降伏せよ

水星逆行だか、ピンクムーンだか、もはや何のせいだかは知りようもないことだけれど、今月は本当にタフなひと月だった。

落ち尽きては自分を落ち着かすべく迷走し。
なんとかかんとか目の前のことに集中すべく努力するものの、なんともかんとも空回りし。
何もかもを投げ出してしまいたい衝動に駆られながらも、何もかもをコントロールしようとしすぎていた。

満月の前の日に、とうとう崩壊。
倒れる寸前で子どもたちのお

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自分自身のいたわり方

自分自身のいたわり方

最近何かと気力がなく家にこもっているわたしに、頻繁に「自分を許すこと」「自己受容をすること」「自分を愛すること」と言ったメッセージが舞い込んでくる。
(夫がそういう類のYouTubeを観せてきたり、友人に言われたり、自分で考える芯の問題はそこなのかなあ、と思ったり。)

で、とにかく環境が許されているのだから、こうなったら素直に自分をいたわろう、という気持ちに、やっとなってきたわけである。

やや

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戻るところがわかるとき

戻るところがわかるとき

春になるたび、一旦なにかが死に、なにかが新しく生まれ変わるのかもしれない。
自然はそういう生死を繰り返している。
人もどこかで、毎日、毎分、そうやって生きていて、全部が死なないうちは生きているのかもしれない。

落ちるところまで行ったら這い上がる。陰極まれば陽となる。
乱れた状態で中庸を保とうとすることほど、不安定さが露呈する。
乱れているのならば、その時こそ自然の大きな流れに委ねるしかなくて、そ

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ズタボロ新年度

ズタボロ新年度

タイトルの通りの毎日である。

こうやって書くことがやっとのことでできた。
新生活の緊張や疲れで、子どもたちもわたしも咽頭炎になり発熱していたここ数日。
その前からどうしたわけか、毎日何度もどん底の気分になる。不幸が起きたわけでもないのに、という罪悪感が拭えない中、うつ状態で過ごす厄介な二週間が過ぎた。

何もやる気が起きない。
何にも興味がない。
何を食べても美味しくない。
感情がわからない。

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曇り空の下の桜とわたしとレスキューカー

曇り空の下の桜とわたしとレスキューカー

娘の入学式が始まる頃、わたしはJAFを待っていた。
向かいの小山に咲く、美しい桜の木を眺めながら。

諸々の状況から、元々わたしは入学式に行かないということになっていたのだけれど、でもああ、今日からかぁ、とか家に居ても少しは感傷的になりたい朝だったはずだ。

それが、JAFである。

ここ最近、ずっと雨でぬかるんでいる家から少し離れた場所に、一週間ほど前から車を停めないといけない状態になっていた。

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わなわな感から学ぶ。

わなわな感から学ぶ。

先日久々に、他人に対し強い怒りを感じた出来事があった。

東洋医学では「五情」と言って、感情と臓器との関連性も診たりするのだけれど、特定の感情を悪いとか良いとか分類することはなくて、それぞれのバランスや与えあう影響を診たりする。どの感情がどの臓器、とシンプルに分類するのは簡単だが、ではどうバランスをとるのか、となってくると、ああ、どう生きたら良いのだろう、難しいものだな、と唸ってしまう。

最近、

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太陽系とわたし。

太陽系とわたし。

今日から水星が逆行するということで、夕方、惑星の逆行と水星の特徴について調べていた。
惑星や占星術の勉強はなかなか面白い。
もうちょっと詳しくなりたいな、と思う。
だが、地球に降り注ぐ太陽系の惑星たちのエネルギーを勉強しようと思っても、制御しようがないスケールの中で何が本当か何が正しいのかなどと考えても何も意味がないのではないかと言う気分になるのも事実で、断言できないものをどう扱って良いのだろうか

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身代わりの崩落

身代わりの崩落

大雨が降った翌日、裏山が崩落した。

大雨と大風は、精神をもかき乱す。
ただでさえ、三月という落ち着かない時期に、このお天気のごとくわたしの内面は乱れていた。裏山崩落は、そのトドメのような出来事だった。

朝、大きな音がした、と娘が言っていたが、家の中の負けないくらいの喧騒で、わたしは気に留めていなかった。そこへ、朝陽を浴びに外へ出ていた夫が、はにわのような表情で戻ってきて言う。

「大変なことが

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昭和の余韻と生きる今。

昭和の余韻と生きる今。

昼間家に居場所がないお父さんみたいな心境の今日このごろなのだが、夜みんなが寝静まったあとの楽しみは密かな幸せ感をもたらしてくれている。

それはAmazonプライムで映画やドラマを観ること…。そうするとつい、寝不足になってしまい、次の日余計に調子が上がらす、夫に「自律神経を整える努力が必要だ」とか言われてしまうのだが。
わたしとしては、この楽しみを奪われてまで整えたいとは思わない現状に問題があるの

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異国情緒ナイトが教えてくれたこと

異国情緒ナイトが教えてくれたこと

ひょんなことから、スパイス料理教室に参加してきた。

前日何気なく眺めたとあるグループメッセージにピンときて、深く考えずに参加表明をして、雨の降りしきる中、行ってみることに。

スパイスをイメージしていたわけではないのだけど、ちょっとビビッドな色の服(と言っても、えんじ色と緑色なのだが)を着て行ったわたし。ガラガラ、と引き戸を開けたら、主催者も参加者も、ベージュやラクダ色の自然素材でできた、それは

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降り注ぐベストタイミング

降り注ぐベストタイミング

春分の日。

宇宙元旦、らしい。というのは太陽を中心とした惑星の配置から地球に降り注ぐエネルギーや起こってくる兆候をみる、友人たちとの星詠みの会で知った。
「地球暦」というその見方によると春分は一年の始まりで、今日から2024年の新たな流れが始まるそうだ。

この機に、一年の目標、願い事を明確にし、予祝をすると良い、なんて投稿も目立ったので、影響されやすいわたしは、夢かあ、目標かあ、なんて朝から少

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日常から抜け出して見える日常

日常から抜け出して見える日常

大都会を歩くと肩が凝る。
大都会に居ても被写体として追い求めるものは、空であったり木であったりする。
大都会に来て、普段いかに猫やキジやタヌキやイノシシやキョンが身近にいるのが当たり前の生活を送っているかなんてことに気づく。

洗練されたもの、とか、きらびやかな雰囲気、とかをちょっと感じたい気持ちはまだあるけれど、このカオスな情報量の多さはもう必要としていないなあ。

わたしはなぜか今、大都会のホ

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