見出し画像

Q. なぜタイトルが必要なのか?;セルフブランディングのノウハウ

 ここで言うタイトルというのは、肩書きのことです。私もいくつかの肩書きをNoteの中でも使用していますし、シーンや相手に応じて使い分けています。また、資格の活用方法を示すことを目的の1つに掲げていることもあって、様々な資格を並べて記載することもあります。これらの理由は何でしょうか?ここでは、私が考える4つの答えを、手短に説明したいと思います。

A1. ハッシュタグと同じです

 例えば、このサイトは匿名でやっていますので、肩書きでの権威付けも承認欲求もありません。一番の理由は、自分が何かに熱く語っても、それを見てくれる人がいなければ意味がないので、検索されてひっかかったり、目にとまりやすくするために情報を記載しています。

A2. +1点の効果を得るためです

 +1点の効果というのは、同じくらいの有用性や能力のもののなかで、1つのものを選ばなければならないとき、肩書きやタイトルがその1つになりうるからです。人の採用する面接のときに、どの人も甲乙つけがたいというケースの時、何が採用の是非を決めるでしょうか?モノを購入するとき、どれも甲乙つけがたいというとき、何が購買の決め手になるでしょうか?

きっとそれは、資格であったり、何かの認証であったりするのではないかと思います。タイトルは、均一な集団の中での+1点を取るために有効な戦略です。

A3. 筏になるからです

 「名は体を表す」と言いますが、何かのコンセプトは言葉による縛りをかけることによって、広がりが生まれると言われています。まさに、キャッチコピーなどが良い事例でしょう。また、ヨハン・ゲーテの詩に次のようなモノがありますが、端的にタイトルが持つ力を示していると言えます。タイトルは、自分自身の自信の表れや気持ちの高ぶり、そして接している人達の心の高ぶりに関わる可能性があると考えています。

「心が海に乗り出すとき、新しい言葉が筏を提供する」
ヨハン・ゲーテ

A4. かけ算をするためです

 ニッチを獲得する。世の中はスキルの掛け算で差別化を図る戦略がかなり有効です。商品開発などにおいては、ポジショニングマップという方法が良く用いられています。これは2つの軸で、他社製品をマップし、他社製品のないニッチな部分に対して製品を展開することによって、競合と差別化した商品を開発するという考え方です。狙いとするニッチな領域に対して、条件を組み合わせて示すことで、差別化を図るという点で、商品開発と人材開発(ブランディング)は同じなのです。このあたりはまた別途まとめたいと思います。

まとめ

 以上、私が挙げた4つのポイントから、「タイトルが必要な理由は、広報や差別化において重要な役割を担うから」と結論できます。

A1. ハッシュタグと同じです   → 広報・差別化
A2. +1点の効果を得るためです  → 差別化
A3. 筏になるからです      → 広報・気持ちを高める/動かす
A4. かけ算をするためです    → 差別化

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?