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すばらしい俳優たちとともに:【上演終了】『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』

『春琴抄』(大阪・あべのハルカス)の上演を終えてから書いたnoteです。ちょびっと重たい表現かもしれませんが、俳優への愛が溢れているnoteです。3人の演技、とても素晴らしかった。関東圏の方々にも観ていただきたかったです……

前書き(2023年3月16日)


おうさか演劇祭参加作品『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』が無事に終演しました。関西の皆さま、ご来場いただきまことにありがとうございました!

また、関東からはるばるお越しくださったお客さまへ。いつもぺぺぺの会を気にかけてくださり、ほんとうにありがとうございます。

今回は、ぺぺぺの会の前身・fukurodanotakiでの新潟公演以来の遠方公演となりました。そのため、自ずとぺぺぺの俳優やスタッフとおはなしをする時間も増えましたし、東京では出逢えなかった方々とも、密に関わりあえる貴重な機会となりました。

演劇をするといつも人と人とのつながりに思いを馳せ、感謝で胸がいっぱいになるのですが、今回はこれまでよりもさらに「絆」を実感する公演になりました。

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さて、15日に演劇祭の授賞式がありました。例年であれば、会場を貸し切ってリアルな空間で食べたり飲んだりしながら歓談するらしいのですけど、今年はバーチャル空間(クラウドオフィスRISAとzoomを併用し、YouTubeライブで配信する)で開催しました。

本音を言ってしまえば寂しさはありましたが、運営の皆さまのおかげでひじょうに充実した時間を過ごすことができました。ほんとうにありがとうございました。


ぺぺぺの会としては「優秀劇団賞」と、出演者である佐藤鈴奈石塚晴日新堀隼弥「審査員特別俳優賞」を受賞しました。僕の大好きな、そしてたいせつな俳優たちが賞を頂くことができて、とてもとても嬉しいです。

僕が大学生のときにたいへんお世話になった演出家が言っていた。

「俳優がへたにみえるときは演出家の責任で、俳優がじょうずにみえるときは俳優のおかげです」

僕はいつもこの言葉を胸ポケットにしまいながら演出をしています。3名の俳優は、途轍もなくじょうずでした。つねに作品をよくすることだけを考えてくれていました。また、そのための努力を惜しまず、どんなときも稽古場を明るく照らしてくれました。これからも彼・彼女たちと仕事ができますように、彼・彼女たちに相応しい存在であれますように、僕は弛まず努力しつづけようと思いました。

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ぺぺぺの会の次回公演『No. 1 Pure Pedigree』は5月1日から4日まで、北千住BUoYで上演予定です。稽古は今月末からはじまります。今週は勉強のために多くの時間を費やします。


◎『春琴抄 -ホワイトアウトする静謐-』、頂戴したご感想。ご来場まことにありがとうございました!


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