ぺぺぺの会

このようなアナロジーが説得力を持つ時代

今年は2本の長編戯曲を書きました。『夢の旧作』という7編の詩からなる戯曲と、『9.807』という繰り返される独話によって対話を生み出す戯曲。2つの戯曲に共通する、人間を捉えなおすという壮大なもくろみ。

“わたしがわたしであることの意味捜しをするまえに
わたしが人間であることの意義をふたたび確認したい”
「DDT」『夢の旧作』より

いつの時代にも確固たる答えなんてものはありませんが、人類が大きな

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牛丼は吉野家!
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一年をまとめる演劇公演を終えて、ふりかえる「ぺぺぺの会」

10月4日から13日まで、上演していた演劇『9.807』が終演しました。観に来てくださった方や気にかけてくださった方へ最高級の感謝を。

途中、台風による公演中止もありましたが、千秋楽を満席で迎えることができたことを嬉しく思います。

ぼくが所属する「ぺぺぺの会」は、演劇を中心とした芸術活動をおこなうチームです。代表者を一人に任せず、全員が主体となって創作活動をすることができるのが特色です。ぼくは

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牛丼は吉野家!
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環状線を走る

今、私は、電車にのっている。

私はこの電車で、いつものように揺られていた。

この電車は、どうやら環状線を走っているらしい。

らしいというのも、私はこの電車に気づいたら乗っていた。
なぜ乗っているのかはわからない。
でも、皆この電車に一度は乗らなきゃいけないらしい。

この電車にはたくさんの人間が乗っていた。

電車では、見渡す限り、皆下を向いて液晶画面を眺めている。

耳栓をしている人

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カビの生えたおでん

YouTubeなんて今ではほとんど見なくなってしまった。2年前くらいにYouTubeをよく見ていたのは、

「おもしろいからあなたも是非見てみなさい」

とオススメされたから。仕事と仕事の合間、何かに区切りをつけたいときとか、息抜きするために見ていた。

ちょうど喫煙者にとっての一服のようなものだ。ユーチューバーが主人公の短編演劇まで作ってしまった。

あの作品は県境をいくつか越えて、新潟で開催さ

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牛丼は吉野家!
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自分の蓄積を力に変える

私がいつも感じてしまう感情があります。
それは「劣等感」です。
どうしてかそれは…自分が希望ある目標に向かおうとしている時に頻繁に現れ、私の心を蝕みます。

人とのコミュニケーションや勉強、演劇のことでも私には自然と、当たり前に出来るようなことが少なくて必ずパターンやスキルを必要とします。例えば「この場合は、こう対応するのが適切なんだろうな…」と、一度経験から学習した思考を介入させないと周りが当

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稽古日誌的なもの その2

私が今役者としてお世話になっているぺぺぺの会には師匠がいます。いや…まぁ師匠というのは前回の公演の稽古時に生まれた愛称なんですけど、最近はその方を本当の師匠のように尊敬しています。ふと見ても常にカッコいいので身が引き締まる思いです。愛称だったのに、そこに後から本物の思いが乗っかってくるって変ですよね…!

ぺぺぺの会の方は皆さん各々の卓越性がハッキリしているというか、そもそものポテンシャルが高いん

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稽古日誌的なもの

ぺぺぺの会の稽古では戯曲読解をする。
今日の稽古でもした。
https://twitter.com/pepepe_no_kai/status/1164059003942400000?s=19

今回の戯曲は幸い私が学科で学んできた知識が活かせる部分が多いのだが、それでも世間話とは違って、自分の意見とか、伝わるか分からないけど個人的な解釈とか、それらをどうにかして伝えようと必死になる。

私はよく

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ハジメマシテ。

はじめまして、熊野美幸です。
「のいず」「のいちゃん」とよく呼ばれています。

ぺぺぺの会に、最近入りました。
ニューフェイスです、どうぞ宜しくお願いします。

文章を書くことはあまり得意ではないのですが、ゆるやかに書き綴っていこうと思います。

今日は、自己紹介をして終わりにします。

お名前:くまのみゆき
あだ名:のいず、のいちゃん、のいっさん
誕生日:8月10日
血液型:A型
好きな食べ物:

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かがやき世界、やくたたずわたし

「芸術は自己実現ではない、芸術によって実現し、輝くのはあなたではなく、世界、外界の側なのだ」

芸術は、破滅の道かもしれない。

わたしは、自分の話ばかりする人のことがあまり得意ではなくて、
それはなんでなんだろう、とずっと考えていたのだけれど、
もしかしたら、自分の側を輝かせようとしている人が、得意ではないのかもしれないな。

たかだか自分なんて、100年後にはどうせ死んでいるわけなのだし。

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『夢の旧作』を終えて、また新たな戯曲を書きはじめる

ちょうど今日から新しい戯曲を書き始めました。タイトルは『9.807』。

8月6日に『夢の旧作』というセリフのない演劇作品が終幕して、昨日8月11日には『ほえあ・ゐず・つん? ( Saigo's DOG )』という犬語の演劇を上野恩賜公園でやりました。

「ぺぺぺの会は日本語を使って、演劇することができないのか?」
と言われてしまっては困るので、次回公演『9.807』では日本語を味わいつくす演劇を

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