見出し画像

地域にディレクターって必要?

地域(ローカル)にディレクターが必要だと言われ始めてどのくらい経つでしょうか。昔に比べたら地域で活躍しているディレクターは増えている気がします。しかもここ数年はこのテーマで書籍が出たり、トークイベントが開催されたりと盛り上がっている感じも。現場感として実際の所はどうでしょうか?少し考えたいと思います。

そもそもの背景

そもそも地域にディレクターが必要なのはなぜでしょうか?

昔は情報の流れも今に比べればそこまで早くなく、地域経済のみで回していける環境でした。地元の商店街や市町村単位で商売が成り立つ時代です。しかしネット環境が整備され日本全国、世界中で瞬時に情報が共有されどこにいても何でも手に入れられる時代に変わりました。弊社のTOPページにはこんな一文を載せています。

これだけ「良いもの」が溢れた世界で、
その商品を買わなければいけない理由は何だろう。
ネットで世界中から何でも取り寄せられる現代で、
あなたのお店に来なくてはいけない理由は何だろう。

今の時代はこの「理由」が必要になったのです。
「いいものを作れば売れる」
そんな時代ではなくなってしまったのです。


「理由」をつくる人が必要

ではどうすればその「理由」を作れるのか。
それを企画し編集して世の中に広めるお手伝いができる存在、それが地域におけるディレクターの役割だと思います。今地域に必要なのはそんなクリエイティブディレクターなのです。

しかし問題があります。
そもそも全国的にクリエイティブディレクターという職種に対しての認知度もまだまだ低く、その絶対数が少ないのです。その中で地域に特化した活動をしている人となると極端に少なくなります。専門でされている方よりもデザイナーをやりながらディレクション業も兼務しているケースがほとんどではないでしょうか?

それが得意で100%力を発揮できる方なら全く問題ありません。しかし多くの場合、クリエイティブをやりながらのディレクション業務は負担も大きいはずです。本来集中すべきクリエイティブに集中できないのは憂慮すべき状況かと思います。良いデザインをするのに仕事でミスをしてしまうクリエイターの多くは本来切り分けられるべきディレクション業を兼務せざるを得ない状況が生み出しているのでは無いか、とも感じています。

クリエイターが自分の仕事であるクリエイティブに100%力を注げる状況を作るにはディレクションの重要性を地域の隅々まで浸透させ、予算をかけてでも切り分けた方が仕事としては上手くいくという理解を深める必要があると思います。つまり地域の仕事のやり方を再定義をしなくてはいけないということです。

結論としては地域にディレクターは必要、しかしそもそもディレクションという仕事自体の認知が低いので先ずはそこから広げていかなければと思います。


地域に特化したチームづくり

ここから先は弊社サービスの案内なのでご興味ある方のみご覧ください。

今回弊社では「Locadi(ロカディ)」というサービスを立ち上げました。このサービスは地域に特化したディレクターが全国各地のクリエイターとチームを組み、地域の課題解決に取り組むというもの。上記のディレクター不足を補うと共に、その業務を担える人材も同時に育てていきたいと考えています。

Locadi(ロカディ)

又、地域の課題は地域に根差したクリエイターが関わるべきだとも考えます。プロジェクトが終了した後も継続的に関わることで緩やかな地域内の連携を深めていく。その人たちが力を発揮出来る様にディレクション業務を切り離し、クライアントとクリエイターの間に入ってサポートできればと思います。

Locadiではヒアリングから企画・アイデア出し、マーケティング、ブランディング戦略立案、チームアサイン、進行管理、クリエイティブ監修までを行います。六次化やふるさと納税向けの商品開発・特産品づくり、観光地のプロモーション、移住定住促進、商店街など地域活性化、地場産業のブランディング など地域の課題解決を目指しています。

ご興味ある方はサイトからお問い合わせください。
ローカルのクリエイターさんも随時募集しています!

こんな私をサポートしてみようかなと思った心優しいあなた、よければその費用は能登地震の被災者の皆さまの為に使ってあげてください。