医療従事者が伝える正しい湿布の知識と理解について
本日は、運動されている方であれば一度は使用したことのある湿布についての記事になります。
【湿布とは】
湿布は消炎鎮痛薬(鎮痛消炎剤)に分類され、筋肉などの炎症に対して痛みを和らげる効果をもっています。
湿布には温湿布と冷湿布があり、使い方に迷うこともあると思います。この後に、それぞれの特徴を紹介させて頂きます。
【冷湿布とは】
冷湿布は名の通り、冷たい湿布です。冷湿布の代表的な成分の1つにメントールがあります。ひんやりと感じるのはこの成分による影響になります。
【温湿布とは】
温湿布は名の通り、温かい湿布です。温湿布の代表的な成分の1つにカプサイシンがあります。ぽかぽかと感じるのはこの成分による影響になります。
【温湿布と冷湿布の違い】
湿布を使用する際に、どちらを使った方が良いか迷った経験はありませんか?
結論を申しますと•••どちらでも大丈夫です❗️
温湿布も冷湿布も消炎鎮痛薬であるため、炎症を和らげる効果はもっています。
また、温湿布に身体を温める効果はなく、冷湿布に身体を冷やす効果はありません❗️
では、なぜその様に感じるか説明します。さきほど、温湿布と冷湿布の主成分を紹介させて頂きましたが、メンソールは冷感を感じさせるものであり、カプサイシン(唐辛子の成分)は温感を与える特徴があるからです。そのため、温かいと温める,冷たいと冷やすは同じではないのです。
【湿布以外の選択について】
湿布はその時の気分で冷湿布と温湿布を選択して頂いて構いません。また、使う時期としては急性期(怪我をした直後)には適しません。
怪我をした直後(捻挫など)は、氷水など患部を冷やすことが大切です。湿布は症状が落ち着いた際に痛み止めとして使用する程度で良いと思います。
終わりに
本日は湿布についてご紹介させて頂きました。医療現場で働いていると多くの患者様からご質問を頂くことが多いです。日常的に接していて皆様とも共有させて頂きたいことなども投稿していきたいと思います。
最後まで閲覧頂きありがとうございました。日頃よりフォローやスキのご協力感謝いたします。
知りたい話題等、ありましたら運動•健康の分野で可能な範囲で投稿を検討させて頂きますので、コメント等お願いいたします。
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