世界のどこかで再建外科

形成・再建外科医。 マイナスをゼロ〜プラスにする独特な手術が生業。 日本だけでは物足り…

世界のどこかで再建外科

形成・再建外科医。 マイナスをゼロ〜プラスにする独特な手術が生業。 日本だけでは物足りず、世界のどこかで再建外科を勉強中。 今はオーストラリア。

記事一覧

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー各論④Vocaulary編ー

今回のnoteは各論④のVocabulary編です。 自分はnon USMLEで医学英語もそんなに触れてこなかったので、ここに苦労しました。発音からキクタンメディカルでやり直しましたが…

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー各論③Speaking編ー

今回のnoteは各論③のSpeaking編です。 Sは日本人の苦手な科目の一つだと思います。 自分も普段あまり英会話の授業など受けていませんでしたので、苦手意識がありました。…

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋ー各論②Writing編ー

今回のnoteは各論②のWriting編です。 正直自分はこちらを甘くみていました。 その結果腕試しとして受けた初回のOET試験では、300点という恥ずかしい得点を叩いてしまい、…

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋ー各論①L/R編ー

今回のnoteは各論①のL/R編です。 内容は Listening : part A/B/Cの設問対策のポイント、sample test 1-4のpart A/B/Cの重要表現集 Reading : part A/B/Cの設問対策のポイ…

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー総論編ー

みなさんこんにちは。 今このページをご覧いただいている方は、まさにこれから海外に挑むべくOETに臨もうとしている方だと思います。 自分も半年前はその一人でした。 た…

残り66日。絶望。

残り66日で受けたIELTS試験は少し手応えがった。 少なくともall7は行かずともall6.5は行ったのでは、と。 結果は、、、L6 R8.5 W6 S5.5でOA6.5。 客観的に見て、もはや残…

IELTS勉強で基本的に役立った参考書

このあとIELTSの勉強は合計5ヶ月半(残り期限60日まで)続けた。 仕事しながらの勉強時間は、結果的に平均1日3hx22週で合計488hくらい。 点数の推移はこんな感じ。 やはりこ…

純ジャパのフェローの道のりはそう簡単にはいかないよ、と。ーIELTS勉強開始ー

幸運にも🇦🇺の病院における再建外科のinernational fellowship を日本人で初めて獲得したのが2022年の7月末。 小躍りした自分を待ち受けていたのは、送られてきた現実的な…

Connecting the Dots

Confort zoneを抜ける。 でもそれはなんとなく自分でもいつか来るだろうと思ってたんだと思う。 自分のことは自分がよくわかっているもの。 振り返ると、形成外科・再建外…

comfort zone を抜けるということ

何の科でもいいと思う。 いや、何の仕事でもいいのかもしれない。 今あなたはなぜその仕事で働いているのか。 別に正解はないし、何か高尚なことを言うほど自分は何者で…

マイナスをゼロ~プラスにする再建外科

個人的にこんな特殊な手術は他の外科にはないと常々思う。 創造力とデザイン性が求めれ、かつ 極めて繊細な技術力が同時に求められる。どれくらい繊細かというと、使う糸…

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー各論④Vocaulary編ー

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー各論④Vocaulary編ー

今回のnoteは各論④のVocabulary編です。
自分はnon USMLEで医学英語もそんなに触れてこなかったので、ここに苦労しました。発音からキクタンメディカルでやり直しましたが、なんで医学英語くらい大学の頃にちゃんとやらなかったのかと、国際的な目標を見れていなかった自分を恨みました。

今回のnoteは、時間がない中で単語帳を作る暇とかない、この分野が苦手でまとめたものが見たい、という方々

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー各論③Speaking編ー

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー各論③Speaking編ー

今回のnoteは各論③のSpeaking編です。

Sは日本人の苦手な科目の一つだと思います。
自分も普段あまり英会話の授業など受けていませんでしたので、苦手意識がありました。

他の方の対策noteを読むと、とにかく相手に共感して、止まらず喋りまくるのがポイントです、と書いてあることもありましたが、自分はそれは論理的ではないし、人によってSの実力は違うしな、と思っていました。

そのため今回の各

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋ー各論②Writing編ー

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋ー各論②Writing編ー

今回のnoteは各論②のWriting編です。

正直自分はこちらを甘くみていました。
その結果腕試しとして受けた初回のOET試験では、300点という恥ずかしい得点を叩いてしまい、そこから本命の試験日までの二週間はかなりの力をwritingに注ぎました。
なんとか無事に合格できましたが、これまであまり英語でカルテを読んだり書いたりしてきてない方はお気をつけください。

今回の内容は、その二週間で作

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋ー各論①L/R編ー

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋ー各論①L/R編ー

今回のnoteは各論①のL/R編です。
内容は
Listening : part A/B/Cの設問対策のポイント、sample test 1-4のpart A/B/Cの重要表現集
Reading : part A/B/Cの設問対策のポイント、sample test 1-4のpart A/B/Cの重要表現集
になります。ご興味のある方はご参考ください。
まずは一番大事なLからはじめます。

List

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純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー総論編ー

純ジャパ外科医によるOET対策の処方箋 ー総論編ー

みなさんこんにちは。

今このページをご覧いただいている方は、まさにこれから海外に挑むべくOETに臨もうとしている方だと思います。

自分も半年前はその一人でした。
ただその際にOETってどんな対策していけばいいのかな、なんか漠然としていてよくわからないな、と不安を抱えてスタートしたのを覚えています。そんな時にkik(@X(twitter))さんがnoteにOET対策をまとめてくださった資料を見つ

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残り66日。絶望。

残り66日。絶望。

残り66日で受けたIELTS試験は少し手応えがった。
少なくともall7は行かずともall6.5は行ったのでは、と。
結果は、、、L6 R8.5 W6 S5.5でOA6.5。

客観的に見て、もはや残り期間でのeach 7は絶望的。
特にW7はガチ英語組みにしてもかなりのレベルであると判明。
これは・・・無理ゲーかもと流石に落ち込む。

気まぐれにつける日記を見かえしてみた。

ある日
3:30に

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IELTS勉強で基本的に役立った参考書

IELTS勉強で基本的に役立った参考書

このあとIELTSの勉強は合計5ヶ月半(残り期限60日まで)続けた。
仕事しながらの勉強時間は、結果的に平均1日3hx22週で合計488hくらい。
点数の推移はこんな感じ。
やはりこの時点で、苦手なものの点数を1上げるのは大変だし、全部7揃えることの大変さを痛感。IELTS恐るべし。

スケジュール管理はこうやって可視化しながらやってた。
これは効果的だったかな。

各項目の対策としてはplus

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純ジャパのフェローの道のりはそう簡単にはいかないよ、と。ーIELTS勉強開始ー

純ジャパのフェローの道のりはそう簡単にはいかないよ、と。ーIELTS勉強開始ー

幸運にも🇦🇺の病院における再建外科のinernational fellowship を日本人で初めて獲得したのが2022年の7月末。
小躍りした自分を待ち受けていたのは、送られてきた現実的なmailだった。

色々な必要書類の記載があれど、その中で一番肝になるのは純日本人にとっての一番の壁である英語能力試験。9月頭から働くには5月中、つまり残り8ヶ月程度で試験に合格している必要があるということ

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Connecting the Dots

Connecting the Dots

Confort zoneを抜ける。
でもそれはなんとなく自分でもいつか来るだろうと思ってたんだと思う。
自分のことは自分がよくわかっているもの。

振り返ると、形成外科・再建外科になってから、いつか来るだろう海外でのチャンスの為にとにかく布石は打っていた.

例えば・・

国際学会で発表
コネクション作り
海外病院の見学
新規術式の導入と論文
専門医取得
博士号取得
留学生のメンター
CVに書ける

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comfort zone を抜けるということ

comfort zone を抜けるということ

何の科でもいいと思う。
いや、何の仕事でもいいのかもしれない。

今あなたはなぜその仕事で働いているのか。

別に正解はないし、何か高尚なことを言うほど自分は何者でもない。
お金のため、将来のため、なんとなく….何でもいいと思う。
その人の勝手だから。

でも自分が答えるとすると、今は自分の仕事が楽しいから働いている。

手術時間は長く、精神的な負担も大きいから大変ではあるけれど、それを踏まえても

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マイナスをゼロ~プラスにする再建外科

マイナスをゼロ~プラスにする再建外科

個人的にこんな特殊な手術は他の外科にはないと常々思う。

創造力とデザイン性が求めれ、かつ 極めて繊細な技術力が同時に求められる。どれくらい繊細かというと、使う糸は髪の毛よりも細くマイクロ単位の細さであり、それゆえマイクロサージャリーと言われているほど。

にもかかわらず、この手術は患者のquality of lifeに大きく直結するから話は複雑である。
なぜなら私たち再建外科の下地は、そもそも体

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