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ピラティスのワークアウト構成

こんにちは。STUDIO RのKeikoです
今日のテーマはピラティスのエクササイズを
構成する基準ってどんな感じ?
を話してみたいと思います

インストラクターにとって
エクササイズ全体を習得し、
教え方を覚えたら、個々のお客様に対して
エクササイズを組み合わせて
オリジナルメニューを作ったり、
グループレッスン用のプログラムを
考えたりする機会があると思います

基本的には大きな団体の養成コースを
受講していれば、300~400位の
エクササイズは習得することになると思います

元祖といわれるジョセフ・ピラティス氏の
マットワークのレパートリーは見ている限り
全体の構成、流れがありますから
最初から最後まで通して行ったら
なかなか汗だくになるのではないでしょうか。

私が受講した団体でも指導に慣れるまでは
基本的な流れを習得できるようにと、
プログラム構成の順番となる参考チャートがあります。
自分で構成できるようになったら
自由に変更することができます

そこでエクササイズをどうやって決めて
いけばいいのかという、
基準のようなものがあると流れが
決めやすいかなと思います

以前、プログラムの立て方でも説明しましたが
できるポジションで決めるという方法が1つ。

私としての基準ですが
エクササイズができそう、できなそう。
という基準だとお客様を過小評価しやすいです
なので、

「こうしたらお客様が動きやすいだろう戦略」

を頭に入れておきます。
それを見つけるためには次のことをやっておきます


いつも表情を見ておく

これは、エクササイズに対してどう感じているかが
表情に出るからです

言語表現を用いて、感じたことを言葉で表現する人も
いれば、擬音語・擬態語を用いて表現する人もいます
また、表情で嬉しそうにしている、
考え込んでる、集中している、困っている
そういう表現もあります

インストラクターは教えることに
気を取られやすいですが
表情には色んな情報がつまっています。

なぜ、嬉しそうなのか
なぜ、気むずかしい表情なのか
聞いてみたことはありますか?

私はよく聞いてしまいます
「今のエクササイズのどの部分が、笑いそうになったの?」
「この部分で、何か悩みました??」
何を感じたんですか?
って聞いてみるんです。

そうすると、お客様は言語化しようとしてくれます
「よくわからないんですけど。。。なんかここの・・・」
みたいな感じです

そこで、私たちはエクササイズの特徴を知ってますね
そのポイントを伝えるんです

これで、その方の感じ取った部分を
別のエクササイズでもトレーニングできるように
エクササイズの選択肢を増やしていきます

開始肢位までの動き方を見ておく

これは、「エクササイズの」
ではなく、

例えば、スタジオに入ってくる姿とか
立っている姿勢からマットに座るまでの座り方とか
手を使うとか、膝の曲げ方とか。

リフォーマーのボックスの乗り方、
安全な乗り方のデモを見せて、説明したけど。。。
意外とダイナミックに脚を後ろに上げて
またいだりする方もいますね

ワイルドですね~

いや、でもでも。
屈曲(前から)ではなく、なぜ伸展を選んだのかな。
って考えると、屈曲が苦手?
別のエクササイズでも確認してみよう!
とかですね。

お客様の持っている可動する関節を知るには
すごく良い観察なんです

次の肢位までの動きの早さ(時間)を見ておく

これは、実際のエクササイズの
構成したプログラムを進めるとわかってくる部分です

1つのエクササイズから次のエクササイズまでの
動きの質とその早さです
ゆっくりなのか、素早いのか
やりにくそう、わかりにくそう
という部分を観察できます

つまり、頭でわかっていても
急に
「四つ這いから、はい、では仰向けです」
といわれると、
一瞬、え?? えっっと?
「仰向けってなんでしたっけ?笑」となる感じですね

こういう空間の認識が急に変わると
わからなくなってしまうことがあるなってわかったら
自分がメニューを見直してみます

次のプログラム構成では四つ這い
そのまま、シェルストレッチ(踵にお尻を近づける)とか、
横座りとか。そういうエクササイズに変更しておこう。
なんて考えていくんです

頭の中で、いつも妄想と戦略を

お客様をよーーーーく観察してみてください。
インストラクターの皆さんは
エクササイズたくさん知っていますから
自分でお客様のワークアウト構成を
考えるのであれば、いつもお客様の動きの特徴
スピード、表情を思い浮かべ
エクササイズを思い浮かべ、
妄想レッスンをしながら
頭の中で、色んなシミュレーションをして
戦略を立ててみてください。

これやっておくだけで、意外とレッスンの時に
流れがよくなりますよ


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