プラケdeサウルス【爬虫類・両生類飼育初心者】

30匹以上のカメ、トカゲ、ヤモリ、カエル、イモリを飼育する40半ばの美容師のおっさんで…

プラケdeサウルス【爬虫類・両生類飼育初心者】

30匹以上のカメ、トカゲ、ヤモリ、カエル、イモリを飼育する40半ばの美容師のおっさんです。

記事一覧

爬虫類は誰にでも懐く

『俺の楽しみを奪うなよ!』 オレは父親を睨みつけながら言い放った。 オレはひとり暮らしをしたことがない。 つまり結婚するまで実家暮らしだった。 2DKに父母オレ妹…

エキスパートのアドバイスは参考にならない

エキスパートは普通の顔してとんでもないことを言ってくる。 自分が何かを購入する時、それに詳しい友人に相談して失敗したことはないだろうか? オレは以前、自転車を買…

中級者になりたい

スキー場には必ず初心者コース、中級者コース、上級者コースがある。 しかしスキーやスノーボードにそういったレベルごとにライセンスがあるわけではない。 言わば自己申…

憧れのリクガメ

勢いでお迎えした初めての爬虫類、ミシシッピニオイガメのニックを短命で亡くならせてしまった悔しさから しっかり下調べしてからお迎えしたマレーハコガメの2匹、グッチ…

こんもり丸い甲羅とブラックandイエローのカラーが可愛いマレーハコガメ

人生で初めて飼育した爬虫類、ミシシッピニオイガメのニックがお迎えから3週間ほどで亡くなってしまった俺は もう2度爬虫類なんて、亀なんて飼わない! とはまったく思わ…

最悪の爬虫類飼育のスタート

ニックをお迎えしてからというもの 仕事が終わって家に帰るのが楽しみになった 夜寝る前、朝起きた時、夜中にしょんべんで起きた時、ニックの様子を見るのが日課になった…

ミシシッピニオイガメ

飼う種類は亀 予算は3000円 と決めた俺は改めて、亀コーナーで運命の相手を探し始めた。 予算が決まると選べる種類が絞らてきて あまり大きくなる種類は飼えないし… …

運命の出会い

爽やか尊師に教えられた総合ペットショップに突撃し めでたくペットショップヴァージンを喪失した俺は 初めて見る珍しい動物たちの虜になっていた。 気づけば時間も忘れ…

芽生え

タランチュラの出どころを突き止めた俺は、次の休みにそのアジト(総合ペットショップ)へ早速突撃した。 そのペットショップは、なかなか大きくて 電車の線路下に3つの…

灯台下暗し

前回書いた 超個性的な後輩爽やか尊師の話をもう少しだけ・・・ 実をいうと彼は現在美容師をやっていない。 おそらくスタイリストになる前に辞めたんじゃなかったかな?…

爬虫類との出会いのきっかけとなった人物との出会い・・・

神奈川県に数店舗展開する美容室に就職して3年目の春・・・ 初めての後輩たちが入社してきた。 なぜ3年目なのかというと 今では美容師になるためには美容専門学校に2年…

プラケdeサウルスという奴について

俺は40半ばの美容師である。 美容学校卒業後、10年間同じ店で修行して 今は小さいながらも自分で店をやっている。 席は2席、シャンプー台はひとつ スタッフはおらずシ…

爬虫類は誰にでも懐く

爬虫類は誰にでも懐く

『俺の楽しみを奪うなよ!』

オレは父親を睨みつけながら言い放った。

オレはひとり暮らしをしたことがない。

つまり結婚するまで実家暮らしだった。

2DKに父母オレ妹の4人暮らし

お世辞にも広いとは言えないし

当然自分の部屋なんかない

プライベート空間はトイレくらい

そのたったひとつのプライベート空間ですら

用を足したい家族から『早く出ろ』と促される始末だ。

仕方ないそこはトイレだ

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エキスパートのアドバイスは参考にならない

エキスパートのアドバイスは参考にならない

エキスパートは普通の顔してとんでもないことを言ってくる。

自分が何かを購入する時、それに詳しい友人に相談して失敗したことはないだろうか?

オレは以前、自転車を買うならママチャリもなんだしなと自分でいろいろ調べてみたところ

クロスバイクっていうのが欲しいなと思ってきた。

そこで

『趣味自転車です』な友人に相談したら、クロスバイクなんか買うよりバリバリドロップハンドルのロードバイクを勧められ

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中級者になりたい

中級者になりたい

スキー場には必ず初心者コース、中級者コース、上級者コースがある。

しかしスキーやスノーボードにそういったレベルごとにライセンスがあるわけではない。

言わば自己申告というか、自分のレベルはこれくらいかなぁという自己診断により滑るコースレベルを自分で選ぶわけだ。

もちろん初めはみな初心者コースから始めるわけだが、いつになったら中級者コースに行っていいのだろうか?

あっ、もし初心者コースで何不自

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憧れのリクガメ

憧れのリクガメ

勢いでお迎えした初めての爬虫類、ミシシッピニオイガメのニックを短命で亡くならせてしまった悔しさから

しっかり下調べしてからお迎えしたマレーハコガメの2匹、グッチとプラダは下調べの甲斐あってか順調に育っていった。

今さらだが、亀は可愛い。

帰宅する俺を見るなり寄ってきてエサをくれとねだる。

仕事で疲れて自宅に帰ってきた俺は真っ先に愛カメ達に挨拶しながらエサやりするのがルーティンとなった。

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こんもり丸い甲羅とブラックandイエローのカラーが可愛いマレーハコガメ

こんもり丸い甲羅とブラックandイエローのカラーが可愛いマレーハコガメ

人生で初めて飼育した爬虫類、ミシシッピニオイガメのニックがお迎えから3週間ほどで亡くなってしまった俺は

もう2度爬虫類なんて、亀なんて飼わない!

とはまったく思わなかった。

1度もエサを食べる姿が見れず、なにもできなかった自分に悔しさしかなかった。

たった3週間しか生活をともにできなかったニックの死を経験して

ホントなら飼育する前にしなくてはならない、亀についての情報収集を始めた。

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最悪の爬虫類飼育のスタート

最悪の爬虫類飼育のスタート

ニックをお迎えしてからというもの

仕事が終わって家に帰るのが楽しみになった

夜寝る前、朝起きた時、夜中にしょんべんで起きた時、ニックの様子を見るのが日課になった

1匹の小さな亀のおかげで、くすんでいた俺の人生は数倍にもキラキラ輝き出したのだ。

泳いでも可愛い、陸地で寝てても可愛い

ずっと見てられる

実際家にいる時はずっと見てた

すやすや眠る小さなニックを見て

ニックを立派に育てるん

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ミシシッピニオイガメ

ミシシッピニオイガメ

飼う種類は亀

予算は3000円

と決めた俺は改めて、亀コーナーで運命の相手を探し始めた。

予算が決まると選べる種類が絞らてきて

あまり大きくなる種類は飼えないし…

すると

俺は、ほどなくして運命の相手らしき亀を見つけた。

ミシシッピニオイガメ

500円玉サイズのサイズ感と、ミドリガメやクサガメに比べると甲羅も丸っこいフォルムで可愛らしい。

可愛い中にも、甲羅にはキールと呼ばれる筋

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運命の出会い

運命の出会い

爽やか尊師に教えられた総合ペットショップに突撃し

めでたくペットショップヴァージンを喪失した俺は

初めて見る珍しい動物たちの虜になっていた。

気づけば時間も忘れ、店内を何周もするうちに

ここに来る前にはなかった気持ちが芽生えていた・・・

『俺もなんか飼いたい・・・』

冷やかし半分でペットショップにきたペットショップヴァージンの俺がこんな気持ちになるとは・・・

どうやら

ここでは心を

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芽生え

芽生え

タランチュラの出どころを突き止めた俺は、次の休みにそのアジト(総合ペットショップ)へ早速突撃した。

そのペットショップは、なかなか大きくて

電車の線路下に3つのエリアがあって「犬猫館」「熱帯魚館」「小動物・昆虫・爬虫・両生類館」とに分かれていた。

いつも近くで遊んでいたが、こんな大きなペットショップがあるなんてまったく知らなかった。

きっと人間とは興味のない情報は気づかないで生きていけるよ

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灯台下暗し

灯台下暗し

前回書いた

超個性的な後輩爽やか尊師の話をもう少しだけ・・・

実をいうと彼は現在美容師をやっていない。

おそらくスタイリストになる前に辞めたんじゃなかったかな?

記憶はあやふやだが

俺は彼とは違う店舗で働いていたのだからしかたあるまい。

では爽やか尊師は現在なにをやってるかって?

九州に移住してガラス作家として活躍している。

まあ当時から自作のアクセサリーとか付けていたし
彼が辞め

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爬虫類との出会いのきっかけとなった人物との出会い・・・

爬虫類との出会いのきっかけとなった人物との出会い・・・

神奈川県に数店舗展開する美容室に就職して3年目の春・・・

初めての後輩たちが入社してきた。

なぜ3年目なのかというと

今では美容師になるためには美容専門学校に2年間通うことが法律で義務付けられているのだが、その昔は1年制だったのだ。

俺はその変わり目の世代で、最後の1年制の世代なのである。

だから学年で言う、1っこ下の世代は美容学校を卒業するのに2年間かかることとなる。

俺は渋谷にある

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プラケdeサウルスという奴について

プラケdeサウルスという奴について

俺は40半ばの美容師である。

美容学校卒業後、10年間同じ店で修行して

今は小さいながらも自分で店をやっている。

席は2席、シャンプー台はひとつ

スタッフはおらずシャンプーから最後の仕上げまで、ほぼ自分ひとりでこなすマンツーマンプライベートサロンだ。

ほぼ自分ひとりと書いたのは、たま~に嫁が手伝いに来るからだ。

まあホントにたま~になので、ほぼひとりで店にいることが多い。

だから

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