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こどもをダメにする「ヘリコプターペアレント」世界中で社会問題に!?

こんにちは!
こどもたちの可能性を広げる知育ゲーム「パズランド」公式アカウントです。

皆さんは「ヘリコプターペアレント」という言葉を知っていますでしょうか?日本や世界で問題になっている「ヘリコプターペアレント」について解説していきます。また、この問題に対してパズル学が解決できること!をまとめました。


①ヘリコプターペアレントってどんな親?言葉の由来と行動傾向

「ヘリコプターペアレント」は、こどもの様子を常にうかがい、困ったり失敗したりしそうな場面を見つけると必要以上に関わってしまう親を指します。

その由来は、アメリカのハイム・ギノット博士が1969年に出版した著書「Between Parent & Teenager」にまでさかのぼります。
ここで紹介された10代のこどもの「母親が自分をヘリコプターのように見ている」という発言をもとに、1990年頃から発達心理学者や教育関係者の間で「ヘリコプターペアレント」という用語が広まったと言われています。

そもそもアメリカはこどもを保護する意識が強く、「13歳未満のこどもを1人で留守番させてはいけない」「こどもだけで公園で遊ばせてはいけない」などのルールが厳しく決められています。
しかし近年、こどもが自立すべき年齢に達しても干渉を続けてしまうケースが増えており、社会問題に発展しているのです。
デンマークにも「カーリングペアレント」というほぼ同じ意味の言葉が存在しており、世界的に問題視されていることが分かります。

ヘリコプターペアレントの例として、以下のような行動が挙げられます。

●こどもが失敗したり悔しい思いをしないように先回りして助ける
●こどものサポートに回るのではなく行動を親が決定してしまう
●こどもの恋人を調べたり、デートについていく
●こどもの就職先と直接連絡を取り合う

当初は大人になっていく過程の高校生や大学生のわが子に過度にかかわる親を指し示す言葉でしたが、現在では小さなこどもも含む幅広い親子関係で用いられています。 

②要注意!ヘリコプターペアレントがこどもに与える影響


「ヘリコプターペアレント」がこどもに与える影響として、特に次の3点が問題視されています。

●決断する力が育たない

すべての物事を親が判断して決めてしまうと、自分の意志で決断する力は一向に育ちません。
また、失敗したとしても親のせいにでき、成功しても親のおかげになってしまうため、「自分の決断に責任を持つ」という経験や考え方が出来なくなってしまいます。

●自己肯定感が低くなる

なにかにつけて「危ないからそれはダメ」「こっちの方がいいよ」と親が先回りしすぎてしまうと、こどもは「自分は信頼されていない」と感じてしまいます。

この状態が続くと、自分のありのままを受け入れる「自己肯定感」が低下し、何をするにも自信のない状態になっていきます。感情のコントロールも難しくなるという研究結果も出ています。

また、失敗や困難に直面する経験をしていないので、社会に出てから壁に当たったときに対応しきれず、自分自身を過度に責めてしまう可能性もあります。

●問題を解決する力が身につかない

こどもが自分で対処すべき失敗や困難を大人が過度に取り払ってしまうと、「自分で問題を解決する」という経験ができません。

いつも親が先回りしたり、困ったときに手を差し伸べすぎたりしていると、いざ大人になったときに、「自分で考える」ことが出来ず、指示待ち人間になる可能性も高まります。

さまざまな困難を自らの力で乗り越えていくためには、失敗から学んだり、悔しい思いをしたりという経験が必要です。

大人になってはじめて厳しい壁に直面する前に、こどもの頃から適度な失敗を経験させてあげることも大切なのです。

③親は「見守る」練習を!ヘリコプターペアレントにならないために

ただ、親としての愛情があるからこそ、こどものことは心配や不安が尽きないですよね。「ヘリコプターペアレント」にならないためには、次の3点を意識することが大切です。

●先回りのアドバイスをやめる

こどもたちが「明らかに失敗する」ことをやろうとした場合、それが危険なことでなければ、そのままやらせて失敗させてあげましょう。失敗の経験は「次はどうするか」を考えるきっかけになります。

アドバイスは失敗した後でも大丈夫!
まずはこどもを信頼して、本人の意思に任せる気持ちを持ちましょう。

●「選ぶ・決める・考える」こどもたちを見守る

日常生活の中で、こどもが「自分で決める」機会を積極的に作ってあげましょう。
「今日何を着る?」「読み聞かせの絵本は?」など、はじめは簡単なものでOKです。

大切なのは「こどもの決定を尊重する」こと。
こどもをまるっと受け止めてあげることは自信につながっていきます。

●程よい距離感を保つ

こどもと親の距離感は、こどもの年齢によって変化していきます。

こどもが自分の意志を持つこと、自分の世界を持つことは自然なことです。お子さんひとりひとりをしっかりと観察しながら、成長に合わせた適切な距離で接していきましょう。

●上記を実現するためのツールを使用する

パズランド内で出題されるパズルゲーム

パズランドのパズル学を使ったパズルゲームでは、こどもたちが自分自身で考えて情報を取捨選択し行動するという、心や学習における成長に必要な一連の流れを体感できます!
また、パズランドを遊ぶ時間設定も保護者ページで設定できるため、遊びすぎも防ぐことが可能です。同時に、保護者にとっては安心してお子さんを任せられるアプリ、こどもたちにとっては親の目を気にしないで楽しく遊べるアプリとして良い距離感を保つ時間にもなります。

こどもたちが成長していく過程には、親のサポートはもちろん、ある程度の「イヤだな」と思う経験も必要です。

こどもたちをひとりの人間として認め、信頼しつつ、「タイミング」と「さじ加減」に気を付けながらこどもたちを見守ってあげましょう。

パズランドは2024年大幅リニューアル予定!
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