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息子から学ぶこと

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子育てをする中で考えたこと、感じたことのマガジンです。
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#日記

息子のやさしさに触れて気付かされる

ダンボールの梱包をあけていたら、手を切ってしまった。 反射的に「いたっ」と声がもれる。 ダンボールでスッパリ切れて一気に血が出てくる。 やってしまった…と思っていたら、それを聞いていた小4長男がゲームを中断して「ママ、どうしたの?」ときてくれる。いつもゲーム中に話しかけても生返事しかしないのに。 私の指の出血をみた長男はあわてて「ばんそーこー!ばんそーこー!」と絆創膏を探しに行き、ティッシュで血をふいて、「ぼくが貼ってあげるよ」と絆創膏を貼ってくれた。 びっくりする

美容院でみえる兄弟のちがい

我が家の息子たちは、生まれたときGoogleフォトが同一人物に間違えるくらい顔が似ていたけど、小さい頃からちがいを感じることが多かった。 大きくなるにつれ、ふたりの個性のちがいがよりくっくりとしてきて面白い。 息子たちと一緒に美容院に行く。 いつもの美容院、いつものお姉さん。 ふたりとも慣れた雰囲気で椅子に座ってリラックス…というか、家にいるかのように自由に過ごす。 最初にカットしてもらう長男は、お姉さんに「今日はどうする?」と聞かれて、「いつものツーブロック」と即答

長男の頼もしい後ろ姿

こんな日がくるとは、と思う。 今日はそんな日だった。 いつも遅刻ギリギリで出発していく小4長男。 めずらしく早起きして朝ご飯を食べ終わり、ソファでYouTubeをみていた長男が、「ヒマだからもう行くわと」と、いつもより早くフリースクールに向かう後ろ姿を玄関で見送る。 今日は4年生最後のフリースクール登校日だった。 3年前はいよいよ学校に行けなくなり、行くのをやめるという決断があり、2年前は毎日家にいる生活でこれからどうなるのだろうと思っていた。 1年前は、週2のフ

「それ知ってる!」が、興味のきっかけになる

先日、3歳次男と病院に行ったときのこと。 先生がいろいろと説明してくれているのを神妙な顔で聞いていた次男。 説明の中で「白血球」という言葉がでてきたとたん「ぼく、はっけっきゅうしってる!わるいやつをやっつけてくれるんだよ!」と先生に目をキラキラさせて言っていた。 長男がはたらく細胞のアニメをみているのを横で一緒にみていたらしい。よく知ってるなーとおどろいた。 また別の日、とつぜん小4長男に「ぼくの血液型は何型なの?」と聞かれた。 説明をしていたらいろいろと疑問がでてき

冬に食べるかき氷

3月にはいったとはいえ、まだコートが必要な寒さだというのに、3歳次男が「かき氷する!」と言う。 いやいやさすがに早いでしょと思って、「もうちょっとあったかくなってからにしたら〜」なんて言いながら家事をしていた。 そのうち気が変わるのではないかという気持ちがあったのだ。 ふと気づくと、次男はひとりで冷蔵庫まで大きな椅子をせっせと運び、背伸びして冷蔵庫の上のほうにあるかき氷のシロップを出し、製氷皿から氷を出していた。 彼は本気だ。 ねんのため「かき氷食べるの?」と聞いてみ

手をつないで空を見上げて

朝、3歳次男と手をつないで保育園に向かって歩いていたら次男が「今日はお空まっしろだねー、きのうと一緒だね」と言った。 空を見上げたら、ほんとうにまっしろなくもり空。 「ほんとだ、まっしろだねー。今日は青がないね」と答えると、次男は「この前はわたあめみたいなくもの日があったねー」と言う。 あの日だ、と思い出すと同時に、次男と手をつなぎながらみたその日の青空を思い出す。 2月とは思えないくらいすっきりした青空だった。 次男は最近、朝起きると最初に「今日ほいくえん?」と確

3歳次男の絵を描くのが楽しい気持ち

毎日、保育園から帰ってきた3歳次男のリュックにはたくさんの作品がはいっている。 たくさんのお絵かきした紙や、ノリやハサミをつかってつくった工作物。 こんなに毎日書いたり作ったりしているんだなぁと思う。 毎日みていると、少しづつ描くものが変わっていくのがみえておもしろい。 クレヨンや色鉛筆をつかって描くことが楽しくて線を書いていた時代から、描きたいものがでてきて車や電車(本人の説明によると)を描くようになり、車や電車を丸や四角で表現するようになる。 ぐるぐると書いてい

考えていることを伝えること

小4長男と話していて、彼が自分の考えたり感じたことを言葉にして伝えるのがうまくなったなぁと思ったからそう伝えたら、「思ったことをすぐ言うのと、そうじゃないのはどっちがいいの?」と聞かれた。 おもしろい質問だなと思った。 どう思う?どっちだろう?と、ふたりでいろいろと話をした。 長男が「いまぼくは何を考えてるんだろうって考えたりする」と言っていて、変なところ似てるなぁと思う。 こんな話を、こんな風に、一緒に話せるようになったんだなぁとなんだか成長を感じる出来事だった。

相手の話したいタイミングで、聴く

小4長男がフリースクールから帰ってきたら、会議中でなければ玄関に顔を出し「おかえり!」と迎えるようにしている。 ちょっと休憩なタイミングであれば、「今日はなにしたの?」というような話をすることもある。 帰ってきて、「今日さ!」としゃべりだすような日もあれば、なにか質問を投げかけてもゲームをしながら「んー」という返事しか返ってこない日もある。 帰ってきてあまり話をしない日でも、そのあと急に私が仕事をしてる部屋にやってきて「今日さ…」と話し出すときもあれば、お風呂あがりにず

フリースクールに通う小4の息子が、絵画展にインスパイアされてLINEスタンプをつくった話

小4長男が「観にいきたい」と言うので家族で「成長する絵画展」を観に行った。 「成長する絵画」は、脳性まひ、肢体不自由の若者たちが独自の造形表現を続けているアトリエでのグループ展で、長男が通うフリースクールの先生の息子さんの作品も展示されているとのことだった。 長男は小1の頃から自分で描いた絵のお店を運営していることもあり、車椅子に乗りながら作品をつくっているそのお兄さんになんとなくの親近感とリスペクトを感じているようだった。 当日作家さんが在廊しているかはわからなかった

小4長男がフリーマーケットで手作りぬいぐるみの販売を通して得ている体験

フリースクールで行うフリーマーケットに向けて、一生懸命、手作りのぬいぐるみキーホルダーをつくっていた長男。 「パパとママも買いに来ていいよ!」と来てほしそうに言われたので(笑)、夫と休みを合わせてフリーマーケットに行くことにした。 フリースクールに向かって歩いていたら、見覚えのある顔がこちらに向かって歩いてくる。 ちょうど街にフリーマーケットのチラシ配布くばりに出かける長男だった。 聞くと、フリーマーケット用に作った手作りのぬいぐるみがフリーマーケットが始まる前、朝の

小4長男が店長としてつくった手作りぬいぐるみ

我が家の小4長男は、小学生をしながら自分が描いた絵のグッズのwebショップの「店長」もやっている。 そんな店長はここ最近、フリーマーケットで出品するために手作りのぬいぐるみをずっとつくっていた。 5歳の頃に自分で型を描き、はじめて針と糸をつかってつくったぬいぐるみ「くーま」 その後、どんどん仲間が増えていたわけだけど、 今回は、 ・サイズを小さくしてキーホルダーにする ・袋にいれる(少し前にお客さんとして行ったフリマで袋に入ってると商品っぽくみえてかっこいいねとなった

書くことが好きになる分岐点

フリースクールから帰ってきた小4長男と話していたら「今日作文でじいじの家に行った話を書いたよ!」らしい。 フリースクールでときどき作文を書いているのは知っていたけど、作文に苦手意識のある長男が自分から作文の話をするのはめずらしい。 なんとなく、ちょっと聞いてほしそうな雰囲気を感じたので「どんなこと書いたの〜?」と聞いたら、作文を読みあげるように、ところどころ臨場感や感情をこめて書いた内容を教えてくれた。 こんなにしっかり文章を覚えているくらい、一生懸命考えて書いていたん

見守る難しさと子の経験を奪わないこと

小4長男がフリースクールの林間学校に出かける。 親と離れて過ごす3泊4日。 フリースクールの先生からは1日目のお弁当などの必須の持ち物のみ伝えられ、持ち物は自分で必要な物を考えて準備するようとメッセージがあった。 まずは長男と持ち物リストをつくった。 なにがいるかなー?と長男に質問して書き出していく。 林間学校が2度目なこともあり、長男は思ったよりパッパッと必要なものを上げていく。 予定表を見ながら、予定に合わせて必要なものを考える。 そしていよいよパッキング。