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愛される人は長所ではなく短所で愛されている

リーダーやマネージャーの中には
メンバーや部下に対して

絶対的な存在でありたい
頼られる存在でありたい
仕事ができる人だと思われたい

というような
強い存在であるべきだ
という考え方を持っている人が
多いのではないでしょうか。

家庭内でも同じです。

カッコよくて威厳のある父親でありたい
いつでも優しいママでありたい

そういう欲がある人も
多いのではないでしょうか。


どうしたって
人は自分の強みや長所を
知って欲しいし
見出して欲しい

と思っています。


確かに強みや長所によって
尊敬されたりすることはありますが

年老いたり
病気をしたり
失敗やミスをしてしまったり
能力が落ちてくることで

その「強み」だけによって
構築されていた関係だと
人が離れていってしまいます。

そうでなくとも
強みや長所だけでは
威厳は保てても
好かれることはない。

私が仲良くしたいと思う人間は

どこかおっちょこちょいなところがあったり
強がってしまったり
可愛げがある人がほとんどで

出来杉くんのような人は
あまり中良い人の中にはいません。

皆さんも
出来杉くんを上司としては
関わりたいと思っても
同僚や友達としては
いて欲しいとは思わないですよね?


タイトルにも書いてますが
人は長所ではなく
短所で愛されるんだよ

というお話をします。


◯短所を見せることで距離感は縮まる


若い頃って
どうしても強がったり
尖ってるところがあるじゃないですか。

たぶん私もそうだったと思います。

そんな看護学生だった
ある夏休みの時

同級生男女12〜3人くらいで
1泊2日で大分のコテージに
泊まったことがあったんです。

山の中のコテージだったんですけど
そこでバーベキューをしたり
みんなでゲームしたり
本当に楽しい思い出になったんですが

唯一私が失敗したなぁ
と思ったことがありまして


夜、みんなで片付けをしてたんですよ。

その時にゴキブリが出たんです。

そりゃ山の中ですから
いますよね。

同級生が何組かに分かれて
片付けしてたんですけど

ゴキブリが出た時
私と一緒に片付けしていた
女子の目の前で

「ぎゃーっ!」

と叫んでしまったんですよ。

虫を好きじゃないのもありますが
急に出てこられると
ビックリするじゃないですか?

女子の前であられも無い姿を
晒してしまって
恥ずかしいのと
情けない気持ちでいっぱいだったのですが

いまだにその時のことを

「この人、意外とこういうところも
 あるんだなぁって思ったよ」

と夫婦の会話に出てくることがあります。

その時に弱さを
意図せずなんですけど
見せられたことで
お互いの間の壁がなくなって
距離が縮まったきっかけになったと思います。


逆にいうと
弱点を見せ合えてないと
仲良くなれない
と思うんですよね。

上っ面だけの関係というか
どうしたって人は
弱点があるわけでして

その部分を許容し合えるから
一緒にいたい
と思えるんだと思います。


◯弱さを見せるのは怖い


そう言いつつも
自分の弱さを見せるのは
難しいんですよね。

馬鹿にされるかもしれない
いじめられるかもしれない
引かれるかもしれない

と思っちゃいますからね。


じゃあどうやったら
弱さを見せられるようになるか?

という話なんですけど
他に強みを作る
ことだと思います。

私は今では
自分のダメなところを
少しずつ後輩に見せれるように
なってきたんですけど

それって他の部分で
強みというか

「自分はこれを頑張ってる」
「これだけ自信を持っている」

というものが培われると
多少のマイナス面を出しても
平気なメンタルに変わってくる。


逆に
自分に強みがないと感じていたり
自信がなくなっていると
自分にいいところがないのに
さらに弱さなんて晒すと
自分が無価値である
ように感じてしまう
んですよね。

だから若い頃って
強がって虚勢を張るのだと思います。

本当の意味で
自分に自信がないから。

ですから
地道に自信を身につけていき

弱さを人に曝け出しながら
愛される経験によって
弱さを隠さない
強さを身につけることもできる。

短所を無くそうとせず
というかなかなか無くせませんから

あえて包み隠さないことで
意外なギャップとして
周りから愛されたり
信頼されるきっかけに
なるかもしれませんね😌

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