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燃え尽き症候群を防ぐ方法

大きな仕事を任されたり
みんなで同じ目標に向かって
多くの時間と労力を費やして
取り組んできたり
小さい頃からの夢だった目標を
叶えられた瞬間だったり

そういう達成感を感じた後に
急に何もやる気がなくなってしまう
〝燃え尽き症候群〟を
経験された方も
少なくないのではないでしょうか?



実はですね
今まで〝燃え尽き症候群〟は
精神疾患ではなかったんですけど
昨年1月より
ICD-11に追加されることになりました。

ICDとは
国際疾病分類
と呼ばれたりしますが
世界保健機関(WHO)が
作成している病気の分類のことです。

今までICD-10だったのですが
約30年ぶりに改定されることになり
そこで燃え尽き症候群が
追加されることになったそうです。

その他にも
ゲーム依存なども追加されたようですね。


ということは
社会的な流れとして

燃え尽き症候群
バーンアウト症候群

と呼ばれる症状が
増えてきて
問題が広く認識されているからなんでしょう。


そこで今日は
燃え尽き症候群にならない方法について
考えていこうと思います。


◯燃え尽き症候群の定義は3つ


燃え尽き症候群って
ざっくり言うと
今まで熱意や情熱を持って
取り組めていたことが

頑張れなくなって
投げやりになってしまう

ということです。


この燃え尽き症候群には
より詳しく
3つの兆候があると言われていて


・情緒的消耗感
(大きな仕事などに没入して
 エネルギーを使いすぎて消耗した状態)
・脱人格化
(最低限のことしかしなくなるので
 平均以下の仕事しかしない、など
 やる気のない対応しかできない状態)
・個人的達成感の低下
(何をやっても達成感を感じない
 何をやってもうまくいかないと感じる状態)

この3つが当てはまると
燃え尽き症候群と言えるそうです。


◯燃え尽き症候群とうつ病の違い


やる気が出ず
何もする気が起きない状態と聞くと

うつ病を思い浮かべますが
その違いって
一体何なんでしょう。


元々は
燃え尽き症候群という診断名はなかったので
まとめて考えられていたかもしれませんし

燃え尽き症候群をきっかけに
うつ病を発病することもあるでしょうし

完全に分けられるものでも
白黒ハッキリしているものでもない。


ただ
不眠や食欲不振など
心身症なども併発したり
身体が動かない状態は

うつ病の治療のため
メンタルクリニックなどを
受診した方が良いかと思います。

一時的なやる気のなさでなく
2週間以上持続する
一貫した気分の落ち込みなどあれば
放置せずに受診をお勧めします。



◯燃え尽き症候群の防ぎ方


じゃあどうやって
燃え尽き症候群を防ぐか
と考えていきます。


まず
熱血熱心に
何かを取り組んでいる場合

ほぼ必ずどこかで
無理が生じます。

休んでる時間がもったいない!
空いた時間は全て有意義に使いたい!
うぉりゃーー!

という瞬間はあっても良いですが
あくまで一時的なものです。

必ずどこかで
苦しくなってくるので

そういうものだと思って
意図的に休みましょう。


動けなくなるまで動くのではなく
そうなる前に
こまめに休む。

どうしても動いてしまう場合は
他人にお願いしたり
サボることも大事で

自分が頑張らなきゃ迷惑がかかる!

とか思わないことです。


そして
もう一つの良い解決方法は

同時進行で何かに取り組む
です。

結局、何か一つだけに集中し過ぎるから
依存してしまうわけです。

コレが終わっても
またアレをやらなきゃいけない

という状態を作ること。


そして
キャパオーバーしない範囲で
同時にいくつかの仕事や
プロジェクトや本気の趣味など
走らせておく方が

気持ちの重心も
分散されるので
一喜一憂しにくいメンタルになる。

一つのことに囚われ過ぎると
その集中していることが
うまくいったりいかなかったりして
気分が振り回されます。


そして
同時に色々やることで
簡単に潰れてしまわないよう
手を抜くところ
集中するところ
のペース配分をできるようになる。


人生はマラソンなので
頑張りすぎないために
いろんなことを少しずつ頑張る
という手法もあることを
覚えておいたらいいかもしれませんね😌

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