弁護士の青山雅幸さんが、作家の知念実希人さんから「デマ」と批判されことで、起こした名誉棄損の裁判において、23日、東京地裁は、「社会的評価」を低下させたとして、110万円の賠償と削除を命じた。

青山さんは、ワクチンは不妊を引き起こさないのかについて、「中期、長期リスクは全く不明が正しい」と投稿したところ、知念さんが、「デマだ」と批判し、関連性を否定する政府と同じ姿勢を示した。

その後も、彼は「デマで反ワクチン運動をした」などと投稿していた。

下山裁判官は、「リスクは不明と表明しているだけで、不妊になるとの見解を述べているわけではない。当時、国会議員だった原告が副作用の虚偽を述べた印象を与える」として名誉棄損を認め、賠償命令を下した。

ワクチン推進派は、落ち着いて説明を読解する性質がないため、一方的に感情的に「デマ」と押し付けるが、それが仇になるということが、今回の裁判から得られる教訓である。

しかも、この知念という方は、過去に「国民の7割が接種すれば集団免疫が実現できる」などと発言しておきながら、実際には、国民の8割が接種が完了した後も感染は収まらず、さらには、ワクチン後遺症患者が増加する事態となっていた。

司法がまだ正常に機能しているところ、ワクチン集団訴訟が起こされたところを見ると、こういった過剰に推進してきた医師たちが、さらに裁かれることになるのは、そう遠くない将来に思える。