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人生は理想のチーズ探し!

こんにちは!プランナーの水野です!
今日で8月に突入しました!
そろそろ冷麺を自炊したくなる季節です。
弊事業部は有難いことに連日プレゼンや年内最も痺れるスケジュールでの撮影ラッシュを迎えております。


2000年11月27日。

突然ですが皆さんは19年前のこの日は、何をして過ごしていましたか。
当時私は小学2年生で、ダンゴムシやカナヘビもカワイイ!と思えていた年頃で、毎日九九の暗記にそれはそれは必死になっていた時期ですね。

そんな頃に発売されたベストセラー本
今回は、そんな当時売れに売れまくっていたベストセラー本、スペンサー・ジョンソン氏の「チーズはどこへ消えた?」を読んでみました。この本が流行っていた時の私は、ダンゴムシを丸めることに夢中になっていた訳ですから、自主的に本を読むなんてことは発想もできないくらいだったので大人になった今、書店で見つけ手に取ってみました。

発売から20年間、毎年増刷!
日本国内では88刷、累計400万部、世界では2800万部突破!
1999年度全米ビジネス書ベストセラー第1位を獲得し、Amazon史上最大の大ベストセラーとなっているこの本。最近は大リーガーの大谷翔平選手が愛読書にあげたのがきっかけで売れているそうです。

この本がビジネスパーソンに爆発的に売れたのは、当時のソニーのCEOだった出井伸之さんが、社員に薦めたのがきっかけの様です。

これで火がつき、ソニーの社員が書店に訪れては皆『チーズ!』『チーズ!』と言っていたそうな。笑
とても面白い現象ですね。


人生の絶頂期はいつなのか問題

はたまた唐突ですが、皆さんの人生の絶頂期っていつでしょうか?
小学生?高校時代?大学時代?
それとも、社会人〇〇年目のあの時だろうか。

ここで即答で「今!!」と答えられる人は、実は結構少ないじゃないかと思います。

なんでこんな質問をしたかというと、今回読んだこの本は読後に「いや、今でしょ!」を答えられる人がたくさん増えて欲しいという想いが込められて世に出された本だと思いました。

改めてこの本のあらすじ

前置きが長くなりましたが、この本のメインは物語で描かれています。
30分〜60分あれば全部読み終えられるので忙しい人にもオススメです!

この本の物語は超要約すると、
二匹のネズミと二匹の小人がチーズを求めて右往左往するだけ!!!
そして、四者が四様の性格をもち、四者四様の行動をする。

それは私たち人が持ち合わせている「単純さ」と「複雑さ」を象徴していて、チーズもたかが「チーズ」ながら、この四者にとっては死活を制するものということです。


自分にとっての死活を制するものを失ったら・・・?!


普段、自覚・自認することは難しい自分に対する行動考え方に対して、結局はどんな時行動をしている人が前向き、幸せになれるのかを簡単に描いていました。


イメージが湧かないと思うのでもう少しだけ詳細を!

この物語は、ある迷路で起こった出来事をめぐる物語で登場人物は「チーズ」を探し求める二匹のネズミ「スニッフ」と「スカリ」と二人の小人「ヘム」と「ホー」。

ここでいう「チーズ」とは私たちが「人生で求めるもの」を指します。
つまり、仕事や家族や恋人、お金、自由、健康、人に認められること、心の平安です。
言ってしまえば、タピオカを飲みたい!タバコを吸いたい!ゲームがしたい!恋人が欲しい!偉くなりたい!お休みをとってたくさん旅行に行きたい!などそういうものの象徴です。

迷路は「チーズを追い求める場所」(会社、家族、友達や恋人等)を表しており物語がスタートします。

そしてある日、2匹のねずみと2人の小人がチーズを発見し、それに満足する日々が続きました。しかし、ある日そのチーズがなくなってしまいました。それに対してネズミ2人は、チーズを探す旅に出ます。
小人たちは、最初は旅に出るのを躊躇していたのですが、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心しました。そして、最終的には、彼らはチーズを見つけることができます。

めでたしめでたし・・・・

といった感じでストーリーが終わりますが、このお話の中にいくつもの教訓が登場します。

そして、それこそがこの本がこれだけ評価されて、大ヒットした理由はこの教訓のおかげだと思うので簡潔に紹介します。


本書の7つの教訓

変化は起きる
チーズは常にもっていかれ、消える
変化を予期せよ
チーズが消えることを備えよ
変化を探知せよ
つねにチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気が付く
変化にすばやく適応せよ
古いチーズをあきらめれば、それだけ早くチーズを楽しむことができる
変わろう
チーズと一緒に前進しよう
変化を楽しもう
冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!
進んで素早く変わり、再びそれを楽しもう
チーズは常にもっていかれる。


上記の教訓を活かしながら、人生における自分のチーズを目指して、どんな時も変わることの恐怖に負けず(人が想像している不安事・恐怖の9割は実際には起こらないという話もよく聞きます)、変化に対応しながら行動し続けることが重要だということでした。

最近この本が再熱している理由も、世の中が変化しているスピードが加速していることが叫ばれているからかなと思います。常に世の中は変化しているということを前提に捉えて、行動さえし続けて自分にとっての人生の成功充実を感じられると。

人の特徴が物語テイストで書かれておりとにかく読みやすいのが印象

そういえば、子どもって物語が好きですよね。
幼い頃、同じ物語を何度も何度も繰り返し漫画や童話を読んだなぁと。
人に何かを伝える時は、物語の登場人物の方が周囲にいる現実の人間や家族や友達よりもずっと身近に感じられるし、そもそも人は基本的に物語が好きな人が多いんじゃないかと思います。
何故みんな物語を好むのかはさておき、その魅力を借りながら人生観を前向きにしてくれるのがこの本かなと。

また、もう一つこの本の著者らしい仕掛けとして、登場人物の四者それぞれの名前にも実は性格を表す言葉の意味をもたせており、自分はどのタイプに当てはまるのか?を意識しながら読むと面白いです!

特にディスカッションのp76・77の心理がこの本の全てかなと思いました。

全部で100ページもないので、気が向いたら是非読んでみてください!


おしまい。





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