レコルト(Recolte)

ふつうに暮らしていますが、双極症(双極性障害)と診断されています。今は波は少なく落ち着…

レコルト(Recolte)

ふつうに暮らしていますが、双極症(双極性障害)と診断されています。今は波は少なく落ち着いています。(2024年5月2日83000ビューになりました。ありがとうございます!)工夫次第で穏やかな日々が過ごせると、同じ障害の人たちに広めていきましょう。

マガジン

  • 私の躁のきざし

    そういえば、躁になる前にこんな感じだったな、ということを集めています。

  • そう(躁)っぽい時の話

    意外と対応が難しい「そう(躁)」気味のとき。いろいろと工夫しています。

  • うつ(鬱)っぽいときの話

    「うつ(鬱)から浮上したいときに私が家でやること」など。ホントうつ(鬱)がやってくるとつらいです。

  • 「対人関係・社会リズム療法」(IPSRT)について

    水島広子先生の著書を読んで取り組んでいます。

  • 双極症の私が仕事に就くこと

    元職に勤めて10年で鬱で退職。少し良くなってから8つくらいのパートをしてうまくいかなくて、仕事はいまちょっと無理ですが、元気で生活できています。その記録です。

記事一覧

固定された記事

長いうつ病は、双極症(双極性障害)でした

 長いうつ病の治療中に、ある日主治医に、「あなたは双極性障害(そううつ病)なのです」と言われた気がしました。「気がした」、それほど思いもかけない言葉でした。  …

躁気味でそわそわする日の外出時に助かるグッズ3選

 再掲です。    これはもしかして、普通にお持ちの物かもしれません。 「なんとなくそわそわしてるな、今日」という日にお出かけ(買い物)があるときなどに、使うと良…

我慢するから躁になるわけじゃないと思う(双極症)

 気候がいいですね。  出かけ過ぎを防ぐために「行きたい場所をカードに書いて、1枚取って行き先を決める」という小さな遊びをやっていました。    ある日「場所A」…

「躁は巧妙になる」『いのっちの手紙』(坂口恭平)に共感する

 坂口恭平さんの『いのっちの手紙』にこんな一節がありました。  この感覚に共感します。   私の場合は、「服」です。  躁になると明らかに服が変わっていました。昨…

疲れは遅れてやって来る(双極症)

再掲です。  休み明けの日は、大体疲れている日です。  土日(休み)にお出かけをするから、とか、平日は家にいない家族がいて刺激があるから、とかそういう理由だと思い…

「あまり分かってもらおうと思わない方がいい」(双極症)

以前の記事の再掲加筆です。  先日の診察で、ドクターが 「ご家族には、レコルトさんが『今日も何もしていないように』見えるんですよね」 と言ってくれました。分かって…

「対人関係・社会リズム療法」って何だろう(双極症)

2022.9.6の再掲加筆です。  水島広子先生の本『対人関係療法でなおす 双極性障害』を読んで自分なりにやっています。  ①起きる時間 ②会話を含む人と会う時間 ③出か…

人の話にかぶせて話してしまう(躁のきざし)双極症

 以前の記事の再掲です。    十分気をつけているのに、話が終わらないのに割り込んで話してしまうことがあります。 A「この前○○町に新しくできたケーキ屋さん…」 私…

少し心がザワザワした話(雑記)

 先日スーパーに行ったら、ちょっとした人だかりがありました。    ちょうど1人の店員さんが帰るところのようでした。いつもは白衣と白いキャップの彼女(私と同じくら…

5年間(2028年まで)再発・悪化しないために/仕事について(双極症)

2023.4. 21の加筆再掲です。  最近、「うつ(鬱)」を扱うメディアは多くなりました。双極症はうつ病ではないのですが、これからどうしていけば再発せず悪化しないだろう…

今日届いたメールより「気持ちの良い季節ですね。こういう季節は、ハイになりがちですので、あまり予定を詰め込みすぎないように注意しないといけませんね」双極性障害研究ネットワークニュースレター Vol.149

未来の自分のために少額の貯金を始めました(双極症)

 今月から、未来の自分のために、少額の貯金をすることにしました。自分でそう思っていたら、家族からも新しく私名義の貯金を始めたらどうか、と言われました。  金額は…

お出かけに行った後は気をつける(双極症)ゴールデンウィーク

 ゴールデンウィークがやって来ますね。  2月のお出かけでは、帰ってきてから自制したことで、躁の波は出ませんでした。ドクターからも認めてもらいました。やや鬱の感…

「うつが再発しなくて2年になるんですよね」『いのっちの手紙』坂口恭平より

 坂口恭平さんの本『いのっちの手紙』を図書館で見かけて、借りる予定がなかったのに借りてしまいました。    読み始めてまだ最初の方です。いつも本は一気読みするので…

「目標指向性」(頑張ってやりすぎ)の1歩か2歩前にやめておく(双極症)

 2024.4.10の加筆です。  「双極症の人は趣味などを頑張ってやりすぎる」というような文章を読むたび、趣味の会に行く私へのパートナーの言葉を思い出します。  「なん…

「色で例えると、あなたは何色ですか?」(読書記録)

 昨日、ある障害についての本を読んでいたら、その障害のある人の多くは、 「色で例えると、あなたは何色ですか?」 という質問に 「透明」 と答えるのだということでした…

固定された記事

長いうつ病は、双極症(双極性障害)でした

 長いうつ病の治療中に、ある日主治医に、「あなたは双極性障害(そううつ病)なのです」と言われた気がしました。「気がした」、それほど思いもかけない言葉でした。  「双極性障害/双極症は、単極うつ病とは違って、完治というものがなく、ずっとつきあっていく症状」と家で調べてショックを受けました。    私は治らないの?  この驚きから立ち直るのにかなり時間がかかりました。いつかうつ病は治って仕事に行ける日が来る、そう信じていたからです。    しかし、何冊かの医師の本や、厚生労働

躁気味でそわそわする日の外出時に助かるグッズ3選

 再掲です。    これはもしかして、普通にお持ちの物かもしれません。 「なんとなくそわそわしてるな、今日」という日にお出かけ(買い物)があるときなどに、使うと良かった物です。  この3つがあると、ちょっとだけ気持ちが落ち着きました。 ①マスク  マスクをしていると、自分から他の人に話しかけることが減ります。 ②帽子  視界が狭くなるから(?)か、気持ちが落ち着きます。同様に、「日傘」もオススメです。 ③サングラス  サングラスをしていると、していないときよりも微妙に意

我慢するから躁になるわけじゃないと思う(双極症)

 気候がいいですね。  出かけ過ぎを防ぐために「行きたい場所をカードに書いて、1枚取って行き先を決める」という小さな遊びをやっていました。    ある日「場所A」のカードは出ませんでした。行きたかったので残念で、更にコイントスもしてみました。コインは裏でした(苦笑)。「場所A」は一見生産的な所なのです。パートナーなら「お小遣いの範囲だろう、行けば?」と言うはずです。  そのとき、「双極症」と長く暮らしているうちに、 「お小遣いの範囲のことは我慢しない。買い物もするし、お出か

「躁は巧妙になる」『いのっちの手紙』(坂口恭平)に共感する

 坂口恭平さんの『いのっちの手紙』にこんな一節がありました。  この感覚に共感します。   私の場合は、「服」です。  躁になると明らかに服が変わっていました。昨日まで暗い色の服を着ていたのに、突然明るい色の服を着て「気分転換も大事よね」などと言い始めるのです。  今は外出の時、ほぼ同じ色のトーンの服を着るように心がけています。だから「私は躁じゃない」と自分を騙すことができます。周りの人からも気づかれません。   躁は他人を巻き込むと思っています。自分を正当化もしたり被害

疲れは遅れてやって来る(双極症)

再掲です。  休み明けの日は、大体疲れている日です。  土日(休み)にお出かけをするから、とか、平日は家にいない家族がいて刺激があるから、とかそういう理由だと思います。  「疲れ」が休み明けの日にどーんと来てくれれば、原因もわかるし「一日休む」など見通しも立てられるのですが、疲れは遅れてやって来ることが多いです。  今日の疲れは、いつの疲れ?  どれくらい休めば復活できるだろう?  これは経験で対応するしかない気がします。だからとても難しいです。「こうした方がいいよ」と

「あまり分かってもらおうと思わない方がいい」(双極症)

以前の記事の再掲加筆です。  先日の診察で、ドクターが 「ご家族には、レコルトさんが『今日も何もしていないように』見えるんですよね」 と言ってくれました。分かってもらえてる、と思いました。    一日を過ごすときに、「出かけたい」という自分と「疲れるからやめておこう」という自分がいます。自分の中でもう一人の自分と戦っていて、そしてそれは外からは見えないので「あいつただじっと家の中にいる」と見られがちです。  (このことを帰ったら家族に詳しく説明しよう!)と心の中で思ってた

「対人関係・社会リズム療法」って何だろう(双極症)

2022.9.6の再掲加筆です。  水島広子先生の本『対人関係療法でなおす 双極性障害』を読んで自分なりにやっています。  ①起きる時間 ②会話を含む人と会う時間 ③出かける時間  ④夕食の時間 ⑤寝る時間 をなるべく同じ時間にすること。それから、 ・急に大勢の人に会う、などの刺激を避けること。 ・急に長い時間おしゃべりなどして興奮したりしないようにすること。 ・怒ったり、怒鳴ったりしがちな人に会わないようにすること。 です。詳しくは本をご覧下さい。下にもう少し自分の体験を加

人の話にかぶせて話してしまう(躁のきざし)双極症

 以前の記事の再掲です。    十分気をつけているのに、話が終わらないのに割り込んで話してしまうことがあります。 A「この前○○町に新しくできたケーキ屋さん…」 私「あー!行ったの~?私も行ったよ!あのケーキがおいしかったなぁ!」   (Aさんは「ケーキ屋さん」以降のお話ができなくなってしまっています。) 家族「ちょっと今日の仕事の予定の話…」 私 「何?急に会議とか?えーーー!」 (ここで家族は「実は同僚が急用で変わってくれって言われたんだ」と切り出すはずが、話の腰

少し心がザワザワした話(雑記)

 先日スーパーに行ったら、ちょっとした人だかりがありました。    ちょうど1人の店員さんが帰るところのようでした。いつもは白衣と白いキャップの彼女(私と同じくらいの年の人)が、ピンク〇ウス似のワンピースにパンプスを履き、内部のドアから店内に出て来ていたのです。髪もクルクルに巻いていました。  店員仲間からしきりに「かわいい」「かわいい」と言われ、「うふふ」「うふふ」と笑っているのです。(2回書きますが、私と同じくらいの年齢の女性です。)  >(心の声)ねぇ、もしかしてあれ

5年間(2028年まで)再発・悪化しないために/仕事について(双極症)

2023.4. 21の加筆再掲です。  最近、「うつ(鬱)」を扱うメディアは多くなりました。双極症はうつ病ではないのですが、これからどうしていけば再発せず悪化しないだろうかと考えています。これから先、とりあえず5年。1つ目は「孤独」でした。  〈2つ目は「仕事」について〉  まず今の体調で、フルタイムの仕事は無理です。パートの仕事もしないことに決めました。定年まで10年ないこともあります。  自営業など、都会でも一人で仕事をしている人はコワーキングスペースやレンタルオフ

今日届いたメールより「気持ちの良い季節ですね。こういう季節は、ハイになりがちですので、あまり予定を詰め込みすぎないように注意しないといけませんね」双極性障害研究ネットワークニュースレター Vol.149

未来の自分のために少額の貯金を始めました(双極症)

 今月から、未来の自分のために、少額の貯金をすることにしました。自分でそう思っていたら、家族からも新しく私名義の貯金を始めたらどうか、と言われました。  金額は本当に少ないのですが、  〈15年後の自分に手渡すことをイメージして〉  貯金を始めることにしました。  ”これでスター〇ックスに行ってね”  ”ほしい本があったら買ってね”  自分をイメージすると、貯金が楽にできるようです。  今の私がどうしても必要なわけでないならば、口座に入れておいて後で使いたいと思います。

お出かけに行った後は気をつける(双極症)ゴールデンウィーク

 ゴールデンウィークがやって来ますね。  2月のお出かけでは、帰ってきてから自制したことで、躁の波は出ませんでした。ドクターからも認めてもらいました。やや鬱の感じが出たので、その対策は今後課題です。 2023.2.12の加筆掲載です。  数か月前から計画したお出かけでした。帰ってきたけど、きっとアドレナリン(コルチゾール)は残っているはずです。いつ頃収まるでしょう。 【お出かけに行った後に気をつけること(お出かけから3週間)】 ①買い物をしない ②周りの人に自分から連絡を

「うつが再発しなくて2年になるんですよね」『いのっちの手紙』坂口恭平より

 坂口恭平さんの本『いのっちの手紙』を図書館で見かけて、借りる予定がなかったのに借りてしまいました。    読み始めてまだ最初の方です。いつも本は一気読みするのですができないのです。 ・坂口さんの本は内容が濃い気がしてゆっくり読まないと消化できない ・共感することが多すぎて、とりあえず休まないと疲れてしまう ・神経に直接話しかけられているようで、少し読むだけで脳内がグラグラする という感じで…ゆっくり読みます。  その中に(これはメインの話題ではないと思うんですが)、 「う

「目標指向性」(頑張ってやりすぎ)の1歩か2歩前にやめておく(双極症)

 2024.4.10の加筆です。  「双極症の人は趣味などを頑張ってやりすぎる」というような文章を読むたび、趣味の会に行く私へのパートナーの言葉を思い出します。  「なんでそんなに練習があるの?」「プロじゃないんだから」  私のやっていた趣味の活動は、もともと大会に出ることが目的で、つまり「目標指向性」が最初から含まれているもので、どこまで参加するかが難しくはありました。  「頑張りすぎないように、と思った頃にはもう頑張っているので75%くらいの力で続けられたら」と去年no

「色で例えると、あなたは何色ですか?」(読書記録)

 昨日、ある障害についての本を読んでいたら、その障害のある人の多くは、 「色で例えると、あなたは何色ですか?」 という質問に 「透明」 と答えるのだということでした。色のついた答えをする人の方が少ない、と。  興味深く、神秘的なことだなと思いました。  そして心の研究は、こんな風にもなされているのだなと思いました。  私はもし同じことを聞かれても、「透明」とは答えません。はっきりとした一つの色のイメージがあるからです。それでも私の持つ色のイメージがときどき変わるのはどうして