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Vol.4 留学サステナblog #アメリカ編

こんにちは、ReFの桃です!私は早稲田大学政治経済学部の3年生で、今はアメリカのカリフォルニアにあるUC Davisに1年間の留学をしに来ています;)
今回は留学サステナblog第2弾として、アメリカでのサステナブルな生活や、私が感じていることをご紹介します。


まず、私が暮らしているDavisという町で実践されているのが、”バイクフレンドリーなまちづくり” です。Davisは、アメリカ平均の10倍の割合の人が日常的に自転車を使うというデータもあるほど自転車の街で、Googleで検索するとThe cycling capitalとして名前が挙がるほどです😂

実際に、Davisには合計160​​km以上の自動車専用レーンや4000台分以上の自転車置き場(もちろん無料!)があると言われており、車を使うより自転車を使う方が便利なことも多いので、多くの人が自転車を使って移動しています。

ちなみに、毎日の自転車通学が気持ち良すぎて、
日本に帰ってからも自転車が趣味になりそうです笑

温室効果ガス排出の大きな原因となる自動車を使わずに便利な生活を送れる町は自動車大国のアメリカでも有数だと思うので、このようなバイクフレンドリーなまちづくりはDavisの魅力のうちのひとつだと思います。日本にもアメリカにも、このような街がもっと増えたら素敵だなと思います。


次にアメリカに来て感じていることを少しお話ししたいと思います。

まず一番に感じていることは、自分に余裕がない状況の中で地球環境やサステナビリティに目を向けることは簡単なことではないということです。私の場合、今回の留学が私にとって初めての海外での一人暮らしであることや物価の高さや円安など、さまざまなことが重なって目の前のことで一杯一杯になっていて、自分の心の余裕の無さを痛感しています。アメリカに来てからも、ペットボトルを買わなかったりマイバッグやマイタンブラーを持ち歩いたりといった簡単なことは実践していますが、その一方で、

・詰め替えシャンプーが見つからなくて丸ごと新しいものを買ってしまった:(
・Stasherとか欲しいけどやっぱりラップが便利で使っちゃってるな:(
・毎日お肉食べてる:(
・サークルのダンスの衣装のためにファストファッションブランドで買ってしまった:(

など、長期的な地球環境のことではなく自分の目の前のことや便利さを優先してしまうことが多く、そのことに対して後ろめたい気持ちになることが多くあります。


でも、そんな時にもう一度思い出さないといけないことは、<完璧を目指さなくて良い> ということだと思います🙆🏻‍♀️これは日本にいる時から私が気をつけていた <自分にとっても地球にとっても持続可能でいる> ということにも通じるものですが、サステナビリティのために無理をしすぎてストレスに感じてしまうことは、結果的にそれを持続することが自分にとって難しくなってしまいます。その考えに基づいて、私は日本で生活している時、「今目の前にある選択肢の中で比較的サステナブルな選択をしよう」ということを気をつけていました。私自身も留学に来てからこのことを忘れかけていたので、またこのマインドセットを思い出して自分のできる範囲のサステナブルな留学生活を送っていきたいと思います😌


そしてもう一つアメリカに来て思ったことがあります。(以下はあくまでも私個人の意見です!)

それは、日本にいるときは「日本よりアメリカのほうが環境問題に気を遣っている人が多いはず」と思っていたのですが、日常生活おける個々人のサステナビリティに関する意識の差は日本とアメリカの間でそこまで違いを感じないということです。アメリカでもペットボトルやプラスチックストローはたくさん使われているし、ファストファッションを好んで買う人もたくさんいます。その一方で違いを感じるのは、大学やスーパーマーケットなど、個人ではなく大きな組織が率先してサステナブルなシステムやルールを作っているという点です。例えば、大学は全てのスクールバスを2023年までにzero-emissionsバスにすることを目標に掲げていたり、大学の至る所に給水スポットがあったり、大手スーパーマーケットでは土に還る素材のビニル袋が使われていたりしています。このように、大きな影響力を持つ組織がサステナブルな取り組みをすることで、個々人は自然とそれに従わざるを得なくなり、無意識のうちにサステナブルな生活を送ることができているように感じます。

個々人の意識をひとつひとつ変えることは難しいからこそ、以上のようなアメリカのシステムはこれから日本でサステナビリティをもっと普及させるための良いお手本になると思います!


長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます☺️気づいたことや感想などありましたら、コメントやインスタグラムのDMを送っていただけたら幸いです! 次回の投稿も楽しみにしていてください!

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