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調味料を調える理由と整え方

家で料理を作っていても,しっかりミネラルを摂取する調理ができているのかな・・・とやや疑問でした。
添加物や化学調味料などが気になっていた2021年に,株式会社いかす[1]主催の「セミナー+体験オーガニック野菜セット」で、セミナーを受けられるお得な講座ということで参加してみました。セミナーは食品加工コンサルタントで加工食品ジャーナリストの,中戸川貢氏[2]の「特別講座 間違いだらけの”調味料”選び(納豆・豆腐も)」という内容でした。
2021年にセミナーを受けてから、調味料はシンプルなものを選べるようになってきました。トップの写真は、今点在使用している調味料たちです。


1.届いたオーガニック野菜

セミナーを受けられて新鮮なオーガニック野菜が届くなんて二度嬉しい♪
届いた箱には,たくさんのオーガニック野菜と,野菜の保存の仕方や保存期間,食べ方などの説明書も入っていました。主催の方の誠意と心意気を感じました。

セミナー前日に届いた「いかす」のオーガニック野菜たち

2.なぜ調味料を整えるの?

中戸川さんは,お醤油会社にお勤めだったことから,お醤油やみその選び方や食品の選び方まで分かりやすくお話ししてくださいました。
中戸川さんのお話はエネルギーがあって非常に面白い。そして有用!
知りたかったこと盛沢山で,あっという間の2時間半でした。

お醤油って,大豆と小麦と食塩の配分で変わるんだ~。
生醤油(なましょうゆ)って,加熱殺菌していないから美味しいんだって。生醤油(きじょうゆ)は,だし醤油ではないという意味。

うす口は色は薄いけれど食塩が多い。
お味噌は大豆と米,大豆と大麦,豆をそれぞれ糀と塩の割合で発酵させて味が変わるのね。
お味噌の色は大豆を蒸したり,茹でたりするかしないかで変わるんだ。なるほど。

最近は,分子栄養学の観点から気になっていたものは買い,不要なものを買わないようにしてはいたけれど,まだまだ知らないことが多いし,間違った調味料選びもしていたな。

ミネラルって,身体の健康にとても大事。
ミネラルが不足すれば,骨,皮膚,免疫力,精神にも甚大な影響がある。成長期は身長の伸びにもかかわるし,低体温になったり痩せにくくもなる。
ミネラルは体の構成や代謝に必須ですが,摂りにくく,体内から排出されやすい栄養素でもあります。
その上,多くの食品に含まれる食品添加物が,食品のミネラルの吸収を阻害します。
だから,食品添加物を含まない,ミネラル豊富な調味料やミネラルの吸収を阻害しない調味料で調理すれば,野菜のビタミンの吸収率も上がるわけですね。
現代ではアミノ酸等など,すべて避けるのは難しいから,摂らなくていいようなものは減らす。
Tarzan(2018)[3]の「美味しいは危ない」でも調味料の危険について述べられています。「調味料にもワナは潜む。市販の焼き肉のタレには砂糖、果糖ブドウ糖液糖やみりん風調味料がしこたま入っているし、パンチ力のある味わいは白米のドカ食いを招きがち。かといって、ノンオイルやカロリーハーフを謳う調味料を選ぶと、何かを削った分、味がぼやけるのを防ぐため、人工甘味料がそっと増やされていたりする。減塩タイプの麺つゆを味見すればすぐ分かる。」
まさかの調味料から摂りたくない添加物や化学調味料を摂取することになりかねないので、自分や家族、大切な人の健康を考えれば知識が必要になります。
そして、このようなことを覚えておくと、調味料以外でも食品の選択がしやすくなります。

3.まずは基本の「さしすせそ」

さ:砂糖

砂糖は糖質コントロールしたいから,ほとんど使わないで,ラカントにしているから良いね。OK。
梅酒などは氷砂糖が理にかなっているから,氷砂糖でいいんだ。
どうしてもお砂糖使う時は,北海道のてんさい糖にしようかな。
というか、もう梅酒はあまり作らなくなりそうです。梅干し一択かな。

し:塩

塩は,ミネラル豊富な沖縄のぬちまーす塩と海塩を常に使っています。
ときどき岩塩やブラックソルトも使っています。
だから、塩はOK
塩は命のもとだから、自然の海塩を選ぶとよいですね。
天日干しされたものでマグネシウムが多いものを選んでいます。
ぬちまーす塩、宗谷の塩等は常にストックしています。

す:酢

酢は,合成酢や調味酢ではなく,原材料が米のみで静置発酵法のもの

せ:醤油

醤油は,普段使いの生醤油(なましょうゆ)は今まで通りでOKとして,他にもおすすめの丸大豆の天然醸造醤油や有機しょうゆを買ってみました。だし醤油は,今使っているものが終わったら終了。

そ:味噌

味噌は,姉が毎年作ってくれる味噌が半年で終わってしまい,後の半年は購入するので,その後、このような味噌を買っていました。ちゃんとお味噌のふたに通気口の穴が開いているかな?!チェックします。「天然醸造,自然醸造,無添加」そして「有機,国産」などの表示を目印にすれば良さそうですね。
2023年は自分でも手前味噌を作ったので、当分お味噌は買わなくてすみそうです。

みりん、その他

みりんは,本みりん
他には、糖類不使用ケチャップやラカントS,オーガニックのウスターソースや無添加の白だしは,糖質コントロールや栄養療法の観点でちょこちょこ見つけていた調味料たち。
(ラカントは最近はほとんど使わなくなりました。)

プラス,今回購入したもので,不要なものを摂らず,ミネラル摂取をグンと加速できそうで嬉しい☺

ラカントはほとんど使わず、みりんやお酒で代用


マヨネーズは最近はこれらを購入


一旦,きちんと良い調味料を調えてそろえておけば,調味料から不要なものを摂らなくて済むし,ミネラルやビタミンを阻害されない料理が作れます。
そして,今後は毎回同じものか,似た表示のものを買い足してけば,買い物の時間も短縮できるし、良いことだらけ。これがしたかったのよね☺

中戸川さんは2023年に『ワースト添加物―これだけは避けたい人気食品の見分け方』[4]を出されました。裏面表示の見方や、避けた方が良い添加物など、痛快な中戸川さんの語り口調そのまま、楽しく、わかりやすく、具体的に避けた方が良いものを教えてくれます。お薦めの書籍です。

原材料がシンプルで,不要なものが極力入っていないもの,精製していないものを選べば良さそう。
結局,原点回帰。


参考文献

[1]株式会社いかす
株式会社いかす
https://www.icas.jp.net/
【特別講座】間違いだらけの“調味料”選び(納豆・豆腐も)
https://peatix.com/event/1735012

[2]中戸川貢氏
東京都八王子市 「食べたい工房」 ホームページ
http://tabetai.aikotoba.jp/?fbclid=IwAR1tq2lLdsq1zWF8Z4Fmj3EeFysakTEJTWV05xPlYEjzsBvS9_fmrYEuhmk
中戸川貢 エキス類のまとめ(2021年1月版)
https://www.facebook.com/mitsugu.nakatogawa/posts/3879022252175313

[3]Tarzan(2018)「美味しいは危ない―カラダを老けさせる『老けメシ』ワースト10 ランチ編―」

[4]中戸川貢(2023)『ワースト添加物―これだけは避けたい人気食品の見分け方』ユサブル

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