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食事×運動×睡眠

消費税増税を前に、住宅購入を考える人も増えているのではないでしょうか。今買った方が良いのか、増税後の方が損しないのか、そんな記事を目にすることが多くなったと感じています。結婚したから、子供が生まれたから、家賃がもったいないからと様々な理由がありますが、もう少し長い目で見てみましょう。それが健康。人生100年時代とも言われる現代では、寿命が伸び、働く期間も伸びます。健康であり続けることが、今後の人生を楽しむ重要な要素となります。健康をもう少し分解してみます。

健康 = 食事 × 運動 × 睡眠

バランスのとれた食事を取って、適度な運動をして、しっかり眠る。
これを日々繰り返せば、心身ともに不調になることは防げるのではないでしょうか。

食を愉しむ

まず、食事から。食から考える空間づくりというテーマで考えてみます。食材を準備する、収納する、調理する、食べる、片付ける、など一連の流れをいかに効率よく、いかに楽しくするか、ということがポイントになります。では、食のプロはどんな家に住んでいるのでしょうか。

こちらは料理家のSHIORIさんのおうちです。機能性と価値観が見事に融合したデザインで、食事を作るのも食べるのも楽しくなりそうですね。このように、料理家さんや、フードコーディネーターさんの家は参考になります。

運動の習慣化

多くの人が運動の習慣化には興味があるのではないでしょうか。運動には緊急性がなく、なかなか実行するのは難しいものですが、運動しなければやがて身体をおろそかにした結果として、健康に悪影響が出ていきます。効果的な運動に必要な時間は、一週間に3〜6時間といわれています。最低、一日に30分ずつ、あるいは一日おきに1時間ずつ行えばクリアできます。ジムに通うという手もありますが、多くの人が通うのがめんどくさくなってやめてしまったり、金銭的な理由でジムを解約したりということになっているのではないでしょうか。
例えば、家の中でヨガができるスペースを確保するという事例があります。
ヨガスタジオに通ってはいたものの通うのが面倒くさくて続かなかったという人は発想を変えて、家をヨガスタジオにしてしまうという方法もあります。このように、家の中に身体を動かせるスペースを作るという考え方もあります。

日本人の4割が抱える「睡眠負債」

また、健康の重要な要素の一つが睡眠です。日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短いです。睡眠時間も短く、質も悪ければ、日中の生産性は下がる一方。睡眠を第一に考えた空間づくりということを考えてみます。

ポイントは「空間」と「光」、「音」、「温度湿度」。睡眠に適した空間とは?ここをしっかり理解して家づくりをすると良い効果を得られそうですね。

環境は人をつくる。人が環境をつくる。

健康を習慣にするための手段としての住まいを考えてみました。意思とかなんていうものはあまりアテになりません。できるだけ、自然に楽しみながら食事、運動、睡眠の改善ができてしまう環境づくりが大切です。
家をただ住まいとしてだけで考えるのではなく、身体を鍛えるジム、ホテルのような最高の睡眠空間、お気に入りのレストランの機能、価値を家につけていくといいう考え方をご紹介しました。どんな間取りにしよう、どんな素材を使おう、の前に考えてみるとより住まいの満足度が変わってくること間違いありません。増税前で焦って住宅購入を検討し始めた方の参考になれば嬉しいです。

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