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ゆらぐ、3月

風の強い3月の始まり。
2月下旬は長女の受験でバタバタしていた。
こんな時に限って腰を痛める。(ギックリ腰の手前みたいな・・・)
東京に行ったり仕事でもアウトリーチ(移動図書館)の担当があったり。
痛み止めとコルセットで乗り切った。


今日はやろうと思うことがいっぱい。
1つ目は、パクチー餃子をつくる。
2つ目は、江國香織さんの新刊『川のある街』を読む。
3つ目は、じっくりヨガをして身体の疲れや凝りを癒す。
そして、久しぶりにnoteを書く…


東京に行った時に、国立新美術館で『マティス 自由なフォルム』展を見た。そして翌日には東京都美術館で『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』を。


夏ごろから次の図書館の展示のために西洋美術史の本を読み漁ったり、youtubeを見ていたからか、両方ともとても深く味わって鑑賞することができた。



マティスの絵は印象派(点描)から、

『日傘をもつ婦人』展覧会図録より


フォービズムと呼ばれる印象派よりも色鮮やかな荒々しい色彩の絵を経て、

『マティス夫人の肖像』展覧会図録より

最終的に「ブルーヌード」のような切り絵(単純化)になっていった。(キュピズム?)

『ブルー・ヌード』


そのマティスに影響をあたえた点描の師匠、シニャックの絵も印象派の方の展覧会で見ることができる。

『ゴルフ・ジュアン』展覧会図録より


マティスの素敵なところは色彩感覚だ。それから線。


印象派はヨーロッパだけでなく世界中の画家たちに影響をあたえた。
それでもモネが最初に展覧会に出した《印象、日の出》は酷評されたようで、(印象派の絵が最初に世に出たとき)
でもモネがそれを気にせず素敵な絵を描き続けてくれてよかった。
新しい価値観が出てくると、いち早く受け入れることができる人もいれば拒否感を抱く人もいる。
自分のものさしが人とずれていようが、もしかしたらその人のほうが古いものを引きずっているのかも、と思ってみることも大切。




印象派の絵は本当に見心地のよい絵ばかり。
人気が高いのも納得だ。

モネの『睡蓮』展覧会図録より


娘の絵も1年でずいぶんと変わった。
成果が出せるといいのだけれど…


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