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エンジニアになるのが遅くても現役エンジニアに追いつける理由

エンジニアは魅力的な仕事だ。
スキルを磨き、自分の腕一本で世の中にインパクトを与えるITサービスを作ることができる。まさに現代の魔法使いとも言えるような仕事だ。

また、世界中でITサービスが必要とされている中、優秀なエンジニアが圧倒的に不足しているため、桁違いに高い給与も約束されている。

そんな魅力的なエンジニアという仕事だが、知識を武器に戦う技術職というイメージが強く「この年齢からエンジニアに挑戦したとしても何年も現役で働いているエンジニアには勝てるはずがない」と、スタートの遅さを理由にエンジニアになることを諦めてしまう人がとても多い。

私自身も社会人になってからエンジニアになり、現在メインで取り組んでいるインフラ領域のエンジニアリングは30歳から学び始めた。お世辞にも早いスタートとは言えない。

そんなスタートの遅かったインフラエンジニア人生だったが、すぐに現役エンジニアの人たちと肩を並べて仕事ができるようになった。
その証拠に、私は30歳でインフラエンジニアに転身し、31歳の時にはクラウドファンディングのCAMPFIREでリードエンジニアとしてSRE(インフラ)チームのリーダーになることができた。

そんな私だからこそ断言できる。

「エンジニアになるのが遅かったとしても現役エンジニアに追いつくことは可能だ」

この記事では、たとえエンジニアになるのが遅かったとしても問題なく現役エンジニアたちに追いつくことができる理由を解説したいと思う。

教材のクオリティが桁違いに上がった

まず第一に教材のクオリティについて言及がしたい。

近年のプログラミング教材のクオリティの上がり方は異常だ。
有名大学のコンピュターサイエンスの講義が無料で公開され、Youtubeには有料級コンテンツが無料で公開されている。

もちろん、技術書に関しても、数千円で世界トップレベルのエンジニアが時間をかけて執筆した本を購入することができる。また、ニッチなジャンルの技術書も個人出版という形でカバーされている。

ここまでプログラミング学習教材が整備された時代はない。一方、10年前に勉強をしていたエンジニアはそもそも学習教材を探すこと自体難しかった。

そんな恵まれた学習環境が提供されている現代ならば、苦労して勉強をしていた世代と同じ量の知識を得るために必要な勉強時間は圧倒的に少なくなる。

勉強効率が数倍に上がった

2024年になりプログラミングの勉強効率が劇的に向上した。10倍以上勉強効率が上がったと個人的には思っている。
そして、この勉強効率の向上こそがスタートの遅いエンジニアが現役エンジニアに追いつくための一番の要素だ。

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