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【管理栄養士解説】小さくたって責任感は大!自分で作ればきっと嫌いも好きに変換できる🤗


本日の子育てお悩み相談~好き嫌い~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「好き嫌い」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

3歳になったばかりの女の子の母です。
娘は好き嫌いが多く、ピーマンやブロッコリー、小松菜、きのこ類などを食べたがりません。
また、いつも同じ物ばかり食べたがり、トマトやかぼちゃなどはよく好んで食べます。
食べられる野菜があるのは嬉しいですが、料理のレパートリーには限りがありますし、毎日同じような食事内容になってしまうのが悩みです。

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、四児ママ管理栄養士 戸田綾子です。

四児ママ管理栄養士 戸田 綾子

お手伝い作戦で子どもの責任感を刺激!

子どもに食べてほしい食材が嫌いな物だった場合には、お手伝いをさせて自分で作らせてあげましょう。
そうすることで、少しずつ食べてくれるようになりますよ。
子どもは自我が芽生えると、少し遅れて追いかけるように責任感が芽生え始めます
その責任感を上手に活用していきます。
基本的には褒めて伸ばす手法になりますね。
また、お手伝いをすることで、初めて見た食材でも興味が持てるようになりますし、どの料理にどのような食材が入っているか分かるため、不安感を減らすことができます。

子どもができる料理のお手伝い

例えば、子どもに嫌われがちな野菜の場合には、まずはカットする前の野菜の原型を見せてあげましょう。
それをカットしたら、何でも良いので調理工程でお手伝いをさせてあげてください。
例えば、

・サラダとして調味料と和える
・鍋に野菜を入れる
・合わせ調味料を混ぜる
・お皿に盛り付ける
・食卓に運ぶ

など、簡単な作業で問題ありません。
何かひとつでもお手伝いできたという気持ちを持たせてあげることが重要になります。

子どものやる気と自信をつける声掛け

料理を食卓に並べたら、
「~ちゃん(くん)が作ってくれた○○○だよ!
とってもおいしそうだね!いただきまーす。」
一声かけましょう。
きっと一緒に食べてくれるハズです。
もっと盛り上げるために、家族の協力を得て
「おいしい!」
「作ってくれてありがとう。」
「どうやって作ったの?」
「この野菜の名前なんだっけ?」
「また作ってね!」
など言ってもらえると、子どもの気持ちが前向きに働き、自信に繋がります。
そして、安心材料としていつも食べ慣れている物を1品、一緒に食卓に置いてあげるとよいですね。

自分で作ったから自分で食べよう」という責任感を刺激すると同時に、不慣れな食材に慣れるまでの近道としてお手伝い作戦が有効です。

嫌いだと思っていた食べ物が、好きに変わることを応援しています。


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