詩『路地』

野良猫が昼寝している
粗大ごみのソファの上で

誰もとがめない
野良猫は自由

ぼくも昼寝しよう
どっちが自由か競争だ

ぼくにはお金はないけれど
時間は山のようにある

ぼろアパートの古畳の上
ごろりと横になったらば

曲がりくねった春の風
南の窓からこんにちは