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闘わない君のことを、闘う奴等が笑うだろう

ロッシーです。

タイトルは、中島みゆき『ファイト!』の歌詞をもじったものです。

もともとの歌詞は、下記のとおりです。

「闘う君の歌を 闘わない奴等が笑うだろう」

中島みゆき『ファイト!』

ふとした瞬間に、この歌詞を思い出して思ったんですよね。

「闘っている人が、闘わない人を笑っていることもあるよなぁ~」と。

今の時代なのか、いつの時代もそうなのかわかりませんが、みんな自分が頑張っていると思っているんですよね。

例えば、サラリーマンに「あなたは頑張っていますか?」と質問したら、ほとんどの人が「頑張っています!」と回答するでしょう。

「全然頑張ってませんよ。こんなんで給料もらっちゃって悪いな~えへへ。」なんていう人はまずいません(笑)。

「頑張っている」=「闘うこと」といってもよいでしょう。

それは自分自身との闘いかもしれませんし、仕事、育児、勉強、世間への抵抗、夢の実現など、色々なものが含まれます。

だからこそ、この『ファイト!』を聴いた人は、頑張っている自分=闘っている自分として共感したわけです。「頑張っている私を笑う奴等になんて負けないぞ!」と。

さて、そうやって頑張ることは良いことなのですが、やりすぎると頑張っていない人間を下に見るということが起こりがちです。

そうなると、この記事のタイトルどおり、

「闘わない君のことを闘う奴等が笑うだろう」

ということになるわけです。

負けてなるものか!と闘ってきた結果、今度は闘っていない人間を低くみるようになる。なかなか人間というのは皮肉なものですね(笑)。

「あいつは全然やる気がないんだよ。まったく困るわ。」

「俺はこんなに頑張っているのに、なんであんな奴等の評価が高いのか意味が分からない。」

みたいなセリフは、その良い例かもしれません。

別にそれが良いとか悪いとかいうわけではありませんし、ジャッジする気もありません。

ただ、しいて言うなら、今の時代「闘わない」ことができる人ってすごいと思います。

普通は、周囲に流されついつい闘ってしまうものです。

あえて闘わないことを選択するのは勇気が必要です。周囲からは笑われるでしょうし見下されるでしょう。

それでも闘わずにいられるのは、本当に強い人なのかもしれません。もしかすると、本当の怠け者という可能性もありますけど(笑)。

闘うばかりではなく、闘わない勇気についても大事にしたいですね。


最後までお読みいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

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