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腕時計探しの旅

中学3年生頃、自分のお小遣いで買ったお気に位入りの腕時計があった。 高校に入ってから、部活の先輩にもおしゃれだねと言われて一層お気に入りになった腕時計だった。 白い文字盤 細い赤い秒針 黒いベルト。 スッキリしたその時計。 ある日、当時小学生だった妹が、友達と待ちあわせをするので腕時計を貸して欲しいと言った。仕方なく貸した。 腕時計が壊れて帰ってきた。 お気に入りだった。 直しようがない状態だった。腕時計のベルトと文字盤を繋ぐ部分がポッキリ折れていた。 弁

    • 友だち

      2年生のある日、家で二人で宿題をしていると遊びに来ていたおばあちゃんが「お勉強、えらいね」そう言ってジュースを2つ出してくれた。普段飲めないジュースの甘さとともに、おばあちゃんにまっすぐにほめられたことや存在を認められたことが嬉しかった。 その子は今思えば育ちのいい家庭ではなかったと思う。母親はスナックで働き、父親は時々しか帰ってこない。昼間は家で寝ているお母さん、お父さんは時々しか現れない、自分には不思議だったし。こういう家庭だと「あの子と遊んじゃ駄目よ」という親もいたか

      • 窃盗事件。

        クラスメイトのお母さんから濡れ衣を着せられた。 小学校の廊下のロッカーに掛けておいたバトミントンクラブ用のラケットを入れたサブバッグの巾着の中に、知らないものが入っていた。Y先生に職員室で問い詰められた。 「このかばんに入っているこれは何だ?」と。「知りません」そのものの記名か何かを見せられて「これは誰のものだ?」ともう一度聞かれた。「〇〇ちゃんのものですか?」それがここに入っていた。 本当に知らなかった。オカアサンも学校に呼ばれた。 この時は信じてもらえた気がする…。

        • 箱入りの始まり

          両親は3歳まで私の顔を石鹸で洗えなかったらしい。 初めて石鹸で洗ったら顔が白くなったと言ってました。 第一子だからそれはそれは丁寧に扱ったそうな。 そこだけは丁寧。

        腕時計探しの旅

          物心着いてからは毎晩怒鳴り声が響いていて

          二階の床に耳を当てて、お母さんが無事かどうか、父の怒鳴り声を聞いていた。 普通のパパなんだけどね この写真では。 まだ妹が生まれる前、一人っ子だった頃かな。。。

          物心着いてからは毎晩怒鳴り声が響いていて

          美人な写真があるよ。 この人、貧乏性で真面目で、先天的根明タイプで、あまり長く落ち込まない。 大間のマグロ級のド天然。。 頭は良かったらしいんだけど、 そうは思えん。物分かりというか、ピンと来ないタイプ。 運動以外は何をやっても割とすぐコツを掴んで辞める。 美術系割と好きでデコパージュとか、シワシワの紙(クレープペーパー ?)と針金で花を作るやつとか、編み物も縫い物も、織物的なやつもやってたな〜。実家には布や毛糸たくさんあるよ。いつかやりたくて引っ越しのたびに絶対

          自分の支えはいつも無条件に愛してくれたおばあちゃん

          他に何もない。 いるだけで可愛がってもらえた。 欲しいものは何か、聞いてくれた。 明日のお休みはどこへ行こうかね? このばあちゃんんがいなければ、こんなマイルドルゥにはならなかっただろうと思う。 同居してなかったが、盆暮れ正月ほとんど父方の祖父母宅へ行っていたの。ボクの故郷滝川市。 母方は実家が宮城県仙台市で遠かったのもあり、ほとんど盆暮れ正月の旅費が高い時期には行った記憶がありません。 子ども3人連れて出かけるのは大変だよね。祖父も車持ってなかったし、迎えにも

          自分の支えはいつも無条件に愛してくれたおばあちゃん

          ずっと家族中心に生きてきたのにね。

          父がいる日は基本的に遊びに出かけないとか、家族揃ってご飯を食べるべし。家訓でもなんでもなかったんだけど、暗黙に敷かれたルールというかがあってね。 家族にこんなに傷つけられるとは思わなかったな。 三人兄弟の長女として生まれた。 すぐ下は妹4歳離れ、兄弟の中では自己肯定感も強そうで、勝気なほう。幼稚園4歳の時に自分が小学2年生で自分と一緒にかけ算を覚えたくらい頭も良く、運動神経も良く、いつもリレーのアンカーなどをやっていた。 弟は9年離れ、幼稚園の迎えに母の代わりに行った

          ずっと家族中心に生きてきたのにね。

          ずっと書けなかった過去の記録

          何年かの封印ののち、ようやく記録に残すことにしました。 ぐちぐちしてるかもしれません。 ここから生まれるものはないのかもしれません、けど辛かったことの覚書です。興味のない方はさようなら。

          ずっと書けなかった過去の記録