Sense of Wonder

意味や理由はなくても、よいと思う。

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マガジン

  • スペインワーホリ日記

    2023年6月、新卒で入社した会社を退職し、スペインに1年間ワーホリにいきます。 あまり役に立つ情報ではないかもしれないけれど、記録として残しておくためのマガジンです。

  • words in-between

    ことばにならないことば。日々の中で考えたことを、記録しています。読んで、何かを得ることはきっとないと思いますが、そんなものもこの時代には必要だと思っています。

  • アイデアのたね

    いつか、食べていけるようなプロジェクトに育てたい。アイデアのたね。

最近の記事

#29 冬の定番カルソッツ

スペイン料理の代名詞といえば、パエリアにアヒージョ、生ハム。そんなイメージを持つ人が多いだろう。そのイメージは間違ってはいないけれど、スペインは地方によって食のバラエティーに富んでいる。 カタルーニャの冬の定番は、カルソッツ。長ネギみたいなやつをバーベキューでまるごと焼いて、ソースをつけて食べる。炭火焼のグリルの上に、ぎっしりと並んだカルソッツの写真を見てからずっと食べたいと願っていた。 そしてついにやってきた冬。本当は11月~4月くらいがカルソッツの旬だが、暖冬の影響で

    • #21スペイン旅行記- Rupit

      Rupitはバルセロナと同じカタルーニャ州にある。とてもこじんまりとした町で、バルセロナからは車で1時間半ちょっとでたどり着く。海外旅行でバルセロナに来ている人が足を運ぶような派手さはないけれど、地元の人たちに愛されている町のようだ。 朝焼けが美しい時間に出発し、しばしドライブを楽しむ。恋人と共有しているプレイリストの曲を聞きながら、12月の連休が始まるのだ。霧がかかっている地区があったり、大きな牛たちが放牧されていたり、都会の喧騒を忘れさせる長閑な景色が広がる。 Rup

      • ベルリン旅行記(終)

        2023年12月、3泊4日でベルリンに行ってきた。記憶が新鮮なうちに、見たり食べたりしたもの、感じたこと、考えたことを記録する。1~3日目のふりかえりはこちらから。 想像以上に、じっくりと振り返ることができているベルリン旅行記。4日間だけだったので、今回が最終となる。記憶と記録しておくことは、何よりも自分の豊かさにつながると改めて感じる。 12/30 残念ながら恋人の体調が回復しないので、彼はチェックアウトの時間まで休息、わたしは個人で行動することに。学生時代からずっと

        • ベルリン旅行記③

          2023年12月、3泊4日でベルリンに行ってきた。記憶が新鮮なうちに、見たり食べたりしたもの、感じたこと、考えたことを記録する。初日、2日目のふりかえりはこちらから。 12/29 ベルリン3日目は、恋人の体調不良によりスロースタート。冷え込む外気から身を守るために室内では暖房が効いているのは、冬が長い地域のあるあるだと思う。ホテルの隣にあるオーガニックカフェも例外ではない。しかし、隣のテーブルに現地の人がやってきて、上着を脱ぐと思いきや、いきなりノースリーブになったのには

        #29 冬の定番カルソッツ

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        記事

          ベルリン旅行記②

          2023年12月、3泊4日でベルリンに行ってきた。記憶が新鮮なうちに、見たり食べたりしたもの、感じたこと、考えたことを記録する。初日のふりかえりはこちらから。 12/28 ベルリン2日目。ホテルの隣にあるオーガニックコーヒーを推しているカフェで簡単に朝食を済ませたあと向かったのは、ベルリンのFree Tour。世界各国の観光都市にあると思われるこのツアーは、いわゆるドネーション制のものだ。 この日はブランデンブルク門に集合し、3時間にわたってガイドの方の説明を聞く。ドイ

          ベルリン旅行記②

          ベルリン旅行記①

          2023年12月、3泊4日でベルリンに行ってきた。クリスマスも終わり、少し落ち着いた雰囲気のヨーロッパ。日本のように年末年始ムードはあまりなく、クリスマスが終われば、大晦日と元日を除いて仕事の人がほとんどのよう。 バルセロナからだいたい2時間半くらいのフライトで、ドイツの首都にたどり着く。今回、行きはEasyJet、帰りはRyanairと2つのLCCを利用した。手荷物や座席指定にまで追加料金がかかってしまうのが少し残念だが、それでもこんなに格安で飛行機に乗れることはありがた

          ベルリン旅行記①

          #20 スペインで栗ご飯を炊けるわたしはきっとどこでも生きていける

          急に秋が進んできたバルセロナ。ついに最低気温が一桁になってきた。寒さ対策としてお布団やマフラーを買ったり、毎晩温かいお茶をいれたり、小さなことの積み重ねで、苦手な寒さを乗り越えていきたいと思う。ついに、ヒートテックを着てしまったけれど、良いよね。 秋といえば、食欲。スペインでも食欲が止まらない。スペインの秋を象徴するものの一つにクリ・サツマイモスタンドがあるけれど、11月になるとあまり姿を見なくなった。 季節の移り変わりは早いから、スーパーで売っている旬の食材も変わってい

          #20 スペインで栗ご飯を炊けるわたしはきっとどこでも生きていける

          #19 スペインでも食欲の秋 

          長かった夏もついに終わりを告げ、一気に秋めいたバルセロナ。もう11月なので涼しくなるのは自然なのだけれど、それでも季節の変わり目は寂しくなる。10月中旬まで半袖で過ごしていた人々も、どんどん重ね着をするようになっている。中には薄手のダウンを着ている人もいて、ヨーロッパの人はやはりけっこう極端だなと思う。 街を歩いていても、街路樹の葉っぱが色づいていたり、空の青さが夏とは違ったり、季節の移り変わりを目で見ることができる。そして、食材を買いに出かけると、どんどん旬な食べ物が変わ

          #19 スペインでも食欲の秋 

          #18 発酵~MISO & SAKE編~

          発酵大ブームが広がる世界。やはりコロナ禍でおうち時間が長かったことが影響しているのかな?それとも、資本主義が行き過ぎた中で疲れた人たちが、人間が介入しない発酵ワールドにはまっているのかしら。 わたしはどちらにも当てはまる、発酵大好きな人。先日のNoteで書いたKOMBUCHAのワークショップのあとは、SAKEのワークショップにも行ってきた。 ある日、Veritas というオーガニックスーパーで、いろんな商品の生産者を見ていたら、ガルバンソ(ひよこ豆)のお味噌を発見した。ど

          #18 発酵~MISO & SAKE編~

          #17 最近のこと

          なんだか、秋になって急にいろんなことが動いている。流れにのっていたら、あっという間に前回から数週間が経ってしまった。 簡単に最近のことを振り返ると、ようやく住民登録ができて、身分証の発行ができたり(受け取りはまだ)、12月から住む場所が決まったり、バイトの面接を受けてみたり、ちょっとずつこちらでもちゃんと生きることができている気がする。 ずっと作りたかったZINEの制作も、ほんのちょっとずつ進めている。今回の企画に参加してくださっている皆さんが、本当に良いことばをくれて、

          #17 最近のこと

          #16 発酵 ~KOMBUCHA編~

          スペインでも、発酵は大ブームになっている。ヨーロッパの食卓を彩るワインやパン、ヨーグルトなどは言うまでもないが、いろんな国の発酵食品に注目が集まっている。 日本でも発酵は大ブームになっていて、わたしも発酵食品は大好き。日本でも味噌仕込みをしたり、野菜の乳酸発酵をさせてみたり、柚子胡椒をつくって手が焼けるような思いをしたり、いろいろ実験している。スペインに来てからも、好きなものを追いかけている。 ここについたのが、6月末の夏至の日。その日からずっとサマーバケーションモードで

          #16 発酵 ~KOMBUCHA編~

          #15 セルフラブ

          どうしても、なんだか、毎日書くことができなくて。しばらくはWeeklyで書いてみようと思う。 先日、ついに諸々の手続きができて一安心。また年末には引っ越さないといけないからまた不安ではあるけど、まあ大丈夫でしょう。大使館で言われた手続きは全部したし、なにもいけないことしていないし。きっと大丈夫。 お役所の手続きとか、お金関係の管理とか、ビザ申請とか、そういう窓口が本当に苦手で、いつも声が震えてしまう。このチキンさを直したい。でも、直したいと思いつつ、わたしの良さは心配性な

          #15 セルフラブ

          #14-7 3か月考

          あまりにも文章が書けなくて少し焦った。やはりパソコンに向かって書くのは少し苦手。ゆっくり、じっくり考えながら、ノートに手書きで書く方が、自然な言葉で出てくる気がする。 ここに来てから3か月。大変なこともたくさんあったけれど、なんだかんだ生活にも馴染んできた。仕事も順調だし、生活環境も整ったし、数は少ないけれど、友達もいる。こんなに不安定な私を、いつも優しく包んでくれる恋人と、その家族は本当に暖かい。 もちろん毎日、気分のアップダウンは激しくて、自分でもわけわからない時もあ

          #14-7 3か月考

          #14 なぜか書けない

          ここのところ、なぜかあんまり文章を書く気力が出なくて、更新が止まってしまっていた。だんだん生活が軌道に乗ってきて、流れのままに身を任せるのもよいかなと思いながら、過ごしている。 先日はコンブチャのワークショップに参加してきた。日本ではセレブが飲んでいる酵素ドリンクという認識かもしれないけれど、ヨーロッパ?ではけっこうメジャーなドリンクで、けっこういろんなところで売っている。発酵させて飲むドリンクなので、現在見守っているドリンクができあがるのが楽しみ。 いろんな想いはあるけ

          #14 なぜか書けない

          #12-4 言語化とトラウマ #12-5 会員制バー 

          #12-4 言語化とトラウマ 本当だったらとても楽しみにしていたSound Bathに行く予定だったのだけれど、キャンセルになってしまった。残念だけれど、時間が空いているのでこの日もカフェにいった。 すごく入りやすくて、雰囲気もよかった。やっぱり店員さんの雰囲気とか、話し方、表情ってとても大事だと思った。けっこうにぎわっていたので、すこし集中するのは難しかったけれど、また行きたいと思う場所だった。 カフェに通って、ジャーナリングというか今後やりたいことについて、ずっと考

          #12-4 言語化とトラウマ #12-5 会員制バー 

          #12-1 日曜日は美術館 #12-2 月曜日は憂鬱 #12-3 火曜日はおしゃれなカフェに

          #12-1 日曜日は美術館 9月にもなり、早くもスペインにきて12週目である。月並みのセリフだけれど、時間が過ぎるのがとても速い。これから先、どうなっていくかの不安も大きいけれど、毎日楽しんで生活していきたいな。 さて、毎月第一日曜日は、美術館が無料になるのだ。なので、バルセロナの自然博物館みたいなところに行ってきた。いろんな動物の標本、化石、鉱石など自然界のものがたくさんあった。 今まで自然科学の勉強はあまり好きじゃなかったけれど、やはり自然界はパワーがいっぱいある。

          #12-1 日曜日は美術館 #12-2 月曜日は憂鬱 #12-3 火曜日はおしゃれなカフェに