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読んだ小説を褒めながら紹介するnote ~『失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い ~ビターのちシュガー~』篇~

 なぜ、甘くなってくれたのか。
 ビターという一言で済ませるには、いささか重たいかもしれません。

書影など。

\どーん/

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 白髪系だぁ。
 そして、腕にかけている生活感たっぷりな買い物袋、たまらん。
 イラスト担当はうなさか先生

 著者は七烏未ななうみそう先生
 ゲームシナリオライターのイメージもありまする。

 なお、本作は『小説家になろう』に公開していた作品の書籍化でございます。 


『失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い ~ビターのちシュガー~』とは

 進学校に通う高校2年生の主人公・沢渡さわたり ゆうは、つらい失恋により体調を崩して寝込んでいた。
 諸事情によって割と広い部屋構成のマンションにて一人暮らしをしている悠。この状態でメンタル系からの高熱・体調不良はキツいですね……。

 そんな矢先、来訪者。
 通販の到着があるわけでもない、ならば訪問販売かその類いだろう。
 悠はそのまま居留守を決め込もうとするものの、スマホに届いた1本のDMに気付く。

 ――「留守ですか?」

 ということは、このドアホンを鳴らす人は、このメッセージの差出人。

 ドアを開ければまさしくその娘。

 幼なじみではあるものの、この1年ほど――つまり、体調不良を引き起こした失恋に繋がる恋が始まったあたりから疎遠になっていた少女、白雪しらゆき心愛ここあだった。

 そんな女の子がどうして今頃ウチに……?
 そう思いながら招き入れれば、看病をしてくれるらしい。
 ――マジでどうした? と困惑する悠。
 部屋に入った段階で、友人が置いていったという、それはそれはとんでもねえタイトルな『いかがわしい映像作品』を見つけられイジられるということもあったりしつつも、看病はしっかりとしてくれた幼なじみ。

 看病のおかげ(意味深)で、翌日には悠の体調も戻ったわけだが……。

 この後から、少しずつではありますが、時間が止まっていたような幼なじみ関係がカタチを変えながらまた進んでいく。
 そんな物語となっております。


推しポイント。

すれ違いの修復をゆっくりとはかっていくふたり。
 やはり、コレでしょう。

 冒頭部分で本人の語りがありますが、心愛はしっかりと悠への恋心を認めていますので、安心して読んでいけると思います。
 疎遠になっていた理由は、他ならぬ『悠に彼女ができた――できてしまった』からだった、というわけですが。
 もちろん、元カノの幻影にも引き摺られる主人公ではありますが、まずは疎遠だった期間の穴埋めをするような時間を過ごしていきます。

 心愛がもたらしてくれるシュガースイートな時間で、少しでも悠が負ってしまった傷が癒えていけば良いのですが――。
 ――さぁ、どうなっていくのでございましょうか。




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