甘いノスタルジーにひたったニューヨークの休日
2023年12月23日、土曜日。
カレンダー前倒しでクリスマスケーキを食べながら過ごされている日本の方々のポストがX(旧Twitter)のTLにたくさん流れてきてましたが、我が家では、23日は普通の週末、土曜日でした。
わたし「そうだ、ホリディ・スペシャル・サブウェイに乗りに行こう!」
娘ちゃん「行く!行く!!」
旦那「・・・・パーキング探してわざわざ乗りに行く価値があると思えないから俺行かない」
このホリデー・スペシャル・サブウェイを見かけた話をしたら、一番目を輝かしていたメカオタクのくせに、
どこにでも車で行く癖がついてしまっているので、始発の駅まで向かうのに車で行く&ストリート・パーキング(路上駐車エリア)を探すのが面倒&お金がかかる、という理由のため、ついてきませんでした・・・。
「HOLIDAY NOSTALGIA RIDES」
というわけで、わたしと9歳の娘ちゃんふたりで、家の近くのブルックリンの駅からサブウェイに乗りマンハッタンまで、ホリデー・スペシャル・サブウェイに乗りに行って乗ってきました。
正式には「HOLIDAY NOSTALGIA RIDES」と名付けられ、MTA(ニューヨーク市交通局)とニューヨーク・トランジット・ミュージアムが、引退している電車R1/9を12月の土曜日に数時間だけ走らせているイベント。
電車にも機械にも詳しくない素人らいさわと小学生の娘ちゃんでしたが、それでもとっても楽しかったです!
1930年代から70年代まで走ってたサブウェイ
こちらは1930年代から1970年代まで走っていた電車だそうです。
規則正しくならんだネジの頭がまるだし、マットなペイント、その色使いとかさ、インダストリアル・デザインが好きな方には垂涎ものなのではないでしょうか。
広告もレトロだし、昔ながらの電球(この時、実際にはLED電球使ってるかもですが)。
手すりもさ、ゴムとか革とか使ってないから、持ってるとギコギコ音をたてるんですよ。
急行運転をしていたせいもあるんでしょうが、いまのサブウェイに比べて揺れが激しかったです(多分)。
振動を感じながら、
似た揺れを知ってる気がするな〜、
昭和の子供時代に正月にばあちゃん家に行くのに乗った電車がこんな揺れじゃなかったっけか、
その電車の乗車に前後に食べた駅の立ち食いうどん食べなかったっけ?
立ち食いうどん、安くてうまいんだよな〜
なーんて考えてて、
イベントのタイトルの「HOLIDAY NOSTALGIA RIDES」とは意図は違うでしょうが、個人のノスタルジーにもひたっておりました。
▼ ブログの記事にもう少しだけ詳しく書いているので、興味のある方はよかったら覗いてみてください
ロウワー・マンハッタンで降りて軽く散歩
上記の「HOLIDAY NOSTALGIA RIDES」は、マンハッタンのロウワー・イーストサイドからハーレムまでを急行運転して往復しているのですが、わたしたちはブルックリンに近い始発駅の2nd アヴェニュー駅から乗りこみ、結局往復して、ちょっと散歩でもしよう、と娘ちゃんを誘い、2nd アヴェニュー駅で降りました。
わたし、観光客としてニューヨークに来ていたときに、
19世紀後半から20世紀前半あたりにヨーロッパ方面から移民たちの跡が比較的多く残るロウワー・イーストサイドを散歩&古着屋を見て回るのが好きだったのです。
娘ちゃんにもその雰囲気を味わって欲しかったのもあるし、老舗が多いので、ニューヨーカーなんだから、老舗くらい見せとくか、と。
2nd アヴェニュー駅をあがって、ちょっと歩くと、映画「恋人たちの予感(When Harry Met Sally...)」などで有名な、コーシャーデリ、Katz's Delicatessenがあります。
19世紀の終わりから続くカッツ・デリは、この日も「パストラミ・オン・ライ」(ライ麦パンのパストラミサンドイッチ)を食べるために観光客が列を作っておりました。
観光客が多いし、安くないから、大昔に1度行ったきり。
娘ちゃんはパストラミもライ麦パンも好きではないので、素通りして、
お決まりでこうなりました。
アイスクリーム・オン・ワッフルコーン。
Van Leeuwenのアイスが美味しいのが悪い。笑
普通のアイスクリームと共にビーガンアイスクリームも必ず置いているし、ビーガンだと気づかないくらい美味しくてフレッシュなので、ニューヨークに来たらぜひ。ニューヨークシティ(特に人通りの多いエリア)にはショップがたくさんありますし、スーパーマーケットにもパイント売りしてます。
▼乳糖不耐症持ちの方や、ビーガンの方にはヘンプミルクなんてのも
さらに、
こちらも老舗、Economy Candy。
ヨーロッパで第二次世界大戦が始まる頃にオープンしたお菓子屋さん。
娘ちゃんはお初です。
アイスクリーム屋を出た瞬間から帰りたい、と文句言ってましたが、Economy Candy店内に入ると興奮。
どれもこれも買わせるわけにはいかないので、2個だけ買っていいよ、と言ったら、真剣に選んでました。
店内で数分間別行動して、わたしも選んでいました。
普段は写真を撮られることを嫌がる娘ちゃんですが、
店頭に置いてあった巨大なEconomy Candyガミーベアとなら喜んで一緒に撮影されておりました。
このあと、19世紀後半のニューヨーク移民の家をミュージアムにしているTenement Museumへ。
ミュージアム自体はまだ行かず、ショップに寄ったのですが、お菓子を手に入れた娘ちゃんから、とにかく家に帰りたい(=買ったばかりのお菓子を味見したい)と懇願され、帰途に着きました。
ぶどうがなってるのかと思った電線スニーカー。
さようなら、ロウワー・イースト・マンハッタン。
もしかしたら来年の12月の「HOLIDAY NOSTALGIA RIDES」に乗りに来る時になるかもしれないけどね、We will be back soon.
ありがとうございます。むすめちゃんの日本帰国費用に回させていただきます。😆