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分析麻痺症候群〜できる営業マンが用意する選択肢とは〜

皆さん何か物を買うときに、お店の方から

これもおすすめですし、
あれもおすすめですし、
あちらはこんな機能があって、

みたいな形でたくさんおすすめをされると、

結局どれがいいのかわからなくて混乱すること
ってありませんか?

これは「分析麻痺症候群」という状態に脳が
陥っている可能性があります。

分析麻痺症候群とは、分析を重視するあまり
現状理解や本質を判断することが鈍る感覚
のことです。

おすすめされすぎて、商品ごとの内容や機能
などを比べれば比べるほど、わからなくなって
くる時は、この麻痺状態になっていると思って
いいでしょう。


例えば、保険のご相談を例に挙げると、

・A商品
・B商品
・C商品
・D商品
・E商品

と並べられても、結局どれにしたらいいんだろう
と余計に悩みますよね。

どれも良い商品でメリットデメリットあるから
結局決められないってこともあるかと思います。


ただ、皆さんがこの分析麻痺症候群になって
しまうのは営業マンのせいです。

皆さんのせいではありません。
営業マンがあれもこれもとたくさんの商品
を説明しすぎて、自分は説明して最適なものを
並べたからあとは皆さんにお任せと、
一種の匙投げ状態であるからです。

分析麻痺症候群は売り手側の自己満による
副産物とも言えます。

さらに言えば、もっと皆さんの想いや状況を
とことんお聞かせしてもらい、一緒に細かく
プランを決めていけば、上記のように5つも
比較するようなことはありません。


私は多くても3つまで。

基本的には1プランでおすすめします。

それは、自分が1番自信を持っておすすめできる
ものでないとご提案したくないからです。

自分の自信がないものでお客さまを本当に
お守りできることができるでしょうか。

保険業法では「比較推奨」という、お客さまの
ご意向を満たす商品をいくつか比較して推奨
しなければならないという決まりがあります。

そのため、ベターな商品3つをご提案として
並べますが、

ベターではなくベストを届けるのであれば、
自分が自信を持ってご提案できる1つに絞る
べきです。

自分がプロとしてベストだと思うものを、
しっかりおすすめさせていただき、皆さんの
ご要望に添えているか最終一緒に確認します。

そのため、お客さまがどれがいいんだろうと
悩むことはありません。

最終のご提案までにちゃんとお客さまの想いや
状況をヒアリングさせていただき、それに
マッチした最適なプランをカタチにできている
のであれば、自分が自信を持ってご提案する
1プランをお客さまは選択してくれます。

多くのお客さまは「保険」という大きな買い物
をするときに最終加入前で悩まれている場合は、
心の中ではこの商品がいいと決めている場合も
多いです。

「保険」という買い物をする勇気を準備している
ような段階なだけです。

そのため、私は背中を押すということも仕事の
一つだと思っています。

大切なご家族のためにする大きな買い物を
最後勇気を持って進んでいただくための、
背中をひと押ししてあげる。

1プランな理由もここにあります。

保険のプロが自信を持って「これ」とおすすめ
してくれているならばという「安心」をお届けし、
背中を押してあげられるからです。

どうしても選択肢が多いと迷いますし、
また不安な気持ちにもなります。

そのため、保険営業マンに限らず、
プロは選択肢はなるべく少なく、自信のある
ものを強くおすすめしてあげる。

これが大事だと思っています。

ぜひ分析麻痺症候群を起こさない、
選択と集中によるプロとしてのおすすめを
心がけてみてはいかがでしょうか。

それでは。

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