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「普通がいい」「普通が一番」などとよく言いますが、「普通」って、なんですか?

印刷の仕事をしていた頃、お客様から「普通の名刺をください」とよく言われました。この場合の普通は、お客様が一番よく手にする紙のことだと思われます。店ではたくさんの業種の名刺を作りますので、店としての普通はありません。

逆に「普通じゃない名刺が欲しい」と言われる人に、時々お勧めしたのが「ユポ」です。ユポで作った名刺は手触りが違うので、初対面の人と話題作りになると、営業マンから喜ばれました。今では選挙用紙に使用されて普通になりました。折り曲げて投票箱に入れても、勝手に広がる紙です。広げる手間が省けるから集計しやすいんですよ。今度、選挙行かれたら、手に取って確認してみてください(笑)


普通とは、大多数のことだと思いがち


ちょっと極端な例でしたが、どんな世界で生きているかによって「普通」はまったく違うものになると思います。ところが、「普通」というのは、「大多数」のことだと思いがちです。それって、本当ですか?

芸能界では、24時間いつ出会っても「おはようございます」が普通です。豚まんには、醤油が普通?ソースが普通? 目の悪い人は、メガネが普通?コンタクトレンズが普通?

このようにジャンルによって「普通」の意味が異なります。普通というのは、本来一人ひとりみんな違う感覚なのではないでしょうか。

この普通の感覚がマッチする人とは仲良くなれるし、一緒に居て心地良いものです。言い換えれば「価値観」ということに、近いかもしれませんよね。

普通という感覚は、年がいくと変わる?変わらない?


ところがこの「普通という感覚」が年齢と共に変わるものと、変わらないものがあるから厄介だと私は思います。昨日書きました「年を取ると頭が固くなる」ということにつながります。

あなたが思う「普通」とはどんな感じですか? よく考えてみると、普通が何なのか、わからなくなりませんか?

きっと「普通」なんて存在しないんですよ。勝手に決めつけてしまっているだけで、本来そんなものは幻想なのかもしれません。

普通も平凡も必要ない


「平凡」という言葉もまた同じです。人は何かにまとめたがるものです。それらはあくまでも一つのジャンルであって、そこに囚われるものではないと思います。型にはめて決めつけてしまうことで、頭が固くなっていくのなら、必要ないと思います。

年を取れば、「普通」や「平凡」「上級」「勝ち組」・・・こんな事はどうでもよくなります。そんなことより、気の向くままに人生を謳歌したいものです。

本当に良い音楽が日本では売れない現実が悲しい。家入レオは、普通ではないのか?

家入レオ「Silly」
何かを求め 確かめたくて 今日を生きてる
騙せるなら 現実なんて 必要じゃない


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