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熱中症予防の水分補給に、お茶が適さない理由

私は日常的に卓球していますが、体育館で水分補給する時、隣の人が何を飲んでいるのか気になってよく観察しています。高齢者に尋ねてみると、ほとんどが「お茶」を飲んでいると言われます。

そもそも高齢者は水を飲む習慣がまったくありません。そういう世代だから仕方がありません。若い人は、清涼飲料水ばかり飲んでいますね。これもまたあまり良くないんですよね。

熱中症予防の水分補給に、お茶が適さない理由

1、利尿作用が高くなる
 ほとんどのお茶にはカフェインが含まれており、利尿作用があります。利尿作用の影響で、満足に水分を維持することができないというわけです。

2、尿路結石のリスクがある
 お茶に含まれる、シュウ酸といわれる成分が尿路結石をつくってしまうのです。水分補給のタイミングで、大量にお茶を摂取することは控えましょう。

3、塩分の補給ができなくなる
 特に夏の時期にしっかり水分の補給を行っていたのに、熱中症になってしまう原因は塩分を摂取していないことが理由です。特にお茶で水分補給をしている方に顕著に影響が現れており、お茶が水分補給に適していない証拠になります。

4、鉄分の吸収を阻害する
 貧血になる人は血中のヘモグロビンが不足してしまい、鉄分が全身に運ばれなくなります。貧血の人はお茶に限らず、カテキンには気をつけましょう。

水の基礎知識


水分補給にはミネラルウォーター


水分補給にはミネラルウォーターが適していると言われています。スポーツドリンクを飲む人も増えていますが、糖分がたくさん含まれていますので、飲み過ぎに注意しましょう。また運動以外の日常的に飲むと、糖分の取り過ぎになりますので避けた方が良いです。だからやっぱりミネラルウォーターが良いんです。

ミネラルウォーターには、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムの4種のミネラルがラベルに記載されています。 市販のペットボトルなどにも記載がありますので確認してみてください。 カルシウムは人体の中で最も多いミネラルで、全体重の1.5%~2.0%程度を占めます。

ミネラルウォーターの成分


経口補水液もいいが、発汗していない時は飲まない方が良い


経口補水液(Oral Rehydration Solution; ORS)とは、水に電解質と糖質をバランス良く配合した飲み物のことです。普通の水に比べて体への吸収速度が速く、”飲む点滴”とも呼ばれています。ただし、塩分が含まれているため、日常的に飲むには注意が必要です。発汗した時に飲むだけにしておきましょう。


麦茶は適している?


日本人が夏になると大好きな「麦茶」。麦茶にはカフェインが含まれていませんから利尿作用はありません。さらに、ナトリウムやカリウムなどのミネラルも含んでいますから、熱中症対策に向いているようにも思えます。ただし、含まれていると言っても、微量のため、塩分と糖分を少し足して自作するくらいが良いみたいです。好きな味になれば最高ですよね。

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