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本当に「老害」? 老人ハラスメントでは?

「老害(ろうがい)」という言葉を聞かない日がないくらい浸透してきました。私も年齢的にはその域に入りつつあります。老害と紹介されていても、もしかしたら若者からの老人ハラスメントという見方はないのでしょうか?

私は毎日車の運転をします。確かに免許返納した方が良いと思われるドライバーに遭遇する機会が増えました。「いったいどんな人が運転しているのだろう?」そう思って、運転席を覗き込むこともあります。確かに高齢者が多いことは認めます。しかし高齢者だけでなく、若い女性や、中年男性の時もあります。

ドライバーの確率からすると高齢者が多いことでしょう。不安定な運転はすべて高齢者と決めつけてしまうことは如何なものかと思います。「〇〇に車が突っ込んだ」とニュース報道される場合、必ず高齢者です。しかし事故のすべてが高齢者とは限らないはずです。

それなのに、こぞって高齢者を悪者扱いしている節が見受けられます。ほんの一部の人の話を、すべての高齢者が悪いと言わんばかりに紹介しているから、視聴者は同調してしまうわけです。マスコミによって切り取られた一辺であることを私たちは知っておく必要があると思います。

老人ハラスメントになってない?


スーパーやコンビニのレジで手間取っている高齢者をよく見かけます。それは否めません。若い人はスマホ決裁などでサクッと終わらせることができるでしょう。高齢者の多くは今も現金支払いです。多少動作は遅くなっているとは思います。逆に若者の決済が早くなりすぎているために、時間差が大きくなったことで、錯覚していないでしょうか?

確かに準備が遅いことは否めません。自分の番になってから財布を探しています。「少し前に財布出して準備しておけよ!」って思いますよね。それは高齢者に限ることなく、若者であっても番が来てからスマホ探している人いますよ。でもさっと見つけるし、パッと決済できるから時間かかってないだけです。

だとしたら、「準備できる人か、できない人」という性格の差ではないのでしょうか?

セルフレジに慣れない高齢者が多いことは仕方のないことです。新しい仕組みがどんどん出てきて対応できません。生きてきた時代が違うんですから、多少大目に見てあげないと高齢者が可哀想です。

アプリ探して、起動して、クーポン探して・・・時間かかってる若者もいる


若者だってレジで時間かかっていることありますよ。スマホは常に持っているのに、直前になってからアプリ探し始めて、見つけても起動するのに時間かかって、クーポンの使い方で手間取って、後ろから見てると「おいおい、準備しておけよ!」って思うことあります。

私は前の人がどんなに時間かかっていようが、イライラすることはありません。なぜなら、時間にゆとりを持って行動しているからです。さらに、手間取る気持ちが分かるからです。温かい目で見守りながら「ゆっくりでいいですよ」という気持ちで待っています。

高齢者には高齢者の都合もありますので、いじめないようにしていただきたいと思います。できれば「老人ハラスメント」などという言葉を浸透させていただければ、社会的にもう少し高齢者も生きやすくなるのかもしれませんね。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。