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「3つのショクを生活に取り入れることが健康長寿の秘訣」

91歳の樋口恵子さんの記事をご紹介しましょう。

91歳で仕事は現役だと聞いてどう思われますか? サラリーマンならきっと驚くことでしょう。でも自営業者やフリーランスにとっては当たり前のことです。仕事とは、なにも報酬をいただくことに限ることはありません。ボランティアでも何でもいいから、社会の役に立つことをしておくことだと樋口さんは言われます。

高齢期をより豊かに自分らしく過ごすために、樋口さんが提案・実践しているのは食・職・触の「3つのショク」を生活に取り入れること。

『食』の大切さ。食べることは生きることなのです」
「職」は仕事をすることだが、ボランティア活動や地域社会でのお手伝いなども含む。
「触」は、人との触れ合いや人間関係づくり。

三つのショクと聞いても、ピンときませんでした。でも、この三つだと知ると、なるほどと思います。仕事などで行動すればお腹も減ります。行動するからこそ、いろんな人と出会い、ふれあいが生まれます。だから食べることもまた楽しくなります。すべて連携しています。

新型コロナの影響もあって、ここ3年ほどは人と一緒に食事をする機会がなくなっていました。最近少し復活してきましたが、鍋を突っつくにはまだ抵抗があると聞きます。


ゴールは決めない方が楽しさはずっと続く


91歳で働いていても、おそらく本人は周りが驚くほど大変なことをしているという実感はないことと思います。サラリーマンの人がよく言う「もうのんびりしたい」「そろそろゆっくりさせてほしい」という言葉なんて無縁だと思います。

サラリーマンは最初から定年があり、いわばそこがゴールという意識があるから、そういう気持ちになるのだと私は考えています。フリーランスはどこまでいってもゴールはありません。力尽きるまで行くか、自分で決めて終了するかのどちらかです。

私は高卒で就職する際、親から言われたことがあります。「会社へ行くだけで給料もらえるんだから、そんな楽なことはない。レールに乗ったら一生、楽できるんだよ」そんなことを言われました。もちろん、私は反発しました。


レールに敷かれた人生を進むなんてつまらない!


こう言ったら、父親に激怒されました。私の父は自営業者です。自営業の苦労を知っているからこその優しさだということは、なんとなく理解していました。親心ですよね。しかし息子は同調しないんだから、親子ってだいたいそんなもんでしょ? 親の願った通りには行きません(笑)

何の仕事をするか人それぞれですが、樋口さんのように私も91歳、いや100歳でも仕事をしていたいと考えています。仕事が生きがいで、楽しいことですから。

老いの地平線 91歳 自信をもってボケてます/樋口恵子著


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