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毒蝮三太夫さんと言えば、私はウルトラマンのアラシ隊員です。ラジオのパーソナリティとして独特な地位を確立されたようですが、関西人の私には馴染みがありません。アラシ隊員からウルトラセブンのフルハシ隊員で止まってます。

ラジオを通じてずいぶん前から高齢者と交流があり、そのノウハウは群を抜いているそうです。2023年現在、87歳。自分の周りにいる高齢者と比較すると、今なお随分若々しいです。

見本になれる高齢者を目指す

俺たち年寄りが若い人から「ああいう年寄りになりたいな」って見本にならなきゃダメ。今は見本になれる年寄りが少ないのかね。見本がいなくてイヤなジジイ、ババアばかりだったら、若者は「年寄りになりたくない」と思っちゃうもん。

毒蝮さんの言葉です。最高ですね!

これから私も、見本に慣れるような高齢者を目指すことにします。新たにまたひとつ目標ができました。これまで漠然と自分のことだけ考えていましたが、他人から見たらどうなのかを意識してみることにします。


俺は流れで生きているから、死ぬまでにこれをやりたい、やっておかなきゃってことはないんだよ。そういう目標に縛られるのも嫌な性格だからね。流れのままに生きていたいんだ。

自由な言葉です。きっと「理想論」だとか言って反発する人、いるでしょうね。「有名人だからできたんだろ?」「お金があるからできたんでしょ?」なんて卑屈なこと言うんじゃないですよ。誰だってできることです。他人の目を気にして、勝手に思い込んで、本心を自分が勝手に抑え込んでしまっているだけです。


■規則正しい不摂生が健康の秘訣

そのためには清潔でいる。オシャレでいる。愚痴をこぼさない。笑顔をつくる。感謝する。いろんなことが大事。ジムに行ったり自宅でストレッチしたり、ドライブ行ったり、写経をやったり、夜中の3時まで昔の映画のビデオを見たり。たいていは昼の12時まで寝てる。普通のジジイとは違う(笑)。規則正しい不摂生が俺の健康の秘訣。やることが多い方がいいんだよ。

これですよ、これ!

自分だからという自分の法則を作れば良いだけなんですよね。写経に興味なければやる必要ないですもん。他に興味あることがあれば、それをやればいいんですよ。とにかく興味あることは、いっぱいある方が絶対楽しいです。やりたいようにやって、自分勝手に生きて行けばいいんですよ。とくに70歳過ぎたら、本当にそうです。


人の役に立てる高齢者を目指す


さらに、毒蝮さんを見習わなければならないと思った点があります。

楽しく人生を全うするために、少しでも役立ってくれたらと本を出したんだよ。介護される側がチャーミングな年寄りで、若い人も介護したくなる、2つが同時に進むといいよね。

自分が知っていることを人に伝えることです。人の役に立つことを、何でも良いからやるってことです。

自分勝手に生きていくことは自分のことしか見えてないように感じます。そこにプラスして、他人の役に立つことをなんでもいいからやっていくことが大事なんです。それが、毒蝮さんにとって、今回は「本」だったのでしょう。

見本となれる高齢者を目指すことは容易ではないと思います。でも「見本になりたい」という気持ちがあるということは、それだけで若さを保つ秘訣になってるんじゃないでしょうか? いかがですか?

70歳からの人生相談/毒蝮 三太夫 (著)

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