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「大学スポーツ盛り上げようキャンペーン時代」の突っ走り方

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なぜ大学ラグビーの試合に人が集まるのか? 考察レポート

なぜ大学ラグビーの試合に人が集まるのか? 考察レポート

今月始め、ラグビーの早明戦を観に行ってきました。

ラグビーは初観戦でルールも何も分かりませんでしたが、とにかく圧倒されました。また行きたいと思いました。

と同時に、
どうしてこんなにも大学ラグビーの試合に人が集まるんだろうって、
大学サッカーと大学ラグビーは何が違うんだろうって、
素直に思いました。

↓観に行った次の日に、どうしてあんなに人が集まったのかを考えようと思って、思いついた要因をざ

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早稲田生にとってスポーツとは?

早稲田生にとってスポーツとは?

「早稲田生にとってスポーツとは?」

早稲田生の皆さん、考えたことありますか?
まあ、考えなくても全然問題ないことではあります。

早稲田大学はスポーツ科学部があって、スポーツ強豪校で、早慶戦・早明戦があって、スター選手が多く在籍していて…
などとスポーツが身近な存在であることは間違いありません。

しかし、逆に言えばそのような環境が慢性になっているというか、
当たり前になりすぎていて、
スポーツ

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早慶クラシコ2019を終えて

早慶クラシコ2019を終えて

早慶クラシコ2019オフィシャルプログラムの部員紹介ページ内の他己紹介欄で、某部員からこのように書かれました。

また最近ではnoteをよく更新している。試合中にスタンドを駆け回る姿は勿論、早慶戦の翌日に更新されるnoteにも注目してほしい!

なので書きます(笑)
早慶クラシコ翌日じゃないけど。

2019年7月12日(金)、等々力競技場。
朝から降り続いていた雨も試合前には止み、天は我々に味方

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「ドライブの精神」

「ドライブの精神」

「ドライブ」

これは早稲田大学ア式蹴球部のチームスローガンである。
昨年度から採用し、今年度も継続して掲げている。

語源はラグビー。
タックルして少しでも前に進める、という意味らしい。
ざっくり言うと、「ドライブ」=「前進」。

「いきなりどうした?」と思ったかもしれませんが、とある会話がきっかけです。

10/20に行われた関東リーグ第17節・立正大学戦の試合前、外池監督から「今のチーム状

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部員ブログの存在意義

部員ブログの存在意義

どうも、部員ブログの中の人です。

本日をもって今年の部員ブログリレーが終了しました。
今年の部員ブログはいかがだったでしょうか。

楽しんでいただけたら、部員のまだ見ぬ姿を感じ取っていただけたら、部員のファンになっていただければ非常にありがたいです。

↑のリンクから、今シーズンの全員分のブログをまとめて見ることができます。

ではここで突然ですが、中の人が選ぶ今年の「部員ブログベスト3」をお伝

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大学サッカーが真摯に向き合うべき課題

大学サッカーが真摯に向き合うべき課題

大学サッカーに関わる皆さんに質問です。

「大学サッカーの課題はなんですか?」

と聞かれたら、あなたはどのように答えますか?

注目度の低さでしょうか。
集客でしょうか。
はたまた、環境面や資金面の問題でしょうか。

実際、そのような課題は確実にあります。
しかし、それよりもっと大きな、核心をつくような課題があると僕は思います。

僕だったら、冒頭の質問にはこのように答えます。

それは、「頑張

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「大学サッカーを盛り上げたい」…だから何?

「大学サッカーを盛り上げたい」…だから何?

まずはこの方の文章を読んでみてください。

「大学サッカーを盛り上げたい」

最近、この言葉をSNS上で見かけると少し寒気を感じます。

いや、本人は本気でそう思っているんだろうから、そこはリスペクトした上で。
圧倒的な思考と根拠をもとに「大学サッカーを盛り上げたい」と言っているのであれば、その人には申し訳ないです。

でも、なぜか違和感が拭えない。

本人たちは本気でそう思っていても、「大学サッ

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現場レベルで感じる大学サッカーの課題とその解決策まとめ②

現場レベルで感じる大学サッカーの課題とその解決策まとめ②

前回は、「スタジアムが(駅からも)遠い」という大学サッカーの課題について書きました。
今回はその続きで、第二弾です!

※以下はあくまで私個人の見解です。中には事実にそぐわないことがあるかもしれません。ご承知おきください。

大学サッカーの課題②:チケット代を1000円も払えない(特に大学生)

リーグ戦に足を運んでくださる方のうち、大学生が占める割合が極めて低いように感じます。

率直な感想。

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大学スポーツに関わる多くの人が高校スポーツへ抱く、意味のないジェラシー

大学スポーツに関わる多くの人が高校スポーツへ抱く、意味のないジェラシー

今年も全国高校サッカー選手権大会の時期がやってきましたね。

毎年楽しみにしながらスタジアムに足を運んでいます。
おそらくこのような生活は老後になっても変わらないでしょう。

で、大いに盛り上がる高校サッカーを見て抱くのは、「大学サッカーとの違いはどこにあるのか」ということ。

これは自分に限ったことではないと思います。
多くの大学サッカー関係者が、高校サッカーへのジェラシーを抱きながら試合を見つ

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「大学サッカー」×「集客活動」

「大学サッカー」×「集客活動」

私は大学サッカーにおける「集客活動」について、日頃からあれこれと考えています。

どうすれば人が集まるんだろう。
何をすればいいんだろう。

最適解はまだ見つかっていません。
というか、見つかることはないと思います。
見つかるはずはありません。
そんな簡単に見つかるようでは逆に困ります。

それほど大きな問題です。

最近は部活の集客ミーティングにも声をかけていただいておりまして、真剣に「集客」と

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現場レベルで感じる大学サッカーの課題とその解決策まとめ①

現場レベルで感じる大学サッカーの課題とその解決策まとめ①

現在、私は早稲田大学ア式蹴球部(体育会サッカー部)でマネージャーを務めている傍ら、関東大学サッカー連盟という組織に学生幹事として所属しています。

そんな中、普段のリーグ戦や早慶サッカー定期戦、インカレなどの試合を「運営する側」の立場となることで、大学サッカーの課題がいくつか見えてきました。

その1つが集客。
事実、大学サッカーは集客で苦戦しています。
リーグ戦では、1000人すら入らない試合が

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