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心に残った一節集(7・8月)

心に残った一節集(7・8月)

「自分らしさ」はいらない くらしと仕事、成功のレッスン 著・松浦 弥太郎

p.38

目の見えない白鳥さんとアートを見にいく 著・川内 有緒

p.113 戦争や災害に対する展示について

滅びの前のシャングリラ 著・凪良 ゆう

p.232

p.329

美味しいものを食べて元気になる本が好き

美味しいものを食べて元気になる本が好き

単身者って孤独だなぁとよく感じる。
どんなに辛いことがあっても、家に帰れば話を聞いて励ましてくれる人がいるのが当たり前だった幼少期。
その環境がいかに当たり前でなくて、恵まれていたかを知るのは大人になってからだった。

すごく怒られてしまった日、相手の言動にモヤモヤとしたものを感じた日。
わざわざ電話して伝えるようなことではないけれど、誰かに吐き出したい落ち込みのタネ。

その落ち込みは枯れること

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スラムダンクの魅力って人によって違うだろうな

スラムダンクの魅力って人によって違うだろうな


映画「THE FIRST SLAM DUNK」 2022年12月28日、仕事納めのこの日、スラムダンクの映画を見に行った。

まだ多くの情報が出てなかったこの頃、
本当になんの前情報なしで見に行った。

あっという間だった。

漫画では描かれることのなかったリョータの過去。
漫画も読み直したけど、リョータって入院してて急に現れるキャラでなんで入院しているのかも、バスケへの思いも、あまり描かれて

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結局、少女マンガ的展開が好き

結局、少女マンガ的展開が好き

ライトノベルというジャンルを知っているだろうか。
正直、バカにしていた。
「わたしの幸せな結婚」に出会うまでは。

設定から何から、ファンタジーの世界。

だけど、イケメンで強くて金持ちという高スペック故に下心満載の女子に呆れ果てて、女子にめちゃくちゃ冷たい清霞と優しいのに継母と義妹にめちゃくちゃにいびられて自信喪失、身も心もボロボロの美世の、この2人のカップルが

推せる…!!

ずっっと優しさ

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エッセイの魅力

エッセイの魅力

岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』を読んだ。

題名だけで読んでみたいな~と思い、一度ネット書店で注文したが、売り切れで買えなかった一冊。Kindleの読み放題にあるのを見つけ、読み始めた。
あっという間だった。

タイトル的には家族とのアレコレがシリアスに書かれているのかなと思いきや、書かれているのは、日常を面白おかしく切り取ったエッセイ。
でも全部が面白おかし

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私はまだ本当の愛を知らないかもしれない

私はまだ本当の愛を知らないかもしれない

三浦しをんさんの『ののはな通信』を読み終えた。
『風が強く吹いている』や、『舟を編む』『あの家に暮らす四人の女』などが個人的に好きな作品で、強いメッセージを感じる作品ではないものの、登場人物を通して人の感情に語り掛けるような作家さんだなと感じている。そこが好き。

なんとなく入った本屋で、なんとなく手を取って読んでいた本。
著者には三浦しをんの文字、帯には辻村深月の文字。なんか良さそう…。と選んだ

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1ミリの後悔もない、はずがない

1ミリの後悔もない、はずがない

1ミリの後悔もない、はずがない / 一木けい

「うしなった人間に対して1ミリの後悔もないということが、ありえるだろうか」

 なんとなく手に取った本。
 前々から題名が気にはなっていた。パンチ力あるなぁ、と。

思った以上に心に響く本だった。
話の中心にいるのはどの話でも由井と桐原。
恵まれない家庭環境の由井、そこから逃げ出すことのできない少女時代。全体的にもう、自分ではどうにもできない感じ。

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