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【読書ノート #3】『心理的安全性のつくりかた』

ライトな本かと思いきや、意外と読み応えがある本でした。


心理的安全性


ビジネスの世界でこのワードを広めたのがGoogle

Googleが「世界中から優秀な人材を集めているのに、優れた成果を挙げるチームとそうでないチームが存在するのはなぜか。」という疑問を解明するために200弱のチームを調査し、最も重要な要素は心理的安全性であるという風に結論づけました。

そこから様々な企業でも注目されるようになり、ご多分に漏れず弊社でも時折耳にするワードとなっています。

そこで、心理的安全性はどのようにすれば構築できるのか?という疑問を持ち、本書を手に取りました。

《今回読んだ本》

<読む目的>

・安心して過ごせる職場環境の作り方を学ぶため

<学び&気づき>

・心理的安全なチームとは、メンバー同士が健全に意見を出し合い、生産的でよい仕事をすることに力を注げるチーム・職場のこと。
・メンバー同士が和気あいあいとしているだけの「ヌルい」職場ではない。高い基準の目標を達成するため、健全な衝突が受け入れられる職場のことを指す。

・日本組織では、「話しやすさ・助け合い・挑戦・新奇歓迎」の4つの因子があるとき、心理的安全性が感じられる。
・心理的安全性を構築したい場合、4因子に関連する行動を増やし、望ましくない行動(4因子を妨げる行動)を減らすことが重要。

・「なんでも言ってね」という言葉をかけるだけでは弱い。具体的な行動が足りてない。きっかけは提供しているが、行動による見返りが不十分な状態。行動を重視すべし。
・行動変容につなげるためには「きっかけ→行動⇔みかえり」のプロセスを踏む必要がある。"良いみかえり"があると、次回も同じ行動を取る確率が上がる。
 例: トラブル発生→上司に報告する⇔お礼を言われる(次回トラブル発生時にも報告する)

・何でも褒めればいいという話でもない。「歓迎したい行動自体」と「行動の品質」を切り分けて対応する。

・自分が率先して行動を変える。4因子の行動を増やすきっかけ&みかえりを作る。4因子の行動を阻害するきっかけ&みかえりを減らす。まずは自分が変わらなければいけない。

<アクションアイテム>

・4因子を意識した行動を取る。
・感謝の言葉は素直に伝えていく。

<一言>

・変えられないものを受け入れる姿勢も大事。トラブルが発生したら「それはちょーどよかった」と、とりあえず言って受け入れてみるといいらしい。

本書にあった「ブルースクリーン。ちょうどいいタイミングだったなあ。」という記述には痺れましたね。(?)

Amazonでもベストセラー本になっていますし、気になった方はお手に取ってみてください!

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