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介護と介護の道場【夜の保健室】

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↓夜の保健室とは?↓ ※介護/介助道場と交流の場。 (介助の練習対応、随時可能) ※ どの地域でもどんな生き方でも どこかで出てくるような課題?局面?風景? 福祉対応?民間地域… もっと読む
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#認知症

《2月半ばのソレアード※それは明日の朝になれば》

《2月半ばのソレアード※それは明日の朝になれば》

最後10年程住んだ黒門市場から徒歩5分の長屋にて、迎えにきたデイサービスの管理者は、怪訝な面持ちで返答の無い家に上がり、扉2枚開けて、ベッドの上、固くなりつつあるあなたを見つけたのだろう。

そんな朝から365日目の朝が、 
ちょうど明日の朝。

この一年、寂しさよりも充実した心持ちすらあるのは、ちょいちょい思い出すことがあること、そして、そもそも生きてる時から距離感がさほど変わらないことによるの

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【理解することなど難しいけれど、変化も違和感も面白がることから始める】

【理解することなど難しいけれど、変化も違和感も面白がることから始める】

介護職ワークシェアの
(有資格者を単日派遣する仕組み)
カイスケやユーケアで様々な介護施設に出入りするようになって久々に様々思い出すことがある。

この業界に入った頃のことや
その中で、『あんなこと考えてたなー』など。

特にその中でも、いわゆる認知症フロアで過ごすと目の前に流れる風景と過去感じたことなどが、脳内で混ざって、懐かしさとビビッドさを伴う。

特に認知症ケアに関していうならば、感情や感

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高齢者というメディア・改2020

高齢者というメディア・改2020

『高齢者というメディア』
この言葉は、2018年下半期くらいから、再三使っている言葉である。

【世の中にこんだけ年寄りカテゴリーの人々がいるのに、なぜ、そこをメディアとして楽しんだり研究しないんだ?】という疑問は自分自身の入職のきっかけであったので、かなり前から感じてきた。

直接援助を中心に15年以上、高齢者介護に携わっていると【高齢者を敬う】【高齢者の生活を豊かにする】ケアなんてことをよく聞

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【あの記号やらこの記号やら  真綿に絞められ、ろくろ首】

【あの記号やらこの記号やら  真綿に絞められ、ろくろ首】

妖怪は個人的にタイムリーなワードで、
最近1週間に妖怪を4.5回語ることがあった。

妖怪を生み出すのは我々の得体の知れない不安をイメージに落とし込み軽減させようっつうロジックであり、

それは例えば、
『認知症にはなりたかねぇ』という線引きの向こう側においやって、
『わけのわからないことをする病気、認知症』という老いの象徴≒認知症にしたがるなんてのも
あらたな【妖怪誕生】なのかもですね。

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栄養は皮に近いところにある的な話、大概いつも周辺と行間が問われている、本当は。なんつって。

栄養は皮に近いところにある的な話、大概いつも周辺と行間が問われている、本当は。なんつって。

『ネットの文言でも、リアルの発言でも、

とある病気やら、とある障害について、それが何であるか、それがどんなものであるかについての話が為されたり、ピックアップされることは多々ある。

知識、エピソード、定義、イメージ、状態のあれこれ。

ほんとは、
その病気や障害がどんなものか?と語る時に
明らかにされてしまうのは、
それを語る側のリテラシーだったり、
解釈のあり様だったり、
人としてのあり様なん

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高齢者というメディア2019年1月   【縁起と因縁『ここから先を考えない』覚悟】

高齢者というメディア2019年1月   【縁起と因縁『ここから先を考えない』覚悟】

あのねぇ、さがんさん。
お釈迦さんは、死んだ後の世界とか霊魂の存在をはっきりと否定しとるんよ。スッタニパータいう原始仏教の経典で。
生きる、その先の、死ぬ・・・死んだ後、とかそういうことではなく、
そこには「縁起」いうもんがあるだけやっていわはんねん。
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【縁起】いうもんはね。ものごとの流れ・・因果関係とでもいうんかな。こういうことがあって、その結果、あ

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