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時に「写真は事実」として一人歩。

◾️ベトナムの金融詐欺事件数は東南アジア最多。
・最近のベトナムNEWS(2023年11月10日付)、「ベトナムの金融詐欺事件数、東南アジアで最多」、「2022年ベトナムで4億件以上のデータ侵害があった」と報告された。
・また、「同年、東南アジアで4300万件以上の金融詐欺が防がれ、そのうちベトナムが1784万7857件で最も多い」との統計もある。

◾️更なるメディアリテラシーが求められる。
・「データ侵害の主な原因は、インターネット関連サービスの提供者やIoTデバイス、カメラ、センサーなどのシステムからの漏洩であり、これらのデバイスからのデータ漏洩を避けることは困難」。
・「データを保護するためにはセキュリティポリシーが整う評判良いインターネットサービスプロバイダーの選択、個人のセキュリティ設定のカスタマイズ、エンドツーエンドのデータ暗号化などが重要」等と言われる。
・現在、世界中で様々なメッセージアプリ、SNSが使用されているが、之迄以上に個々のメディアリテラシーが問われ、自己防衛の行動も求められている。

◾️ベトナムの個人情報保護法は2023年7月1日施行。
・ベトナム政府は2023年4月17日、『個人情報保護に関する/政令13号(13/2023/ND-CP)』を公布し同年7月1日に施行される。在ベトナム企業はベトナムの個人情報を扱う事業者などは対応を迫られる。
・以前、会社の同僚(それ以上でも以下でもない)のベトナム人女性に「テト(旧正月)はベトナムにいるなら是非ベトナムのテトを経験して欲しい」という事で彼女の実家に伺いご家族とテトを楽しみ想いでに皆んなと記念写真を撮った。
・テト開け会社に行くとある同僚から、唐突に「お前は彼女と付き合っているのか」と問われその理由を聞くと、彼女のSNSに上述の記念写真が世界発信されていた。
・いつの間にか自分の写真が誰かによってSNS等にアップされるのは「ベトナムではごく普通」という事を暮らしながら知っていったが、「個人情報保護」に関して年々人々の意識は高まっているものの事業者は従業員等へ「個人情報」とは何なのか、彼らの理解を得ながら実務に落とし込み、政令が浸透するまでもう少し時間が必要だろう。

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