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幸せの伝播。

■配車アプリ市場規模。
・最近のニュース(2024年3月18日付)、「配車アプリ市場売上高1084億円、首位『グラブ(58.7%)』、誕生1年2位『サインSM(18.2%/全車EV及び電動バイク)」。
・上述データは、インドの調査会社『モルドル・インテリジェンス(Mordor Intelligence)』が発表。
・2023年4月にサービスを開始した『サインSM(Xanh SM)』は「地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ(Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)が運営」している。

■台頭するEVや電動バイク。
・2023年10~12月の売上高ベース市場シェアは、首位にシンガポール系『グラブ(58.7%)』を占めた。『サインSM(18.2%)』2位、地場系『ビー(9.2%)』3位、インドネシア系『ゴジェック(5.9%)』4位、地場系『マイリン(2.7%)』と『ビナサン(2.2%)』が5位と6位に続いた。
・『サインSM』現時点、EV2万台、電動バイク6万台を保有し運転手を提携相手として扱う他のライバル企業と異なるビジネスモデルを展開している。GSMは「『サインSM』の運転手を社員として扱い、給与・福利厚生費を支払い、サービスの実習等も行う。また、車両は運転手が購入する必要が無く、会社が提供」する。更にGSMは「EVや電動バイクの配車サービスに留まらず、宅配やレンタカー等のサービスも展開し、ベトナムでのEV普及戦略に取り組んでいる」。
・余談、私のベトナムでの秘かな楽しみは配車アプリを利用する時だ。サービスを利用する際、バイクか、車かそして四人乗りもしくは七人乗りなどは選べるが、予めガソリン車かEVか選定する事は出来ないため、どんな車が配車されるのか分からない。EVや電気バイクが配車された時、私はワクワクする。スムーズな走り出しやエンジンによる音や振動がないため乗り心地良くとても優雅な気持ちで移動出来るからだ。

■「私はラッキーだ」。
・配車されると「おおー、この電動バイク格好良いね!今日私はラッキーだよあなたのバイクに乗る事が出来るんだから!」と私はついつい余計な事まで運転手に伝えてしまう。それでも大半の方は「そうかい?そう言ってもらえて嬉しいよ!」と返してくれる。配車アプリの利用頻度は少ないが、利用する際私は毎回ほんの気持ち程度なのだが多めに支払うようにしている。日本にいた時は運転手の方が缶コーヒーを買えるくらいの金額を多めに支払っていた。
・理由は「運転する方が喜んでくれれば次に乗る人が気持ち良くその車を利用出来るだろう」という思いからだ。この言葉は誰かがどこかで書いていた、この考え方が忘れられずに何時までも私の中に残っていた。確かに私が運転手で「もし宜しければ(冬であれば)温かい缶コーヒーでも飲まれてください」と言われたら、とても気持ちが温かくなり素敵なお客さんを乗せる事が出来た、そして次のお客さんには温かい気持ちで「ご乗車ありがとうございます」と伝えられるのではないだろうかと想像していた。
・単なる移動手段と捉えればA地点からB地点に向かいそこで降ろされてサービスは終了だ。しかしこの間、上述を意識していればきっと誰かを幸せな気持ちにさせられるのではないか、と考えていると幸せが私にも伝播している事に気づかされる。

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