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もっと自由に、気軽に"ながら聴き"を

人生、2度目のクラウドファンディングに挑戦する。
有線ピヤホン3の時でさえ、noteを書かなかったのに(バタバタしすぎて書けなかったが正しいけど)。バタバタしていないわけじゃなく余裕があるわけでもなく、書くということを捻りださなきゃと感じたから書こうと思う。

なぜ、オンイヤースピーカーを世に出したのか

 2021年10月(この日付結構重要です)、オンイヤースピーカーという商品をHi-Unitから発売した。耳に掛けるタイプではやりの骨伝導イヤホンみたいな形をしている骨伝導じゃないワイヤレスイヤホン。

Hi-Unit HSE-BN5000

 もともと耳に入れないイヤホンは開発したかった。なんせ耳に突っ込むのが苦手な人は結構たくさんいる。またヘビーユーザーであればずっとイヤホンを着けているし、セーフリスニングの観点からも「耳の休憩」という観点からも考えていた。
 そして「出そう!」と決めた大きなキッカケがMETAMUSE(ex.ZOC)のにっちゃんと「耳に入れるイヤホン苦手なんだよね~」という会話をした時。

いろんな事情で「音を楽しむ」ことを制限したり諦めたりしている人がいる

 これを思い出した。2019年9月の「漠然と考えている小さな子供とママパパを楽楽(ラク&タノシク)にしたい」というツイート。それはほんとうに漠然とだったけど。

2019年9月30日のツイート

いつか何とかしたいなって思っていたこと。耳の事情だけじゃない。周辺環境や状況(育児や家事なんかもそう)で、諦めてしまっている人がいる。というよりも選択肢にさえ入ってないと思う。まずは届けないといけない。知ってもらわないといけない。

今回あえてスタート時のメインビジュアルを文字だけにした
メインビジュアル第二弾を3月20日から公開

再び、クラウドファンディングに挑戦

 そんなこんながあり、Hi-Unit製品を共同開発をしているアルペックス社の担当者の提案から形になったものが、現行モデルHSE-BN5000。ただ正直コスト面などから妥協をせざるを得なかった点がいくつかある。わかりやすいところだと充電口がmicroUSBだったり、みたいな。髭の男性がパッケージになっているのもすでに撮影済で、追加で費用をかけることができなかったからというのも、当時は無理してでも作り直せばよかったと後悔している。
 それでも販売元となるアルペックス社においても創業以来、自社製品で50本を超える事前予約が入り、おかげさまで非常に好評を得たといえる結果が出た。

「さあ!次のモデルの準備をしよう!」

 そんな矢先、Hi-Unit branding.株式会社での新会社設立、その新会社でのアルペックス社からの事業譲渡に繋がるもろもろの事情が行き先に立ち塞がってきた。※そのもろもろは割愛するけど。さらに追い打ちをかけてくる円安。現行モデルさえ10%の値上げをしたとて、もう飲みこめない。つまりは追加生産はできないし、次のモデルの話なども進みようもない状況だった。

株式会社アルペックスハイユニット

2022年11月18日、株式会社アルペックスハイユニット設立
2022年12月後半、事業譲渡契約締結、新事務所移転
2023年01月04日、新会社にて譲渡事業の業務運営を開始

 なんとか今年1月から業務を開始し形もみえてきた。そしてずっと次モデル開発を形にするタイミングを熟考していた。けれど考えれば考えるほど「すぐに」という答えしか出てこない。じゃあ次に考えるのは、どうやって進めるのか、到着したいゴールはどこなのか・・・。

  • オンイヤースピーカー自体を、ちゃんとユーザーに知ってほしい

  • 細部に渡るまで、出来うることは何なのかを吟味したい

  • 現行モデルでいただいた要望をさらに深掘りできる方法

  • オンイヤースピーカーが目指している未来をちゃんと伝えたい

「新オンイヤースピーカーでクラウドファンディングに挑戦しよう!」

 僕のとっては必然の結論でしかなかったけれど、それは結果として「恐怖」の始まりでもある。それでも再び、クラウドファンディングに挑戦しようと決めた。

クラウドファンディング概要

実施プラットフォーム:うぶごえ( https://ubgoe.com/
 開始日時:2023年2月7日(火曜日)19時
 終了日時:2023年5月30日(火曜日)23時59分
お返し:新オンイヤースピーカー
 お返しの価格(税込/送料込)
 1本:9,900円(限定数:1,000)
 2本セット:18,810円(5%オフ、限定数:300)
 3本セット:26,730円(10%オフ、限定数:200)

お届け予定時期:2023年9月中旬頃より順次出荷
※限定数終了後、2023年10月中旬頃より順次出荷分の追加します
募集方法:All-in方式
目標金額:1,200万円(有線ピヤホン3同様に通過点目標です)
プロジェクトページURL: https://ubgoe.com/projects/324

お返しの新オンイヤースピーカーは、現行モデルでいただいた【フィードバックやご意見をもとにブラッシュアップ!】

「想像よりも音がちゃんと聞こえる、鳴る」
「この音の感じ方なのに音漏れが少ない」
「骨伝導のような振動や圧迫感がないから付け心地がいい」
「外音取込と違って自然な音が聞こえるし開放感もある」
「これならお母さんの声にも気付けるし音も聞こえるし怒られない!」
「とにかく軽くて楽チンでずっと着けていられる」
という高評価をもらった部分は踏襲し、

■バンドサイズ調整可能(老若男女子どもまで)
■さらにこだわった装着感(もっともっと楽に)
■音質のさらなる見直し(やっぱり音はこだわりたい)
■microUSB → typeCへの変更(地味に大事なところ)

などを反映した新オンイヤースピーカーを開発・製造し、お届けする。

私にだけ聴こえる耳の上のちいさなスピーカー。
ちょっとした時、ふとした時、好きな時、
耳をふさがないから、もっと自由にもっと気軽に"ながら聴き"

さいごに

 心情を吐露させてもらうと「ただただ怖い」しかない。本当に怖い。有線ピヤホン3の時の多大な多大なご支援をいただいたがゆえに、ずっとずっと怖さを感じている。この怖さを越えていく答えは、このプロジェクトに挑戦する過程でしか見つからないだろうし、頑張るしかない。

耳をふさがない安全性(外の音が聴こえる!)
耳穴に入れない快適性(あのしんどさからの開放!)
側圧/振動のない軽快感(圧迫感や違和感がない!)
気になる音漏れを軽減(驚きの音漏れ軽減を実現!)
バンドサイズ調整可能(女性や子どもが使いやすく!)
使い勝手も大幅に向上(充電方法や形状を改善!)

 育児・家事・作業・仕事・運動・チルタイム、聴覚過敏や外耳炎・居住環境などもあると思う。そういうあらゆる環境や状況・事情で、音を楽しむことを限定したり諦めたりしている人たちがいる。できうる限り多くの人にオンイヤースピーカーという存在を知ってもらい、安全・快適にそして楽に音を楽しむ選択肢の1つとして届けたい。

ご支援・プロジェクトのシェア応援、何とぞよろしくお願いします!
https://ubgoe.com/projects/324

マンガ家、イラストレーターのいしかわひろこさんに描いてくれたイラスト
あらゆるシーンで、好きな時に気軽に、ながら聴き

レビューコメントありがとうございます!

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