【シロクマ文芸部】変わる時
お題:変わる時
「変わる時間」
「あー、うん。まあ伝わるかな」
「書くペン」
「それは反則でしょ」
放課後の帰り道。オレンジと青の混ざった空の下。中途半端に知識を得た発展途上の"学生"と言う生き物は、すぐにくだらない遊びを思いつき実行する。道に転がっていた手頃な大きさの石を交互に蹴りながら、回答と判定を繰り返す。
助詞を取り除き、名詞と動詞を反対にしたら、どれ程意味が伝わるのだろうかと言う、発展しきった大人が聞けば鼻で笑うような遊びを繰り返す。
「打つ文字」
「うん、良し」
「打つバット」
「ねぇそれも反則じゃん」
石が明後日の方角へと飛んでしまった頃。自宅が見えてきた。どうやら友人の反則負けで今日の遊びは終わるようだ。
明日は何を遊びにしてやろうか。学生の楽しみは尽きない。
学生って何であんなにくだらない事で楽しめていたんだろうな。
思い返すと不思議に思う事ばかりである。
(追記:記事の画像をつけ忘れてた……!)
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