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編集生活

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編集にまつわる日々の思いつきなどをぼちぼちと更新していきます。
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2020年1月の記事一覧

【第2回】 #勝手にタイトル改悪 〜noteの記事より〜

【第2回】 #勝手にタイトル改悪 〜noteの記事より〜

これは良いタイトルだなあ、と思ったものを「あえて改悪」することで、タイトルの妙に迫るコーナー。

第2回は今週思わずクリックしちゃったこちらの記事から。

ビーフジャーキを量産するサン~嫁氏と『もののけ姫』を見た話~

何これパンチ強すぎる。

改悪例例1:嫁氏の『もののけ姫』が、僕のと全然違う件

例2:嫁氏の『もののけ姫』の見方がオリジナルすぎて死ぬw

例3:【速報】嫁氏、『もののけ姫』で妄

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クリエイティブに重要な「面白がる力」を鍛える方法

クリエイティブに重要な「面白がる力」を鍛える方法

クリエイティブスキルが高い人の特徴として、「面白がる力」があります。

超実践主義のビジネススクールに対して、「スゴいなあ」って思うだけじゃなく「意識高すぎて怖くなる」と言ってみたり、クオリティが微妙な動画コンテンツに対して、「つまらない」と切り捨てず「ちょwゆるすぎて逆に好感度上がるw」と言ってみたり。

普通ならスルーしてしまうような話でも、強い好奇心で1を10にも100にも仕立て上げてしまう

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コンテンツの質を左右する「心理的情報量」

コンテンツの質を左右する「心理的情報量」

コンテンツの質を考える尺度として「情報量」があります。

テキストより画像、画像より動画のほうが情報量が多いので、例えばレシピなどのハウツーなどは、テキストより動画のほうが伝わりやすい。

じゃあ、テキストは情報量が少ないから質が低いのか、といえばそうでもない。

なぜなら情報には、「物理的情報量」と「心理的情報量」があるからです。

例えば俳句や短歌。

俳句や短歌の「物理的な」情報量は、5・7

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あなたの「小さな知見」だって、きっと誰かの役に立ちます

あなたの「小さな知見」だって、きっと誰かの役に立ちます

ことあるごとに「アウトプットし続ける」ことの重要性を語っていますが、アウトプットできない人の中には、こう考えている人もいます。

自分の知見なんて、もっと頑張ってる人からすれば大したことない。だからわざわざ発信しない。むしろドヤ顔で発信することは恥ずかしい。

なるほど。気持ちはわかります。でも。

これだけ世の中に情報が溢れている時代です。誰がどのタイミングで情報を得るかはわかりません。たとえ上

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誰かへのフィードバックこそ、自分の成長機会と捉えたい

誰かへのフィードバックこそ、自分の成長機会と捉えたい

編集者なりたてのころ、あるライターさんにこっぴどく怒られたことがありました。

僕「これはこの部分が面白くなく感じるので、もっとこういう感じにしてください」

ライターさん「面白い面白くないは主観ですよね。どういう効果を期待して、どう直したいのか具体的におっしゃってください」

いまでも、折に触れて思い出します。

ゴールは評論ではなくブラッシュアップ人がフィードバックするところを見ていて、「ここ

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雑誌「steady.」が、今っぽデザインを押し出してきた件

雑誌「steady.」が、今っぽデザインを押し出してきた件

昨年こちらの記事で書きましたが、メディア環境の変化に応じてメディアは変化していきます。

今回、雑誌の「steady.」に少し変化が現れたので報告します。

表紙のテキストに囲み文字が多用されています。いろんな特集の中で、「まずはここだけでも見てほしい」って言葉を囲んでるなという印象を持ちました。

これ、数年前からWEBで目立つようになった手法ですね。僕が初めてこの手法を見たのは、ONE MED

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【第1回】 #勝手にタイトル改悪 -新R25の記事より-

【第1回】 #勝手にタイトル改悪 -新R25の記事より-

最近読んだ短歌の入門本で、短歌を「添削」するのではなく、あえて「改悪」することでポイントを伝えるものがあって。それがすごくわかりやすかったんですね。

よいものは真似るがものつくりの基本。僕の得意分野である記事タイトルで、試しにやってみます。今回はタイトルにも定評のある「新R25」の記事から。

論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3

改悪例
論破する人は

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noteを書き続けるために必要なマインドスイッチ

noteを書き続けるために必要なマインドスイッチ

「ものつくりとスポーツは同じ。アウトプットし続けなければ、ものつくり脳はなまります。極力毎日続けることが重要です」

編集の講義などで受講者にそう伝えると、「でも毎日発信するほどのことがありません…」と言われることもしばしば。

でも多分それは、完璧なものを目指しすぎなんだと思います。

野球の素人がいきなりメジャーリーガーと対戦できるわけありません。初めて取り組むスポーツであれば、まずは筋トレ、

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ドラマ「教場」に思う、自分のインサイトを引き出す難しさ

ドラマ「教場」に思う、自分のインサイトを引き出す難しさ

フジテレビ開局60周年を記念したスペシャルドラマ「教場」を見ましたが、久々にテレビに釘付けになりました。

木村拓哉の新たな代表作との呼び声も高く、これまでどちらかというと「動」「熱」の役柄が多かったのとは対照的に、「静」「冷」の新しいキムタクが見られたのもよかった。

“教場”と呼ばれる警察学校の教室で、冷酷無比な教官・風間公親と警官を目指す生徒たちの間で繰り広げられるドラマを描いた作品。原作は

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noteの見出し画像(OGP画像)について意識したこと

noteの見出し画像(OGP画像)について意識したこと

noteってテキストを書くのに向いてるフォーマットなので、@narumiも書いてますが、画像をふんだんに使うレポート系の記事よりも、ノウハウや随筆のような記事が多いようです。

そこで困ったのがノウハウ記事につけるOGP画像。noteでは「見出し画像」と呼んでるやつですね。

SNSでシェアされるときに大きく表示される(目を引く)画像なので、クリエイティブ次第でクリック率が変わります。

何が書か

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