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Wantedlyの業績が既に黒字化していたようなのでビジネスモデルを調べてみた

Wantedly(ウォンテッドリー)は2012年2月にスタートしたビジネスSNS。Facebookと連携して企業の採用活動を支援する仕組みとなっています。Wantedly Adminの案内資料からそのビジネスモデルと先日決算を発表したので見てみましょう。


Wantedlyとは

ゴールドマン・サックスを経て、Facebook Japanに初期メンバーとして参画した仲暁子氏が起業し、起ち上げたサービス。2015年6月には日本経済新聞社と資本業務提携をしている。

企業理念は「シゴトでココロオドル人をふやす」こと。

利用企業数は急増中

 特にスタートアップ界隈で名前を聞くことが多くなったWantedly。やはり利用企業は急増しているようだ。

提供アプリ

短期間で多数のアプリを起ちあげているのはすごい。

ユーザ向けだけでなく採用担当者向けにもスマホアプリが開発されている。そしてすごいのは2014年にApp StoreとGoogle Playの両方でベストアプリに選ばれている。

登録ユーザ層

20~30代が8割。エンジニアの比率が高いですね。



Wantedlyの画面構成

ユーザから見た画面

ここは実際にサイトで確かめたほうが速いですね。

採用担当者から見た画面



Wantedlyのビジネスモデル(料金体系)

ここが重要なビジネスモデル部分です。

トライアルは無料

トライアルはなんと無料。いわゆるフリーミアムモデルですね。先着10名まで連絡可能なので、経営者・人事担当者は一度試してみても良いのでは?

使い勝手が良いと思えば、月3万円程度のビジネスプランからあるようです。

14,000社がどのプランを使っているかわかりませんが、比較的トライアルから次のプランに移行する比率は高そう。そうなるとストック型で業績は伸びていきそうです。

掲載数やメッセージのやり取りなど上限なく使えるエンタープライズ

様々なオプションも

創業者の仲暁子さんがいたFacebookとも広告サービスで連携が色々と図られていますね。

マッチングのクォリティを上げたり、募集人数を増やそうと思うとコストをかければ上記のようなオプションがあるようです。

これらのオプションを企業に活用してもらうことでWantedlyとしては客単価向上に繋がります。



Wantedlyの決算

当期純利益はギリギリ黒字になっていますね。また資本準備金を減少させるようなので、累損も解消するでしょう。

社員数も50名にまで増やし、これだけアプリ等開発に投資しているのに早期黒字化を達成できたのは素晴らしい。今後成長が見込めそうだな。