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2023.7.5 世界が驚愕…日本で起きた潜水艇事故

<タイタニック見学ツアー乗組員の5人全員死亡>

先日起きた、タイタニック号見学ツアーの痛ましい潜水艇の事故は、まだ皆さんの記憶に新しいと思います。

一部では、
・メンテナンスが不十分だった
・ツアー会社が安全性を無視して実行した
・潜水艇は圧壊し跡形もなくなった
などと噂されていますが、結局のところ真実は分からないまま…。

他国の話ですから、私たちにとっては少し遠い世界の話に聞こえるかもしれませんが、実は、日本でも過去に同様の潜水艇事故が起きていたことを貴方はご存知でしょうか?

また、以下の内容から、今回紹介する日本の歴史上の偉人が誰だか分かるでしょうか?

文学者の夏目漱石は、
「近年稀に見る崇高で誠実な感情を吐露した名文だ」
として、この人物の遺書に深く感銘を受け、歌人の与謝野晶子は、彼の死を悼むと共に、15首にも及ぶ歌を詠んでいます。

更に、戦前の教科書には、この人物が必ず登場するだけでなく、軍歌や校歌にも歌われたりと、当時の日本人ならば誰もが知っていました。

また、この人物は日本だけではなく世界にも知られています。

元アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトは、この人物の生き方に感動し、国立図書館の前に彼の遺言を刻んだ銅板を飾ったほど…。

その銅板は、日米戦争が始まったときでさえも、撤去されることはありませんでした。

イギリスでも、海軍の教科書に彼の名前が取り上げられ、今でも世界の海軍士官の模範となっています。

このように戦前までは、日本そして世界にも広く“英雄”として知られていた人物ですが、戦後になると、この人物の名は日本の教科書から一切姿を消し、今ではその存在を知る者はほとんどいません。

戦前、“英雄”として褒め称えられたこの男は、どんな人物だったのでしょうか?
一体この男の何が、世界中を感動させたのでしょうか?

戦後、私たちの前から姿を消したその歴史を、今から解き明かしていこうと思います…。


時は20世紀初頭。
世界では、ある新型兵器の開発が急がれていました。

レーダーや感知器に探知されることなく相手の領土に入り込み、敵を攻撃する最強の兵器。

世界各国で極秘裏に開発が進められていました。

その新型兵器とは…、

潜水艇。

しかし、知識も技術も不十分で、手探り状態の中で開発が進められていた潜水艇は、世界で悲惨な事故が絶えませんでした。

例えば、1905年のイギリス海軍。
当時、使用していた潜水艇A8号が、何らかの原因により急激に船首が沈み込み、ハッチから海水が侵入して沈没。

乗組員15名が亡くなる事故が起きました。
同年、フランス海軍の潜水艇ファルファデ号でも同様の事故が起きています。

この事故では、誰一人として生存者はいませんでした。
引き揚げられた船の中は、どうにかして生き延びようと苦しみ藻掻もがく軍人らの痕跡がありました。

我先に逃れたいと、乗組員たちがハッチに重なり合い亡くなる者もいれば、脱出を争い、隊員同士が殴り合い死亡するというケースもありました。

これらの事故はほんの一部にしか過ぎず、世界中では潜水艇の事故が多発し、その度に多くの犠牲者を伴いました。

そして、このような事故は他国だけではありませんでした。

我が国日本でも、決して忘れてはならない潜水艇の事故が起きていたのです…。

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