基準と感情

仕事は基準を持って進める。
感情やモチベーションを仕事に持ち込むと、良くない結果を招く。
感情やモチベーションはプラスマイナスする。株や為替と一緒で、上がったら落ちるのが感情やモチベーションだ。
基準は上げたり下げたり意思で変えられる。
意思と基準を持って仕事を進めるのがスマートで良いと思う。
基準を超えられなくても、メンタルをやられて鬱病になることもない。
仕事がうまくいかなくても焦燥感や恐怖感を感じることはない。


目標や基準は少しづつ上げていく。
達成可能な目標や基準を少しづつ上げていくことが限界を越える最良の方法だと思う。


1マイル4分の壁、という有名な話がある。
陸上競技でロジャーバニスターという人が人類には絶対に越えられないと言われた記録を超えていった話だ。
彼は達成可能な目標を設定して少しづつ記録を伸ばしていった。
少しづつ基準を超えていくことで、人の仕事は思いもよらぬ所まで伸びていく。


基準は目標達成に対して、大きなエンジンになる。


古代中国では法家が基準を持って統治を行うことで中華統一を果たした。
キングダムという漫画に出てくる時代で、2400年前の中国にはまだ中国という概念がなく、7つの国が争う戦国時代だった。

他の6国を滅ぼし覇権を取ったのが秦の始皇帝で、法家の作った厳格な基準が大きなエンジンになった。

当時は誰も中華統一なんて考えられなかったし、秦が基準を持って統一しなければ、ヨーロッパのように小国が乱立したままだったかもしれない。
まあ中華統一後、秦は15年で基準が厳格過ぎて崩壊するのだけれど。
同じ基準を儒教化して、別の見方で基準を下げて採用することで、次の漢王朝は400年続いた。

感情やモチベーションを排し、基準を採用することで思いもよらぬ結果が出せることは、人類の歴史が証明している。


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