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「自分の居場所」

今日は日曜日。でも来週のスケジュールを少しでも楽にするために、お気に入りのコアワーキングを利用してみた。

カフェだとなんか「2時間くらいで出たほうがいいかな…」って気にしなきゃ行けないけど、ここならいつまででもいられる(そりゃ、お金払ってるからね、エヘン)。ちょっと高いんだけどね、特別に集中したい時はとてもいい。

で、ちょっと小腹が空いたから、外で空を見ながら「ふぅー」って休憩することにした。ドーナッツとあったかいお茶を片手に。ドーナッツをもぐもぐしている時に、ふと頭をよぎったのは、昨日の家族でのお食事の風景。家族御用達のトンカツ屋だ(美味しかった…)。

私は今、カナダ在住で、日本に少しだけ滞在している。なので久しぶりに帰ってきたら、ありがたいことに家族・親戚はお祭り騒ぎをしてくれる。妹は私のスケジュールを抑えるのに必死、母は毎日の食べたいものを聞いてくれる、祖母は毎回の私との旅行を楽しみにしてくれて、父は静かに実家に少しでもいようとする(笑)。自分で言うのもなんだけど、家族に恵まれているなぁと、日本に帰ってくると実感する。

さて、家族の自慢をしたいのではなく、そんなありがたい温かさを感じながらも私が考えたのは「私の居場所ってどこだ?」ということ。

日本に帰れば私の温かい家族が迎えてくれる。でも、本当に住んでいるのはカナダ・モントリオール。幸いにも友達に恵まれ、楽しく暮らしている。一人暮らしにも慣れてきて、寂しくなったら電話する相手もいるし、頼れる人もいる。

でもなんか、日本で感じるこの「ホワ〜ン」とした温かさとは違う。帰ってきたら絶対嬉しいと思ってくれるという、絶大なる安心感とは、正直思う。これは何の違いか…と考えていたときに、ふと、双子の妹を思い出した。妹は結婚して、旦那と可愛い娘に恵まれて東京にいる。実家にはめっちゃ近いわけではないけど、軽く行ける距離だ(カナダと比べればw)。

妹にはつまり、「自分の家族」がいるのだ。旦那と娘だ。両親は両親が作った家族、妹は妹が作った家族。では、独り身の私は…!?と、ハッとなった(笑)。

別に妹を妬んでいるわけでは、決してない(笑)。だって自分でここまで独り身の生活スタイル「自由」を手に入れてきたから、1ミリの悔いもない。むしろ大満足だ。

でも、今回初めて「家族を作るっていいな」って、素直に思った。正直、結婚とか家族を作る、子供を産むって「自分に?子供?え?家族」って言う感じだった。

これが寂しさなのか?これが歳をとったってことなのか?認めちゃっていいの?…と気持ちの奥底から、問いかけがワンサカしている(笑)。

寂しさでもなんでもいい。大事なのは今、自分が何を求めていて、どんな気持ちなのかを、しっかりみてあげる事だと思う。

今の私は、とてもワクワクしていた(笑)。まさか自分が「家族が欲しい」と、正直に思える日が来るなんて、思ってもなかった。

人それぞれ、自分の居場所がある。100人いたら、100通りの居場所がある。家族を居場所にする人、誰にも邪魔をされない一人暮らしを居場所にする人、仕事場を居場所にする人………。

大切なのは、自分の欲を認めてあげること、だと思う。
あなたはどの場所にいたい?と、聞いてみる。そして、自分の居場所は自分で作ること。自分の好きな居場所にいること。自分の居たい場所に居られるように頑張ること、素直になること(笑)。

もしかしたら私みたいに、「私の居場所」にいく途中の人だっている。途中でもいい、行きたい先が見つかったのなら、焦らずゆっくり準備して、行けばいい。

私はこの先もカナダ・モントリオールに居たい。そして今は、自分の「家族」を作りたいって思う。家族についてもう一度、真剣に考えてみようと思う。

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