紗羅

事務のお仕事をしながら コツコツと働いています。 ここ数年になりますが  詩を書く事が…

紗羅

事務のお仕事をしながら コツコツと働いています。 ここ数年になりますが  詩を書く事が好きになり いろんな自分や心について書いています。 見かけたら読んで頂けると幸いです。

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記事一覧

題名 「雨時間」

静かな時間の 始まりを告げる。 思いに浸り ただ見つめる空間は 心穏やかに 自身を洗い流して 新たな自分へと リセットをかけていく。 雨雲の不安な予感も 暗く淋しさが漂…

紗羅
13時間前
77

題名 「季節の道」

見渡した先に いつも次の季節が待つ。 今は初夏の候が 辺りに広がり 夏への準備が始まる。 暑き日差しの下で まだ爽やかな風が吹く 心地良いひと時。 明くる日は 曇りの空…

紗羅
3日前
118

題名 「心語り」

いつだって積み重ね 言葉を並べる日々があり そこには思いが込められる。 パズルをばら撒き 乱れたままで あちこち拾い集める日常。 発した言葉を跳ね返し 受け止めながら …

紗羅
4日前
94

題名 「時が経つ場所」

歩いていても 走り続けても 止まることがあり 振り返ると 見えない時の流れが すり抜けるように 通り過ぎていく。 忙しい場へ身を置き 緩やかな地を求め 人は漂うように 彷…

紗羅
4日前
94

題名 「親愛なる者」

短い時の中で出会う 心思う人達へ ありがとうの一言を伝え ゆっくりと手を振り 笑顔で皆に一礼する。 思い浮かんだ 懐かしき人や 今携わる人 いろんな出会いが 横切るよう…

紗羅
5日前
113

題名 「近く遠き未来」

今日から明日へ渡る 近い未来は 見えているようで まだ見ぬ先が待っている。 扉は少しだけ開き 隙間から覗けるように 明日への道が 目の前に控えている じっと見ようとすれ…

紗羅
10日前
108

題名 「一度きりの日」

毎日の出来事が過ぎ 今日と明日を繰り返し 過ぎ去る日々は 季節を巡るように 足早に変わりゆく。 現実の足跡をつけ 時には夢のように浮き 自分の存在が この地を生きる。 …

紗羅
12日前
126

題名 「人である定め」

人として生まれた時 暗闇の下から 儚さを身につけ 輝きを探すように 始まりの風が吹く 逆らうことは許されず たった一度の今を 日々歩み続け 何かを抱いても どうあがいて…

紗羅
2週間前
118

題名 「初夏の夢」

夏へと渡る隙間に 季節が漂い この空を 彷徨うように揺れ動く 春の香りが静かに消え 四季は風に運ばれ ゆっくりと移ろう 見つめる空に 夏を彩る星たちが控え 涼を感じる 初…

紗羅
2週間前
129

あなたの詩作品を読ませて題名「愛しい予感」

cofumiさんの企画に 参加をさせて頂きたいと思います。 cofumiさんは「恋愛詩」 さまざまな恋愛模様を描き いろんな心情を 言葉で紡いでいます。 自分も過去に 恋愛詩へ…

紗羅
3週間前
119

題名 「翠色に染る」

止まる風と 日差しを受けた 深緑を目にしたとき 乾いた心へ 潤いが満ちていく 季節の移ろいは 繊細に揺れ この時代を緩やかに 今の自分を連れて 足早に駆けぬける 二度とは…

紗羅
3週間前
138

題名 「一年後も」

南風がこの街へ届き 吹き荒れる風は 少し冷たく そして春を呼ぶように 暖かさを残していく 不安定にくすぐる季節が訪れ 短い夢の時を運ぶ 肌で感じる懐かしさは 一年前この…

紗羅
1か月前
149

お題 「 セピア色の桜 」#青ブラ文学部

山根さんの企画に 参加をさせて頂きます セピア色は 少し奥行きを感じる 暖かい深みを思わせます この時期の桜と とても合いますね 「セピア色の桜」 西陽が当たる窓越…

紗羅
1か月前
119

題名 「強弱の間」

何故生きていく その問いに 無言の風が吹き 分からぬ答えのまま 今この地を踏む 不安や怖さを抱え 怯えた心は弱さを身につけ この思いを原動力へ 力の火種を起こし 払拭し…

紗羅
1か月前
106

「帰らぬ人」

幸せは過去にはなく
止まることではない
その場に求めても
何も還ることは
なかったあの日
ためらいがちに俯き
遠い目をした向こうへ
蘇る若かりし姿が
陽炎の中で煌めき
微笑みに包まれた中で
手を伸ばすと
またねと口にした
言葉の裏側に
さよならが潜み
消えていく

紗羅
1か月前
104

題名 「どこまでも」

青い空が 遥か遠くまで続いている 見渡す限りの広大さに 眩い日差しを浴びながら 少し目を細めて 静かに息をつく 緩やかな風が通り過ぎ 自由に飛び交う鳥達も 何処かを目指…

紗羅
1か月前
124
題名 「雨時間」

題名 「雨時間」

静かな時間の
始まりを告げる。
思いに浸り
ただ見つめる空間は
心穏やかに
自身を洗い流して
新たな自分へと
リセットをかけていく。
雨雲の不安な予感も
暗く淋しさが漂うこの時も
それは生きる中で
織り込まれる人の証。
雨に打たれたままで
笑顔を見つけ
流す涙を拾い集める。
人として
抱く思いを胸に
この姿を雨へ滲ませ
次の晴れ間が覗くまで
心底まで養い
触れていくように
自身の存在を満たしていく

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題名 「季節の道」

題名 「季節の道」

見渡した先に
いつも次の季節が待つ。
今は初夏の候が
辺りに広がり
夏への準備が始まる。
暑き日差しの下で
まだ爽やかな風が吹く
心地良いひと時。
明くる日は
曇りの空に囲まれて
太陽の小休止。
肌への感触は
少しひんやりと
余寒を感じさせ
季節が揺らめいている。
巡りゆく日々の中
あと幾度
この季節に出会えるだろうと
心を遠くへ飛ばし
和むしばしの時。

          紗羅

5月3日〜5

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題名 「心語り」

題名 「心語り」

いつだって積み重ね
言葉を並べる日々があり
そこには思いが込められる。
パズルをばら撒き
乱れたままで
あちこち拾い集める日常。
発した言葉を跳ね返し
受け止めながら
身体に巡らせ
自身と向き合う
難解の道をゆく。
そこには知らぬ心が眠り
呼び覚ますまでの
要する時間に
精神の呼吸と
感覚のバランスを取り
揺れている橋を
無の心で渡っていく。
辿り着く先は
地へ足を付き
触れていくことで
心がぴっ

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題名 「時が経つ場所」

題名 「時が経つ場所」

歩いていても
走り続けても
止まることがあり
振り返ると
見えない時の流れが
すり抜けるように
通り過ぎていく。
忙しい場へ身を置き
緩やかな地を求め
人は漂うように
彷徨いながら
待つことの無い
時と交わり
1日が終わりゆく。
黄昏に紛れて
夕刻の風に吹かれながら
空を眺める家路の前で
時の速さを切に思う。
今日へ向かった
晴れやかな空色は
今宵へと向かい
深みが増す夜空に変わる。
始まりを告げ

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題名 「親愛なる者」

題名 「親愛なる者」

短い時の中で出会う
心思う人達へ
ありがとうの一言を伝え
ゆっくりと手を振り
笑顔で皆に一礼する。
思い浮かんだ
懐かしき人や
今携わる人
いろんな出会いが
横切るように
通り過ぎていき
思い出は座り
そこから溢れ出る
涙が滲んでいく。
忙しい日々があり
時折自分を忘れ
何処かへ
置き去りになった時。
優しい声が心へ届き
温もりを感じたあの日。
淋しい風が吹く中で
光を照らした囁く声が
全身へ響い

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題名 「近く遠き未来」

題名 「近く遠き未来」

今日から明日へ渡る
近い未来は
見えているようで
まだ見ぬ先が待っている。
扉は少しだけ開き
隙間から覗けるように
明日への道が
目の前に控えている
じっと見ようとすれば
風が流れ込み
扉は閉まっていく。
遠い未来は
さらに向こう側へ
手は届かずに
足も進めない
明日や明後日も
自分の行くべき処は
広くはあれど
自身と言う1本のレール。
目指す彼方は
この身体が存在する限り
果てなく延び
続きを繰

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題名 「一度きりの日」

題名 「一度きりの日」

毎日の出来事が過ぎ
今日と明日を繰り返し
過ぎ去る日々は
季節を巡るように
足早に変わりゆく。
現実の足跡をつけ
時には夢のように浮き
自分の存在が
この地を生きる。
笑顔を見つけ喜びを知り
涙と出会い悲しみを知る。
溢れ出す感情は
いつも側へ寄り添い
隣り合わせの中を
毎日めまぐるしく
駆けていきながら
自身を映す。
そこで生まれた
強さと弱さ
優しさと厳しさ
すべてを取り巻く心が
小さな自分を

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題名 「人である定め」

題名 「人である定め」

人として生まれた時
暗闇の下から
儚さを身につけ
輝きを探すように
始まりの風が吹く
逆らうことは許されず
たった一度の今を
日々歩み続け
何かを抱いても
どうあがいても
自身が存在する限り
歳を重ね先をゆく
映る姿は少しずつ変わり
生きた証が残され
自分と向き合った時
その現実を認識する
瞳を閉じる
その瞬間まで
変えられぬ定めを生き
その場を掻い潜り
変えていける
意志を持ち合わせ
交互に折り

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題名 「初夏の夢」

題名 「初夏の夢」

夏へと渡る隙間に
季節が漂い
この空を
彷徨うように揺れ動く
春の香りが静かに消え
四季は風に運ばれ
ゆっくりと移ろう
見つめる空に
夏を彩る星たちが控え
涼を感じる
初夏の夜は
ほのかに香りを乗せて
瞳の中に魅せながら
夢へと続く
メモリーラインが
ページを刻む
時が止まるように
それを追い越す夏の夜が
すぐそこまで訪れる
熱視線へと変わるまで
もう少しだけ
このままで
余韻に浸っていよう

 

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あなたの詩作品を読ませて題名「愛しい予感」

あなたの詩作品を読ませて題名「愛しい予感」

cofumiさんの企画に
参加をさせて頂きたいと思います。

cofumiさんは「恋愛詩」

さまざまな恋愛模様を描き
いろんな心情を
言葉で紡いでいます。

自分も過去に
恋愛詩へ挑戦して
投稿をしましたが

しっくりこなくて
難しい現実…

恋愛が持つ感性の
微妙な心情変化や

とんとん拍子に切り替わる
フットワークを書くのが
苦手なんだと…
撃沈したことがあります(笑)

cofumiさんの

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題名 「翠色に染る」

題名 「翠色に染る」

止まる風と
日差しを受けた
深緑を目にしたとき
乾いた心へ
潤いが満ちていく
季節の移ろいは
繊細に揺れ
この時代を緩やかに
今の自分を連れて
足早に駆けぬける
二度とは戻れぬ
この場所へ
定めは時に切なく
儚さの煌めきを落とす
立ち去り際に
振り向いた視線の先へ
若葉の囁きが聴こえ
それは優しい香りのする
穏やかな心を
そっと教えてくれた

         紗羅

先週末に満開を迎えた桜は

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題名 「一年後も」

題名 「一年後も」

南風がこの街へ届き
吹き荒れる風は
少し冷たく
そして春を呼ぶように
暖かさを残していく
不安定にくすぐる季節が訪れ
短い夢の時を運ぶ
肌で感じる懐かしさは
一年前この場所に居た
あの日の自分が
笑顔で映り込む
しばしの時を経て
今へ辿り着き
桜舞う儚さの中へ立つ
安堵の呼吸と
ひと息つく
細やかな時間
心打つ春の波は
とても穏やかで
しっとりと煌めきを放ち
優しい光を帯びている
今感じたこの時を

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お題 「 セピア色の桜 」#青ブラ文学部

お題 「 セピア色の桜 」#青ブラ文学部

山根さんの企画に
参加をさせて頂きます

セピア色は
少し奥行きを感じる
暖かい深みを思わせます

この時期の桜と
とても合いますね

「セピア色の桜」

西陽が当たる窓越しに
頬杖をつきながら
訪れた春の行方を
ゆっくりと眺める
春空をひらりと舞う
花びらたちが
時の流れを止め
留まりながら
季節のキャンバスを
この空へと広げていく
一時である夢の中を
意思はなくとも
自らに従い
執着とは無縁の

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題名 「強弱の間」

題名 「強弱の間」

何故生きていく
その問いに
無言の風が吹き
分からぬ答えのまま
今この地を踏む
不安や怖さを抱え
怯えた心は弱さを身につけ
この思いを原動力へ
力の火種を起こし
払拭していく強さを身に纏う
どちらにも揺れ動き
一方へ傾きながら
時に折れそうで
しなる音は痛みの証
さするように修復をかけ
癒したあとは呼吸が戻る
そんな繰り返される日々は
自身に冷たい雨を降らせ
暖かい陽を浴びせるように
強弱の激しい

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「帰らぬ人」

幸せは過去にはなく
止まることではない
その場に求めても
何も還ることは
なかったあの日
ためらいがちに俯き
遠い目をした向こうへ
蘇る若かりし姿が
陽炎の中で煌めき
微笑みに包まれた中で
手を伸ばすと
またねと口にした
言葉の裏側に
さよならが潜み
消えていく

題名 「どこまでも」

題名 「どこまでも」

青い空が
遥か遠くまで続いている
見渡す限りの広大さに
眩い日差しを浴びながら
少し目を細めて
静かに息をつく
緩やかな風が通り過ぎ
自由に飛び交う鳥達も
何処かを目指して
ゆっくりと消えてゆく
この流れを視線が見つめ
体が追いかけるように
心も留まることなく
淡い夢を抱いた
今の自分を
このまま明日へと送るように
辿り着く今日に印をつけ
ほんのりと余韻を残し
この空を漂いながら
どこまでもゆく

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